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犬のしっぽブログ  Yasushi Kajikawa

  • 2014年11月29日

自分の経験

専門家を目指す学生は
インターネットでより有利になっている。
研究をする時間コストは明らかに経済的になっている。

もし、自分が考えたことを研究する気なら
引用文献を読む時間はほとんどなくても構わない。

誰にも似ないように思考するためには
他人の経験だけでは十分ではないが、
誰にも似ないように思考していなければ
自分の経験も存在しない。

誰にも似ないように思考するとは
誰にも似ないように感じることが
ほとんどないことに気づくことから始まる。

  • 2014年11月28日

細胞テンセグリティ

航空機の安全性は、より軽量な構造の方が安全である。
その結果、経済的に飛行できる。

人間が製作するすべての建築構造における構造の定義は
テンセグリティの発見まで存在しなかったことが分かる。

細胞の概念とその構造が顕微鏡が発明されるまで
存在しなかったように。

そして、航空機も細胞も、生存率を向上させるために
より軽量にデザインされている。

細胞の自己増殖の過程では
テンセグリティ構造なしでは、細胞分裂時の経済的な自立性を
確保できない。

  • 2014年11月27日

離脱する方法

太陽がない早朝に
コーヒーを沸かして飲む前に
私は幾つかの絵を描いている。

2BのHi-Uni で
できるだけ消しゴムを使わないで
数学の問題を解くときのように。

そして、綺麗ではない最初の絵を
コルクのボードに透明なピンで留める。

それらの絵はやがてコルクのボードから外される時がくる。

必ずやってくる。
現実のほうが素晴らしいから。

そして、そのボードには
無数の絵で日焼けした
残像(イリュージョン)だけが残っている。

  • 2014年11月27日

離脱(withdraw)

このままでは
異なった場所の原発が
異なった原因で
ふたたび爆発するだろう。

自然ではなく原発が原因で
より破滅的になる社会において
住宅ローンで生きる習慣は
優先的に避けるべきである。

個人が銀行に借金する習慣と常識が
もっとも危機的な状況でさえ
生活空間からも
会社からも離脱できなくさせている。

離脱(withdrawal)とは
預金(deposit )に対する払い戻し/回収の意味である。

預金(deposit )の語源は
鉱石・石油などの埋蔵物という堆積した自然の富を意味していた。
つまり、離脱とはある場所に産みだされた
富を回収する行為なのである。

  • 2014年11月26日

独創性(Originality)

