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犬のしっぽブログ  Yasushi Kajikawa

  • 2013年6月19日

生育圏

圧縮力が顕示された空間に
張力による調和はありえない。

圧縮力の所有は
張力の破壊なのだ。

宇宙の生育圏(=domain)を
固定的に領土化するテクノロジーに
張力は無縁だ。

  • 2013年6月18日

沈黙する教育

自分をごまかす人々は
株価の上昇だけで
美や心の優しさ
喜びの気持をことごとく破壊できる。

経済恐慌への備えは完成している。

平時にも拡大してきたのは
他人の喜びや惨めさに対して
鈍感に、そして無関心になる
この教育システムなのである。

  • 2013年6月17日

予測について

デザインサイエンスは予測的である。
それは確率論に基づいた未来学(Futurology)とも異なる。

計画的陳腐化のための最新のテクノロジーが
効果的とは限らない。

デザインサイエンスは
効果的なテクノロジーを<先行させて加速する(anticipatory)>ことである。

現在が過去の蓄積であるかぎり
デザインサイエンスは現在に適用可能である。

つまり、予測とは
安全な賭ではなく、明日の<現実>でもなく
<現実>を昨日の思考から切り離す峻烈な行為である。

  • 2013年6月16日

続)メタフィジックスとフィジックス

デザインサイエンスは
過去を模倣しないばかりか
現在を陳腐化する。

シナジェティクスが
概念の牢獄を破壊するように。

  • 2013年6月16日

メタフィジックスとフィジックス

シナジェティクスは
未知からはじめるメタフィジックスである。

そのメタフィジックスを
テクノロジーに変換するのは
デザインサイエンスである。

  • 2013年6月15日

柔軟な強度

テンセグリティは
過去数千年間の固定的なエンジニアリングに対して
衝撃的な動的エンジニアリングを形成してきた。

圧縮材が不連続な構造として認識されるまでに半世紀を必要としたが、
実際にはテンセグリティが受ける外力の衝撃に耐える
<柔軟な強度>のほうがもっと衝撃的である。
バックミンスター・フラーレンがダイアモンドよりも
堅くそして柔軟であるように。

このテンセグリティの宇宙的な汎用性を認識するまでには
さらに数十年間かかるだろう。

  • 2013年6月14日

条件反射(Conditioned reflex)

思考が条件づけられている場合
自由な思考はつねに選択可能だと思われている。

自由主義経済学などは
imprintが成功した幻想的自由である。

imprintに失敗すれば
自由とは破綻と同義語である。

  • 2013年6月13日

IMPRINT

国家主義と利己主義、
そして偏見に満ちた脅迫的な理想像を
刷り込ませる彼らを排除したときの
静けさをわれわれはまだ知らないのだ。

しかし、この分裂した放射性物質に満ちた世界を
決定的に分裂して孤立した個人に負わせ始めたとき、
われわれの内部にある攻撃性が
絶えず何をなすべきかを教える指導者を
ついに存続させないならば
この静かに続く無知でも構わない。

  • 2013年6月13日

シナジェティクス変換

水素と酸素がそれぞれ
水に似ていないように
テンセグリティモデルが
棒と紐に似ていないのはなぜだろうか。

時間と空間が
時間と空間が相互に入乱れるローレンツ変換
によって同義語であるように
シナジェティクスでは
構造とパターンは
相互変換可能な概念である。

シナジェティクス変換では
2点間の距離を<統計的に>不変に保つような
原点を中心にした回転変換を表す。

  • 2013年6月12日

住居に対する宇宙の要求

人類は生存するために
住居を購入する最初の哺乳類である。

デザインサイエンスは
他の惑星に人間が居住する予測から
その住居(=シェルター)は
光に対して、熱に対して、
軽量化に対して、モバイル性に対して、
耐久性に対して、経済性に対して、
そして安全性に対して
宇宙工学的に総合的にデザインできる
という前提から始まっている。

