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テンセグリティ Archive

  • 2010年7月29日

校正中

原稿の校正は孤独にならないと
そして他人にならないとできない。

自分を外から観るために。

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  • 2010年7月 9日

相補的な機能

圧縮と張力、
この分離と統合はテンセグリティの本質だ。

これはテンセグリティに関するもっとも単純な
メタフィジックスである。

言い換えれば、圧縮材には圧縮力を
張力材には張力のみが作用するとき、
その構造は張力によって完全に統合されていることになる。

さらに、この非鏡像的で相補的な機能が
互いに純粋に分離されないかぎり、
構造はけっして doing with moreを達成できないことになる。

これまで、この分離と統合の概念は
「分割と統治」として間違って置き換えられてきた。
あるいは、
「分析と総合」「微分と積分」と言った認識方法からは
テンセグリティはついに発見されなかった歴史を説明できる。

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  • 2010年7月 1日

浪費

構造物は物質の浪費によっていっそう単位あたりの強度は低下する。
テンセグリティは一種の合金である。
真の構造では単位あたりの強度は飛躍的に増加する。

浪費は大地に不動を前提にした建造物によって
社会化されてきた。

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  • 2010年6月17日

2種の「分離と統合」

テンセグリティでは圧縮材には圧縮力、
張力材には張力しか機能しない。

一方、大黒柱」はその両方をつねに受けているのである。
テンセグリティの圧縮材はより軽量化された「大黒柱」ではない。

増加する自重を大地に流す以外の方法で、
もっとも重要な唯一の「大黒柱」は構造を統合することはできない。

テンセグリティは「力を視覚化」する形態ではなく、
圧縮力と張力の作用の純粋な分離によって
その新たな相互作用における反対称的な張力的統合の優位を
最初に視覚化した原理モデルである。

こうして
自然を再現できないすべての「大黒柱」は
テンセグリティの発見とともに失業しているのである。

しかし、政治経済における分離と統合では、
けっして唯一無二の「大黒柱」を否定しないのが、
すべての「権力構造」の特徴である。

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  • 2010年6月 1日

生活器

自動車は、人間が陸の軌道を移動するための道具である。
飛行機は、人間が軌道のない空を飛行するための道具である。

テンセグリティシェルターは、
人間が軌道のない陸を移動するための道具である。

この太陽系で存続可能な最初の生活器は、
無柱、無管、無線、無軌道のテクノロジーを備えている。

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  • 2010年5月30日

反対称的存在

この幾何学的オブジェを対称性の概念で、
それゆえに美的に扱いすぎていないだろうか。

圧縮力と張力からなる動的な相互作用を
<非鏡像的な相補性>で思考する反対称的な概念
(=不連続な圧縮材を連続した張力材で統合するシステム理論)は
半世紀前まで存在しなかった。

真の構造を認識した瞬間に、
他人によって誘導されるか、
強要された多くの表面的な振る舞いに埋没した
記号的すぎる現実を暴き出すシステムは
テンセグリティ・モデル以外には存在しないだろう。

慣習的に容認された権力のテクノロジーの企みから
完全に絶縁している反対称的存在は
宇宙のテクノロジーに属する。

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  • 2010年5月11日

テンセグリティとは何か

個人でもできる条件で、
直観力のみに基づいて構造をデザインした結果だった。
(直感ではない)

テンセグリティほど
専門家を排除する構造はない。
なぜならどこでも持ち運びできるからだ。

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  • 2010年5月 7日

単純な方法

自然にはつねに三角形化できるもっとも単純な方法を現実化した結果、
テンセグリティを形成する。

しかし、正確で美的なテンセグリティモデルを再現する方法には、
これまで芸術的な技法が必要であった。
それはテンセグリティを自然よりは複雑に理解しているからだ。

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  • 2010年4月13日

スネルソンのテンセグリティ

構造化されたテンセグリティは互いに似ているが、
非構造的なテンセグリティは互いに異なっている。

芸術家は作品化のために後者を選ぶ。

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  • 2010年3月31日

細胞膜は構造ではない

われわれの細胞がテンセグリティ構造を
採用しているにもかかわらず、
テンセグリティの内部に住むことは
もっとも困難なテクノロジーの一つだ。

細胞膜自体が流動性をもっているのはなぜか。
細胞膜(細胞壁)が細胞内外を隔てている静的な構造体を形成している
という概念から絶縁して、
細胞がテンセグリティ構造を導入した理由を真に理解できるのは
個人がこのテクノロジーを実用化したときだ。