創造的模倣とは傲慢な独創性の出発点である。

シナジェティクスの学習段階でも
すでに詭弁的な模倣が多すぎる。

シナジェティクスの目的は
自然を模倣することではなく
自然を表現することにある。

すべての学習段階は
自然を知らないことに意味がある。

学習の方法は学習内容よりも先に学習されるが故に
学習の方法にシナジェティクス的な革命理論が潜んでいる。

真の独創性(originality)は
人間独自の創造性(creativity)を否定する領域に
到達する方法を含んでいる。

  • 2014年11月25日

自然の構造

圧縮力と張力の統合過程において
それ自体を超えるどんな目的も形成しない
テンセグリティ構造は
その統合自体が目的なのだ。

圧縮力と張力は、この自然の構造から見れば
非鏡像的で相補的で分離できない部分であり
どの部分からも全体のシステムの機能は推測できない。

  • 2014年11月23日

地震

強い地震は構造を弱めるが
テンセグリティをより強める。

圧縮材が不連続だからだけではない。
外力分散によって
動的均衡がより強く維持できるからだ。

  • 2014年11月23日

配当金

配当金で裕福である構造は十分ではなかった。

資源と食料を輸入しながら他国に武器を売り
戦争の準備をしなければならない。

彼らにはこれ以上の<付加価値生活>はないのだ。

  • 2014年11月22日

道は選べない

金を稼ごうと思ったら、古い道を選ぶ。
そして、反復された思考を受け入れる。

ただ生きているだけの場所から
新しいことをしようと思ったら
どんな道も選べない。

その道はまだ存在しないからではなく
道とは名付けることのできない
まだ反復されていない思考方法だから。

  • 2014年11月21日

GDPと贈与経済

家事労働が除外されているだけではなく
麻薬取引や売春サービスは日本のGDPでは含まれない。
一定期間に生産された付加価値としての認識はない。

さらに、武器密売、著作権侵害、採掘エネルギー、ウランなどの
地下資源の密輸、有価証券などの偽造、脱税、そして
種々の補助金などの贈与に関与した
GDPとして認識しない地下経済の総額は、
1980年代から世界経済の過半数を超えている。

今回のような解散選挙などによって
GDPで社会をコントロールする仮想現実(=地上経済)だけを
実体として考える前提が人々に刷り込まれているかぎり
人類の現実的なすべての経済活動を把握できる範囲は
あまりにも少ない。

  • 2014年11月20日

静的なドメイン

評論家は過去を、
政治家は未来を語る時、
愚人は賢人を求め
賢人は今を分析する。

「環境とは自分以外のすべて 」(R.B.F)だから
誰も環境を変えない場所にいる。

それは、主観的で静的なドメイン(領域)だ。

  • 2014年11月19日

幸福な構造

不幸な人々が、より不幸な出来事によって慰められるように
圧縮材は、さらなる圧縮材によって補強され
構造はより重くなる。

全体は部分の集積から類推されやすくなる。

張力材は、さらなる圧縮材の省略によって
圧縮材をより統合し
構造はより軽量化される。

部分の集積から全体は形成されない
<非物質化(ephemeralization)エフェメラリゼーション>を具現化する。

幸福な出来事が、さらなる幸福な行為によって
幸福を忘れるように。

  • 2014年11月18日

ユニバーサルジョイント

テンセグリティは
ジオデシック構造とそのパターンの探究から生まれなかった。

バックミンスター・フラーによる
ユニバーサルジョイントの動力学的な構造とパターンの
分析から生まれている。

多軸ユニバーサルジョイントが発明された時には
回転角度を変える動力伝達のための革製の可撓的な結合部品があった。
角度変化の耐える可撓的な結合部品を張力材と見立てた時
圧縮材が不連続なオクテットトラスの
最初のテンセグリティ構造が発見されたのである。