住居に対する人間の要求ではなく
この最初の哺乳類に対する宇宙の要求が存在する。

  • 2013年6月11日

首尾一貫性

発見された原理は互いに矛盾しないが
思考の首尾一貫性こそ
原理の発見の機会を閉ざしている。

自然には首尾一貫性は存在しない。
絶えず再生的なのだ。

  • 2013年6月10日

試行錯誤さえも

シナジェティクスは
試行錯誤の終わりに形成される結果ではなく
むしろ何ものも蓄積しない
思考方法の探究とその過程にある。

既知なる知識を如何に空しくするかである。
試行錯誤さえも過去の思考方法に属する。

  • 2013年6月 9日

構造の英知について

数多くの構造部材から
一個の全体にまとめあげることによって
テンセグリティは生まれなかった。

構造の英知は、圧縮力の固有性からの逸脱から生まれている。

圧縮材を連続させない原理の発見は
中心的な支柱の排除から始まったのである。

テンセグリティ構造ほど
圧縮材を断片化した可視的な構造は存在しない。

真の構造の強度は
中心的な支柱の排除から始まったのである。

  • 2013年6月 8日

思考の表裏

ジオデシック多面体を
無限に分割していくと球に見えるだろう。
つまり球は存在しない。

分割と統合は思考の表裏だ。

  • 2013年6月 7日

手袋について

手袋は左右2つ同時に必要だが
非同時的に4つの手袋が存在する。

表裏はつねに非同時的に
内部と外部に変換される。

グランチの手先も4種類存在する。

  • 2013年6月 6日

ミクロビオティック

より長く生きる時間を必要とすると
長寿食(=マクロビオティック)になる。

しかし、近くのスーパーには
セシウム入りの短命食材(=ミクロビオティック)しか販売していない。

時間はいよいよハイコストになった。

  • 2013年6月 5日

自己放棄

形態美を放棄した
シナジェティクスモデルは
まだ自己の反映物なのである。

信念や規律
あるいはそれらの断片をも
放棄することがなければ
シナジェティクスには
どんな真実もない。

  • 2013年6月 4日

動的秩序

揺れ動く社会を忌み嫌い
静的な固体的な安定を求める願望こそは
無秩序の原因なのである。

テンセグリティの構造安定性を形成する
振動こそは
グランチが忌み嫌う動的秩序なのである。

より重要な部分を何一つ存在させないその秩序は
防御すべき中心をけっして所有しない。

テンセグリティは
本質的にアナーキー(an-archi=主たる存在がない)である。

  • 2013年6月 3日

メディア

真実には敵が多いから
嘘には味方が多い。

メディアは
味方が多い側にある。

彼らの株主にとって
多数決は収益を上げるための
最大の味方である。

  • 2013年6月 2日

創造的教育

より個性的になるために
何らかの欠点が与えられるように
より創造的に見せたいがために
さらにその個性に自惚れが与えられる。

創造性は教育が絶えず再生産する幻影だ。

  • 2013年6月 1日

アウトサイダー&インサイダー

自分を外部から観る方法の探査こそ
よりアウトサイダーにすると同時に、
包括的にかつ相補的に
自分を内部から観る方法を探査できる
インサイダーにするだろう。

  • 2013年5月31日

張力的飛躍

自重で変形しているのが分かる
ゴム紐や釣糸を使ったテンセグリティが、
美しく見えることはない。

最適な張力を利用した
構造には飛躍がある。

科学的に飛躍したテンセグリティは
制作可能であるが
大きさにかかわらず
ほとんど存在していないのは
不完全なエンジニアリングではなく
メタフィジックスの欠如からだ。

  • 2013年5月30日

内部と外部の分離について

テンセグリティを
幾何学モデルに閉じ込めるよりも
球状大気圏をモバイルする包括的テクノロジーとして
複製すべきである。

そうすれば、
内部と外部を分離するための
メタフィジックスが
自然に芽生えてくるだろう。

  • 2013年5月29日

続)人為的な被曝

日々人生は
より短くなっていくようにデザインされている。
自分や家族を守るための
日々の労働によって。

人生はより弱まっていき
個人的なエネルギーが
徐々に失われていくと感じている時は
まだ生きる残るために闘っている。

しかし、腐敗した社会ゆえに
ついに人為的に被曝させる社会では
日々何か失われていく感覚さえも
なくなっている。

そのような社会は
個と共に死滅するようにデザインされている。

  • 2013年5月29日

人為的な被曝

茨城県東海の加速器実験施設「J−PARC」は
5月23日正午ごろに同施設内で発生した放射性物質を
排気ファンによって
管理区域に排出させた人為的行為を
「実験装置はコンピューターで制御しているため、
人為的なミスではない」とした。