Rhoeo_Discolor_Plasmolysis.jpg

原型質膜(細胞膜)は構造ではない。

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  • 2010年3月30日

実践

だれでも興味をもって学んで
経験したことはけっして忘れない。

しかし、実践することはもっとも難しい。
理解するのはずっと後だから。

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  • 2010年3月25日

テンセグリティとは何か

テンセグリティは美しい。
それを見る目を持っているからではなく、
われわれより前から存在していると感じるからである。

1949年までテンセグリティの概念に関して
あらゆる科学と技術の歴史の中で
類似と相似も存在しなかったにもかかわらず。

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  • 2010年3月17日

乗りかけた船

船は最初の浮かぶシェルターだった。
ある種の人間は乗りかけた船を降りたがる。

私がテンセグリティシェルターに
ためらわず乗ってしまったのは1995年だった。

その直径11mのテンセグリティシェルターは
フォールディング可能だった。
いつでも降りられるように。

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  • 2010年3月10日

テンセグリティ・シェルター(生活器)

裏庭の樹木の木陰に小さなバイオスフィアは
係留しているだけでエネルギーを受容できる。

無管、無柱、無線、無軌道
という4つの固定化からの自由こそ
モバイル基地のデフォルトだ。
このまま浮遊するのもいいだろう。

太陽系ではこの光合成体にだれも課金できない。

talk2_03.jpg

■デザインサイエンス講座開講予定(2010年度)  テンセグリティプロジェクト

  • 2010年2月24日

家出用ハウス

節分が過ぎると確かに春めいてきた。
アルミ合金のメカニカルウィングは快適だ。
移動する家に住めば、家出する必要がない。

カトリーナハウスとは
災害で家を失った人が快適に暮らせるキャンピングカーや
トレーラーハウスのことであるが、
地震や恐慌で失う前に家出する方が経済的である。

家出用ハウスのデザインはキャンピングカーではなく
テンセグリティが最適だ。

農業しない人もする人も、
どうして移動しなくなったのだろうか。
農業用ハウスできっと野菜の方が引っ越ししたからだ。

テンセグリティシェルターの内部には
グリーンハウスがある。
私は内部にいながら、外部にいる。

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  • 2010年2月11日

安全な翼

除草剤を売るためには
雑草という概念が必要だ。

間違った構造を売るためには
耐震や免震という概念が必要だ。

飛行機には最初から乱気流にも耐える翼がある。

移動するためには、
安全装置を翼に付加する構造デザインでは解決しない。

テンセグリティには全方向の外力を
分散する球状ネットワークがある。

構造要素として不可欠な球状ネットワークこそ
もっとも軽い安全装置である。

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  • 2010年2月 8日

ネオ構造主義

過剰な豊かさと拡大する貧困、
そして、でたらめなこの世界の仕組みを対象化するとき、
政治家や経済学者たちは<経済構造>と呼んできた。

構造とは、あらかじめ破壊や混乱を未然に回避するシステムのことである。
テンセグリティのように。

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  • 2010年1月28日

ピアノトップ

楽器に蓋はいらない。
ピアノトップは
ピアノの蓋ではない。
大事な共鳴板だ。

この世は、共鳴しない蓋ばかり。

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  • 2010年1月23日

テンセグリティ球

完璧なテンセグリティ球などといったものは存在しない。
半径はつねに振動している。
樹木のように。

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  • 2010年1月 2日

真実

テンセグリティシステムは、
破滅的な破壊を回避するために
局所的な破壊へと分散する。

それゆえに、
テンセグリティシステムは真実を隠蔽しない。
より重要な部分に真実は存在しないから。

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  • 2009年12月31日

より重要な部分

より大きなプロジェクトには
より小さな知性しか宿らない。

われわれのすべての危機は、
より重要な部分を
専門家に委任してしまった社会構造が引き起こしている。

これはテンセグリティシステムにはないことだ。
他よりもより重要な部分がなくなっているから。

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  • 2009年11月22日

張(tension)力

圧縮に対する反対称的な概念は、
張力ではなく引張りである。
物体のある平面において、
引っ張り合う応力が張力である。

張力の反対称的な概念は、
圧縮力である。

この引張りと引張り力と張力は、
未だ不統一だ。

堅くて重い物体が先に統一されてきた。

断面積ゼロの張力材(=万有引力)によって
互いに動的均衡を保っている太陽系という構造システムから、
われわれの惑星は圧縮力を受けている。

この見えない引力と重力を剪断するハサミは存在しない。
90°の回転によるプリセッション以外で。

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  • 2009年11月11日

計画的ホメオスタシス

現存するすべての構造物のなかで、人類の生存に機能している
純粋なテンセグリティ構造物は、
1972年にバックミンスター・フラーが
ノースフェイス社のためにデザインした
量産型テンセグリティドームテント以外には存在しないことに
注目しなければならない。