ジオデシック構造を閉じた球状テンセグリティに変換したのは
最小限のテンセグリティ構造が発見された後である。

ジオデシック構造は、圧縮力と張力が分離しないまま
それらが非同時的な相互作用をしている
総三角形化した特殊な場合である。

圧縮力と張力を純粋に分離したテンセグリティ構造原理の発見は
偶然よりもはるかに概念形成のためのモデル言語の構築に依存している。

  • 2014年11月17日

相互作用

都市に定住させる19世紀的テクノロジーによって
人々は未だ静的に生きている。

長期に滞在できる宇宙ステーションでは
電柱や上下水道は存在しない。
光ケーブルも有線である。

生存に必要なシステムは
つねに外部宇宙と相互作用している。
無菅と無線、そして
無柱と無軌道(=非道路)のテクノロジーによって。

労働から解放されるまでは苦痛を受容するという
静的な閉鎖空間の概念によって
牢獄の概念に幽閉されている。

  • 2014年11月16日

概念の死

ギリシア時代の球の概念は25世紀間変化しなかった。
球面上のすべての点は、球の中心からつねに等距離にある。

この静的概念から動的概念に変容したのは
ジオデシック・テンセグリティの発見からである。

球面上の隣り合う2点間距離は、振動によって
つねに統計的に一定に維持できる。

空間構造の概念を変革できるのは
最軽量化へのテクノロジーである。

  • 2014年11月15日

球の概念

完全な球体は存在しない。
重力がある限り。

完全な球状テンセグリティは存在する。
張力と振動がある限り。

  • 2014年11月14日

自動化

コンピューターによる自動化と遠隔化とは
資本主義では解雇と同義である。

太陽系が生まれたのは
重力(万有引力)によって遠隔自動化された結果である。

イデオロギーはシステムではないのだ。

  • 2014年11月13日

実用的な概念

イチゴの隣にリンゴを置くと
2つは互いに異なった果実になるように、
民主主義国家に隣接して独裁国家を置くと
2つは互いに<見えない構造>になる。

断絶できる壁によって
戦争は確実にプロセスの一部となる。

この種の半永久機関を考案する人間は
相互に対立するイデオロギーという非物質的な概念を使って
物質的な富の収奪が可能なことを証明してきたのである。

その報酬は、配当金であり、
戦利品であり、賠償金である。

これ以上の実用的な概念はないことを
彼ら(=グランチ)はとても自負しているのである。

イチゴの隣に置かれたリンゴからも
リンゴの隣に置かれたイチゴからも
互いに<戦争と呼ばれない戦争>ほど
それからの報酬が増大するかぎり。

  • 2014年11月12日

しっぽ依存症

学習が雇用の手段になれば
嘘つきは偉人の始まり
沈黙は賢者の欺瞞になる。

そして、平和は偽装の訓練だった。

みんなしっぽになりたがり
しっぽのない誰かは
権力か欲望のしっぽだった。

頭たちは散歩に出かけたままだ。

  • 2014年11月11日

概念の構築

張力の反対称的概念は圧縮力である。
張力材の反対称的概念は圧縮力材である。

しかし、圧縮力材ではなく、圧縮材という言葉で代用されてきた。

不完全な構造は
圧縮力材の過剰と張力材の不在によって
いっそう重く危険になるのではなく
言語の不在で純粋な構造の概念が構築できないのである。

  • 2014年11月10日

植民地

真実からは逃走しないが、
自由からの逃走が先になる場所から
やがて両方からの逃走を
自らモラルにする偽装国家。

  • 2014年11月 9日

隠蔽(=cover up )

隠蔽(=cover up )とは、
最初のタトゥーの上から違うタトゥーを上書きする行為である。

基本的に2回目以降の隠蔽工作は
最初の隠蔽工作より小さくすることはできない。
また、最初の色彩より薄い色ではカバーしきれないので、
色彩を制限される可能性もある。

自己満足に陥る傾向を指摘しても
歓迎されない空気を製造する人々が増加する社会では
この種の上書きにより隠蔽工作が日常化する。

  • 2014年11月 8日

分節化(articulation)

張力も圧縮力も分節化(articulation)によって
いっそう小さくなり、
張力材も圧縮材もより短くなり
それらの関節接合数は自乗で増加し続け、
原子核ではついに
張力と圧縮力は引力と斥力に変換される。

構造はテンセグリティによって定義できるが
引力テンセグリティと斥力テンセグリティを
別々に取り出すことはできない。

  • 2014年11月 7日

新しいこと

やってみないと分からないというタイプと
やってみれば分かるというタイプがいる。

科学的な研究開発には
後者が向いているのではなく
後者の方が楽しく実行できる。

新しいことをするために
否定語は不要だ。

新しいことにはつねに失敗が含まれるから。

  • 2014年11月 6日

発見について(続)