私の知る限り
<すべての科学実験は人為的である。>

室内放射線量も公表されていないのは
数千億ベクレルを超えた異常な事故だったからだろう。

  • 2013年5月28日

風のように

風には
風がまったく吹かない
互いに離れた2つの場所が
つねに存在する。

しかし、その風が吹かない場所さえも
つねに動いている。

風には
極性が備わっている。

  • 2013年5月27日

K2=8886m

中国のエベレスト測量隊はエベレストに登頂して
エベレストを三角測量した。
その結果は、8844.43m±0.21mだった。

世界一高い山の高さを測った人(8886m)は
その登頂に成功した人ではない。

もっと高い大気圏外から無人衛星が
レーザー光で測定している。

ただし、
地球の引力と自転による遠心力による
均一な分布を基準にした楕円体の「平均海面=水準面」からの
高さである。

裏庭のことは
無人衛星が一番よく知っている。

  • 2013年5月26日

続)5月の満月

太陽系ではすべてが
月のように軸回転している。

人間の知性は、情報量ではなく
地軸に対する回転移動距離に比例する。

しかし、人々は一つの場所に
定住したがっている。

  • 2013年5月25日

5月の満月

満月の夜は、焚き火をしない。
新緑の葉が数えられるほど
森も輝いている。

精神的肉体的な浪費も苦労もなく
個人的な物質をいっさい所有せず
どんなイデオロギーにも魂と奪われることもなく
ひたすらに身軽に自立的に移動するためには
かなりの包括的なテクノロジーが必要だ。

------------太陽系と重力、そして
この潮力交流発生機がなければ
5月の風さえも存在しないだろう。

  • 2013年5月24日

忌々しい時代

1929年以後、再来する経済的な緊急事態を想定して
何を食べて生存するかが問題だった。

そして、人間はセシウムを食べることにした。
人間は問題自体を食べる習慣を発明したのだ。

忌々しい時代は終わらないまま
忘れられている。

遺伝子レベルにはなかった構造とパターンだから。

  • 2013年5月23日

転写と翻訳

いかなる安定も持たない自由に目覚めるとき
限定された幻想的な世界が終焉する。

シナジェティクスは
直観をすでに理解したシナジェティクスによって
翻訳しない。

昔から存在するように見える
その何かを転写したい
風のようにやってくる直観を
昨日の概念で翻訳してはいけない。

そして、幻想的な、あるいは論理的思考によっても
けっして捉えられない
別の次元から新たな存在の絶えざる開示がはじまる。

それは、シナジェティクスの
始めなき、それゆえに終わりなき
リアリティの転写と翻訳が持続する時だ。

それ以上のリアリティを求めてはいけない。

  • 2013年5月22日

続)レイマン

生きるために考える仕事と
考える仕事とは別だ。

<レイマン>が考える仕事を求めれば
すぐに失業するだろう。

生きるためには考える時間が必要だ。
<レイマン>の単純で個人的な関係は
その時間を絶えず生成する。

  • 2013年5月21日

レイマン(layman)

当時シルクスクリーンの印刷工だった私は
休日にテンセグリティモデルと
ベクトル平衡体モデルを制作しても
シナジェティクスを理解できなかった。
そもそも英語が読めなかったせいにしていたが
その魅力は脳裏から去らなかった。
------------完璧な3Dでインプリントされたのだ。

40年前に遭遇したこの出来事は
バックミンスター・フラーに会う十分な動機であった。

最初の論文のスパーバイザーは
バックミンスター・フラーであったが
彼は英会話の素晴らしい最初の教師だった。
私が最初に書いた論文は、最初に印刷された数学論文となった。

私が完璧な<レイマン(layman)>からスタートした事実は
論文を書くよりも重要だった。

これほどまでに単純で個人的な関係を選択できたのは
バックミンスター・フラーが完璧な<レイマン>を理解する
真に知的な教育者であったからだ。

現在の知的産業社会が教育に期待するのは
私のようなレイマンではなく、超専門家たちである。

彼らが教育カリキュラムや株価、
そして、原子炉を設計している。

  • 2013年5月20日

メタフィジックスモデル

飛行機のプラモデルを組立しても
航空力学が理解できないように
ベクトル平衡体モデルや
テンセグリティモデルを制作しても
シナジェティクスを理解できない。

完全な理解を求めれば、
すぐに失業するようにデザインされている
希有なメタフィジックスモデルである。

何かがあると感じても行動することは稀である。
知識は増えるほど行動しないように人間を教育できる。

みんな専門家になりたがっているから。

  • 2013年5月19日

振動について

光合成生物が
光エネルギーを使って
水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成しているように、
テンセグリティは
風や雪や雨といった外部からのエネルギーを
張力によって<より分散してより統合する>非有機的生命である。