自分が探している以上のものを見つけるためには
人間の他の生存方法に深く関与していなければならない。

科学的数学的な発見に至る行為のほとんどは
合目的存在から離脱する行為に等しい。

  • 2014年11月 5日

環境整備

「最高の授業には最高の教師と最高の生徒が必要だ」
と考えているのは、教師と学生の傲慢で不自然な考えである。

最高の授業には最高の教師も生徒も不要だ。
こどもがこどもを教える環境をデザインするのも教師ではない。

こどもは動的に変動する環境をつねに動的に整備できるからだ。

彼らは、生存に不可欠なあらゆるタイプの言語を
短期間に習得できる。

  • 2014年11月 4日

暗闇の軌跡

人の通らぬ道は選べない。
獣道でさえ、幾度の暗闇を通った後にできる。

完全に独創的なアイデアとは
暗闇で途絶えた跡を追い越す行為である。

無意識と意識をしばしば往復した軌跡を辿れば
すべてが変わる野生のフィールドへ導かれる。

  • 2014年11月 3日

発見について

発見とは
才能と意志のかけ離れている場所で
自分が探している以上のものを見つける客観的行為である。

しかし、その他の発見は無知から生じる再発見か
他人のアイデアのアレンジにすぎない。

  • 2014年11月 2日

動的平均律

テンセグリティは
現状維持型の構造安定性をけっして形成していない。

構造の動的平均律がアクティブな共鳴作用を形成することによって
静的な調和と後退を免れている。

アクティブな共鳴作用は
外力を受けることによって
より共鳴作用を形成すると同時に
その増幅をより軽減することができる。

動的平均律は
均等な周波数比で分割した圧縮材の長さとその細長比とが
より破綻の少ない共鳴を得る方法とその組織化のプロセスを確立する
テクノロジーである。

宇宙の構造安定性は動的である。

  • 2014年11月 1日

才能

シナジェティクスを理解するには
遅すぎることはないが
デザインサイエンスを始めるには
遅すぎる。

才能は、理解よりも
他者への配慮を最後にするからだ。

  • 2014年10月31日

最良の製品

発見とモデリングにはタイムラグがある。

たとえば、美しいモデリングにはやがて飽きるが
概念的なモデリングはいつまでも保存される。

美しいモデリングは
概念の発見の後に制作されるからだ。

しかし、最良の製品はその全てを統合した段階で制作される。

最良の製品には計画的陳腐化は起こりえない。

つねに概念の破壊による革命的モデリングが先行するだけである。

  • 2014年10月30日

プリセッション

自然の原理の発見がさらなる原理の発見を誘導することも
自然の相互作用に含まれる。

自然の原理の発見のプリセッションは、新たな原理の発見にある。

この相互作用の実践は、まだ科学教育プログラムには含まれていない。

  • 2014年10月29日

非人格的に

物理学におけるブラックホール、量子もつれや量子テレポーテーション、
そのすべての概念も定義も
そして、それらの実験による存在証明方法も
基本的には擬人的である。

しかし、宇宙は非人格的な存在である。
シナジェティクスほど
擬人化を遠ざけるメタフィジックスは存在しないだろう。

シナジェティクスは
非人格的に思考する過程における科学的な試みである。

宇宙の非人格的なテクノロジーは
人格の破壊と殺傷のための軍事テクノロジーのようなノウハウとは異なる。

  • 2014年10月28日

自然について

学問は自然を説明できるが
学問が自然に従う場合だけである。

自然を説明するための学問は
異なった他者との対話を好む。

その結果、自然をより深く認識するための単純化によって
理論や権威というもっとも身近な人工自然の嘘が露わになる。

自然の単純化は、包括性への過程にちがいない。

  • 2014年10月27日

シナジェティクス/再考

シナジェティクスは

宇宙の原理の探求でありつづけるかぎり

本質的にメタフィジックスな努力である。

夜明け前に起きて仕事をする場所は

さらに150年間は途切れることはないだろう。

その場所の空間デザインこそが

思考の構造とパターンに影響しているのである。

  • 2014年10月25日

デザインサイエンス

テンセグリティは、彫刻家にとってはオブジェ

建築家にとってはリダンダンシー(redundancy)の欠如

幾何学者にとってはシンメトリー

科学者にとっては理論

宇宙にとっては秩序

デザインサイエンスにとっては住居(シェルター)

テンセグリティほど付加的でないリダンダンシーを生む

シナジー作用を物質化した構造は存在しない。

その内部に住むことによって

圧縮力だけの構造の歴史を終焉させる

宇宙的な動的な秩序に目覚めるのである。

  • 2014年10月25日

構造の証明

張力を構造に内包するには
極度に醒めていなければならない。

固体という概念からの脱出は
形態や空間の表現ではなく、自然の構造の証明であり
ダイナミックな力学的な均衡をもたらさなければ
これまでのように存在してはいけないものだ。