<分割して統治する方法>は
外部からシステムを変容または破壊する方法であるが
<より分散してより統合する方法>は
システムを通過する外部エネルギーが
そのシステムをより統合する方法である。

共鳴現象は無生物の統合過程にも現れる。

  • 2013年5月18日

新たなジオデシック構造

21世紀のジオデシックドームの製作者たちが
新たなジオデシック構造とそのパターンに関する原理を
発見することがないのは
その機能だけを信じているからである。

実用性の信奉者が実用性を生み出すことはないだろう。

ウイルスでさえ自己複製だけを行っているわけではない。
生き残るための新たな構造とパターンを
発見する方法を知っている。

  • 2013年5月17日

複製と翻訳

道を覚えられない人が
赤い車を目印にするように
シナジェティクス原理を独自に発見できない人は
シナジェティクス・オブジェをより美的に複製している。
美的な指標にするために。

美しいオブジェを指標することは
シナジェティクスモデルを翻訳するよりも
簡単なことだ。

シナジェティクスモデルには
無数の未知な言語が潜んでいるがゆえに
翻訳に成功したモデル言語よりも
シナジェティクス・オブジェの方が複製されやすい。

シナジェティクスモデルの複製と
シナジェティクスモデル言語の転写・翻訳は、
互いに異なった行為である。

前者は形態と機能の複製が優先されるが
後者では概念の解読または原理の発見、
そしてその翻訳が優先される。

そして後者が新たな前者を生成するのである。

  • 2013年5月15日

アンチ・レバレッジ

外部や内部からの力に対して
変形しない物体は宇宙には存在しない。
剛体は理想化された仮想的な物質である。

剛体力学は、数千年間も梃子(lever)という
棒状の剛体の実用性に囚われてきた。

経済でさえ、他人資本を使うことで、
自己資本に対する利益率を高めるレバレッジに夢中である。

rigid body dynamicsから
レバレッジなきtensegrity dynamicsへ

この張力の包括的な原理と実践方法については
まだ誰も科学的に教育できていない。

  • 2013年5月15日

より細く、より強い方法について

球の表面積に対して
より小さく分割して頂点数を増加して強度と剛性を
シナジー的に増大させる方法が
ジオデシックの振動数=分割数(frequency)の原理である。

より細い繊維状の炭素繊維が
最強の張力材を形成する場合は
同じ直径の張力材では
張力材の表面積が増大するほど
張力がシナジー的に増大する原理を利用している。

すべての張力が物質の表面に現れ
ついに張力をその表面から離脱させるテクノロジーこそ
ジオデシック・テンセグリティだ。

  • 2013年5月14日

非共鳴テンセグリティ

しかし、もう一つの工学的な原因については
ほとんど理解されていない。

張力がゴム紐や釣糸などの不適切な弾性によって
2点間距離がつねに変動して
その振動数をほとんど吸収している。

張力材には弾性率の高い物質が望ましい。
(註:弾性率の高い物質ほど変形しにくい)

自動車ならかなり危険な
サスペンションシステムになるだろう。

フィジカルな原因からも
テンセグリティの非共鳴状態が
生成される。

  • 2013年5月13日

共鳴について

テンセグリティに
振動していない瞬間は存在しない。

テンセグリティは
つねに環境と共鳴している。

その振動とその音に気がつき難いのは
われわれの感覚器の限界を超えた振動数だからではなく
感覚器自体がつねに自己のざわめきで
振動しているからである。

  • 2013年5月12日

動的な非平衡状態

何を食べるかで
農地は変わらない。

どこに集めても
半減期は変わらない。

誰を選ぶかで
負債は変わらない。

何を与えるかで
だれも救えない。

何を考えるかで
誰も愛せない。

人間はDNAを変えられるが
生物学の範疇にはなかった。

人間は人間を深く拒絶できる
最初の生物になろうとしている。

より奪うことで
より小さい人間を生むように
奪うこと以外の報酬は与えられない
システムを創造したのだ。

もはや、体系化された無知が
生命の再生に関わっている。

  • 2013年5月11日

純粋さについて

経験と知識に身を任せ
思考に依存しても
シナジェティクスの純粋さは生まれない。

細胞テンセグリティは観察から発見されたが
テンセグリティは観察から生まれなかった。

顕微鏡が細胞を発見するまえに
細胞という概念が存在していなかった事実は
経験や知識ではなく
純粋さの現れなのである。

知識や経験によって
見えない存在を求めるノウハウは存在しない。

  • 2013年5月10日

シナジェティクスの操作主義(operationalism)