  • 2014年10月24日

Art(芸術)

広島や長崎の核による被曝の悲惨さを認識させないで
原発テクノロジーを発展させるには
最初に核の平和利用を信じ込ませる必要があった。

感情移入から恐怖を排除する長期的な心理作戦によって
戦後世代は<鉄腕アトム>に愛情を感じてきたのである。

アートは、軍事的に応用されるが
技術の在り方を
明確に(=articulate)問うことも
原初的なアートである。

  • 2014年10月23日

張力的共生

ミトコンドリアは、動物、植物、菌類にほぼ共通であるが
植物が太陽光で光合成をするまでに
ミトコンドリアという外部と共生して相補的な構造に変換したように
テンセグリティは張力という外部を
ほぼ構造の表面に変換し維持している。

テンセグリティの張力は、受容するすべての外力との均衡である。

テンセグリティ構造は、自重さえも外力分散の一部に変換される。

  • 2014年10月22日

自然の構造デザイン

飛行機事故で死亡する人数よりも
地震で死亡する人が圧倒的に多いにもかかわらず
人間の生存に不可欠な構造のメカニズムに
飛行機ほど純真で率直なメカニズムを見つけることができないのは
構造家や建築家のほとんどがライセンスを獲得する過程で
構造物を土地資本主義における不動産に変換するための
記号の生成と変換方法だけが教育されてつづけているからだ。

建築の構造は不動産として大地に依存する限り時代遅れである。

もっとも単純な部材と部品数から形成される
テンセグリティシェルターの構造デザインほど
純真で率直なメカニズムの統合を要求するものは他に存在しない。

構造がもっとも単純な水素元素を開発したのは
人間ではないように
テンセグリティシェルターを開発する構造デザインは
原理の発見によって認識方法が変わる自然科学に属する。

自然が利用している構造のデザインは
観察よりも遙かに認識によって飛躍する。

  • 2014年10月21日

引用

本やネット、
論文や特許明細書に書いてあることを
引用なしで話す習慣は詐欺師の始まりである。

たとえ、その著者や発明者でさえ。

  • 2014年10月20日

外燃機関と内燃機関

焚火の熾火でコーヒーサイフォンを使うと原初的な外燃機関になる。

原子炉を使った原子力機関の同じような外燃機関の一種である。

すべての内燃機関は
太陽による閉じられていない外燃機関によって
間接的に動いていると考えられる。
つまり、石油系、バイオ系のエンジン。
燃料電池系ですら、太陽光エネルギーによって
水から水素を分離している。

21世紀の内燃機関の開発に必要なテクノロジーは
物理学、天文学、生物学、工学である。

最初に内部と外部に分離するのは
観察者の概念であり
彼が観察する場所なのである。

  • 2014年10月19日

爆発

外破であれ内破であれ
自然にどんな爆発も存在しない。

非同時的なエネルギー調和のための
構造とパターンの短時間により新たな変換があるだけである。

爆発という概念は
人間の可視的なレベルの観察力の限界から生まれている。

実在する異なった変換はつねに非同時的かつ同時的に発生する。

グランチは、配当金を妨げる
可視的で社会的な構造のすべての爆発を
もっとも警戒しているだけである。

  • 2014年10月18日

バイオ燃料

燃料電池に依存しない種々のバイオ燃料の製造方法が発明されてきた。
太陽による光合成が微生物を増殖させ
その微生物の分泌物がエンジンを駆動させる。

内燃機関は、バイオスフィアでは短命だったのではない。
地下資源に依存し発掘に膨大な資本投下で独占する
高価な石油系エンジン形式が短命だったのである。

現在のガソリン価格の高騰に伴うハイブッリドカー全盛期は
バイオ燃料の懐胎期を意味している。

ピーナッツオイルで動くナチのジーゼルエンジンとアルコールエンジンを
壊滅させたのは第2次世界戦争でのグランチである。
1950年代まで鯨の分厚い皮下脂肪層や内蔵から鯨油を採取していた連中である。