観察するモデルは
ほぼ同時に観察される概念である。

発見された概念は
非同時的に発見される可能性があるモデルである。

葛藤、混乱、思考の飛躍が介在しない
自己のテクノロジーは
絶えず拡大していく瞑想に近い。

  • 2013年5月 9日

続)Modelability

「形態が機能に従う」思想から
テンセグリティは発見できなかった。

形態とモデルの差異は
フィジックスとメタフィジックスとの差異である。

形態は特殊な経験に従い、
モデルは一般化された原理に従う。

この違いをmodelabilityを通して認識できるのは
シナジェティクスのみである。

  • 2013年5月 8日

秩序について

圧縮力が過剰な構造には
大地からの恐怖がある。

張力が過剰な構造には
大地への依存がある。

テンセグリティは
大地と重力から最初に離脱した
<構造とパターン>であるが
その<構造とパターン>に
どんな過剰も欠乏も見あたらない。
<構造とパターン>には重さがないから。

そして、どんな秘密もないだろう。

完全無欠な原理は
秘密ではなく、秩序だから。

  • 2013年5月 7日

脱獄用シェルター

テンセグリティは
固体的概念のすべてを否定し去った時に誕生した。
つまり構造の定義はテンセグリティよりも前には存在しなかった。

航空機よりも半世紀遅れて
不動の大地への依存から解放された
空間構造が発見されて約70年が経過した。

通勤や通学という概念には
土地資本主義による不動産の所有化が含まれているように
モバイル可能なシェルターには
固体的概念からの脱獄化が含まれている。

大陸さえもテンセグリティのように
互いに振動しながら
球状に移動しているのである。

  • 2013年5月 6日

現状維持について

非有機的生命である
テンセグリティの現状維持とは
共鳴することである。
-------隔たった部分をより統合するために。

怖れや不安があっても
人間には様々な幻想が与えられ
互いに震えないように
全体から分断されている。

人間の現状維持とは
無知をより不連続化することである。

  • 2013年5月 5日

瞬間について

考えること、信じること、知ることを学べるが、
誰も原理を発見する方法を学べない。

自分以外の何者でもない存在を
言葉ではなく、構造とパターンによって表現しようとすることは
簡単ではない。
ほとんどいつも自然を模倣してしまうからだ。

発見する瞬間というのは、自然を知るための抽象化において
もっとも困難な闘いを通して
自分以外の何者でもない瞬間だからである。

その闘いなくしてウイルスのように
構造とパターンの無限性から抜け出す
その独自の瞬間はやって来ない。

  • 2013年5月 4日

modelability

modelabilityに対応する日本語はまだ存在しない。

テンセグリティは形態(form)から離脱し始める
シナジェティクスモデルの一つである。

真の機能はモデル化できても
形態化できるとは限らない。

形態(form)からシナジェティクス(model)へ移行する過程が
デザインサイエンスにおけるエフェメラリゼーションである。

  • 2013年5月 3日

MOX燃料

金持ちが汚染された物を売り、
貧乏人が彼らのためにきれいな食べ物をつくる
という方法がいつでも容易に実行されるかぎり
グランチの法律家資本主義は揺るぎない。 

2013年4月15日、700キロのプルトニウムを含む10トンのMOX燃料は
英・フランス軍による厳格な警備体制の中、
福井県にある高浜原発第3号機で使用されるために輸送された。

断層とプルトニウムによる今世紀最大で最強の核拡散実験に
無関心なのは市民ではなく、科学者と技術者とメディアである。

彼らが汚染された物を売る側の富で生活しているかぎり。

  • 2013年5月 2日

快適な催眠

IT革命によって、瞬間ごとに情報を更新できる。

瞬間ごとに自己を実現する幻想を抱かせる
その知識や気取った道具は
信じやすい人々を催眠状態に陥らせたまま
労働時間をけっして減少させなかった。

その革命は情報を人間よりも重要な存在にする
快適な催眠革命にすぎない。

  • 2013年5月 1日

計画的陳腐化

日本人によるウォークマンの脳死宣告が
遅すぎたのではない。
模倣やコストダウン、製品管理で対抗する世界が終わったのだ。

計画的陳腐化は製品だけではなく
ノウハウの習得方法にも及んでいる。

知識や技術の習得において
頭が良いだけの人には不都合な世界が始まった。

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