かつての黒船来航の目的が
捕鯨によるエネルギー確保と補給地の確立であったように
鯨から精製される機械用潤滑油は主に寒冷地における軍用であった。

  • 2014年10月17日

エンジニア(engineer)

エンジニア(engineer)は、エンジン(engine)を設計できる。
エンジンとは内部に生む行為である。

エンジニアリング(engineering)は、その行為の工学的な体系である。

その体系は誠実な天性(genuine)から
生まれる発明の才(ingenuity)に基づいている。

発明の才(ingenuity)だけが、純真で率直なメカニズムを見つけ出せる。

すべてのエンジニアリングは
先験的な複数の原理との調整にある。

  • 2014年10月16日

知的奴隷

火山学者にとって
火山を研究する魅力は
いつ爆発するか正確に予想できない
と決めていることだ。

原発技術者は、炉心溶解している時でさえ
絶対にあり得ないことだと決めていたように。

彼らには
自然はテクノロジーでないという概念が
研究によって生計を立てる上でもっとも重要なのだ。

グランチのための知的奴隷は計画的に増殖中である。

  • 2014年10月15日

ストーブと熊

熊の出没する頃は
薪ストーブを使い始める季節だ。

熊は日々30キロ移動する。
森の番人と言われているが
熊が森を作っているのだから
森の周辺の住民たちの
出没するという考えは主観的で滑稽だ。
海で回遊し回帰する鮎や鮭を
川に出没するとは言えない。

人間の移動範囲が局所的なだけである。
自動車や飛行機を発明しても
人間の大多数はひたすら今も
沿岸部に住みたがっている。

オオカミや熊を殺し尽くした場所に。

  • 2014年10月15日

習慣

考える習慣でさえ、過去のパターンである。
瞬間毎の現実を対象化しない習慣から学ぶことは何もない。

  • 2014年10月14日

<開発不可能>という概念

20世紀中に開発不可能だと言われていたが
構造が簡単なため大量生産を可能にして
膨大な富を形成したのが受賞理由だとする
政治経済のシステムと
開発不可能だと言った権威ある科学者や技術者が
開発リーダーになれるシステムとが
科学が産業をリードし産業が経済を形成している事実と
異なっていることが問題なのだ。

経済が開発の動機を形成しているかぎり
<開発不可能>という概念によって研究している人々が
つねに大多数である。

地震や噴火の予知研究なども
同じ概念を支持する人々の
単純な政治的補助金獲得技術で成り立っている。

  • 2014年10月13日

デザイン戦略

高速で移動する自動車や飛行機が移動の手段として
船のように素朴に見えるまで
自動車や飛行機は利用されなかったように、

テンセグリティが人間の生存手段のためのモバイル構造として
もっとも単純にそして素朴に見えるまで
すべての機能を再現したテンセグリティモデルを
繰り返し制作しなければ
テンセグリティシェルターがデザインできないのは
デザインサイエンスの独自の戦略ではなく、自然の戦略なのだ。

その時に再び自然は
テンセグリティの新たな構造原理の物質化へと導くに違いない。

  • 2014年10月12日

依存型思考

アイデアを、そして計画を
毎日紙に書くことは
いつでもどこでもできる。

しかし、その簡単な方法は誰かに話すよりも
遙かに簡単で自在なことが分かるまで
依存型思考は止まらない。

もっとも簡単にできる方法と現実を怖れるのは
後天的な条件反射にちがいない。

中途半端な依存型思考のタイプは
大人になっても
白熱教室やTEDのプレゼン形式がたまらなく好きである。

  • 2014年10月11日

シナジェティクスとデザインサイエンス

シナジェティクスは古典幾何学の延長ではない。
また最後の幾何学でもない。

シナジェティクスは包括的科学なのである。

デザインサイエンスはプロダクトデザインではない。
シナジェティクスなきデザインサイエンスは存在しないからだ。

それらは互いに相補的である。

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