この世界中のアウトドアの無数のユーザたちは、
いまやテンセグリティという原理を知らなくても
より少ない物質とエネルギーによって、
外的環境が変化しても全体が一定に保たれ、
安全な内部環境を維持する機能については
すでに経験済みなのである。
エンジンのメカニズムには無知であっても
誰でも優れたドライバーになれるように。

これ以上の計画的恒常性(ホメオスタシス)は望めない。

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  • 2009年11月10日

テンセグリティ構造とは何か

その瞬間に、瞬時に、
内部を形成するために最善を尽くすテンセグリティは
絶えず振動する。
生命にとって、静止が存在しないように。

そして、純粋な構造にとって、不動の大地は必須条件ではない。
なぜなら、基礎という疑似的な大地は不要だ。
自動車や飛行機という人工物は、
床はあっても基礎がないからこそ
工場で量産できたのである。

テンセグリティは未来の構造ではない。
構造という人工物をデザインする必要がない
発見された構造原理だ。

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  • 2009年10月12日

魔法

純粋な構造原理を物質化する方法は、
魔法と見分けがつかない。

35年前一つの魔法の再現に挑戦した。
一筆書きの共鳴型の球状テンセグリティモデルのデザインだった。

このもっとも純粋なモデルは、
数カ所のテンション材が破断しても
基本機能は失われなかった。
そして、球状のままバウンドすることができた。

この魔法はいまでもほとんど信じられていない。

多くの場合、張力材の断線に対する恐れと物理的な断絶は、
中央集権的な電力と上下水道の閉じない
非自律型ネットワークに由来する。

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  • 2009年10月 3日

テンセグリティ

私はこれまでいくつかの異なったタイプの
テンセグリティ・モデルを発見し、
異なった定義のモデルをデザインしたが、
テンセグリティ・オブジェをまったく作らなかった。

オブジェの美しさでさえ、
これから物質化される純粋な原理の
千分の一の現実にすぎないと感じた時から。

同時に、テンセグリティが発見されるまで、
構造は存在していなかったということを理解した時だ。

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  • 2009年6月30日

テンセグリティの機能

テンセグリティにおける張力も圧縮も局所的にみれば、
各構成要素の重さが変動する相対的な重要性を
形成するように、相互に機能していることが分かる。

この新しい構造とパターンにおいて、
一つの機能は相補的なパターンの一部であり、
それ自体で存在するどんな機能もない。

われわれのエコロジーに対する理解は
ますますテンセグリティに接近している。

  • 2009年6月27日

指導者

人々は独裁政治をしばしば批判する。
しかし、専門分化の体制も一人の指導者を必要とする。

テンセグリティの自律的構造には見られない物理的組織化である。

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  • 2009年6月15日

構造デザイン

建築家も金属工学者、
そして分子生物学者も構造をデザインしたことはない。

構造をデザインするのは不可能であることを把握するのは、
シナジェティクス(思考の幾何学)である。

つまり、構造はつねに発見されてきた。
テンセグリティのように。

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  • 2009年5月19日

テンセグリティ

何事に対しても足元を固めるように行動する習慣は、
張力さえあれば、
地球も浮かせる歴史よりも、
足場さえあれば、
地球も動かせる歴史が長かったからだ。

しかし、テンセグリティも梃子の原理を利用している。
圧縮材とは、最小限の足場である。
ただし、不連続であることが大地と異なっている。

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  • 2009年5月17日

動くテンセグリティ

ナマコは肺を持たない。
そして心臓も血管系もない。
目・耳・鼻などの感覚器官はなにもない。

海底に堆積した有機物を食べて水質を浄化する
もっとも無駄のない存在形態である。

5本の放射神経の支配によって、
なまこの構造の強度と形態を変える結合組織は、
微小骨格が圧縮材となった<細胞外運動>を生成する
動く円筒テンセグリティである。

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  • 2009年5月12日

パラドックス

テンセグリティが存在するおかげで、
どれだけ多くの人が
自然の構造に直接触れられることであらうか。

しかし、
テンセグリティは電子顕微鏡や走査電子顕微鏡では、
ついに見えなかったのである。

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  • 2009年5月11日

構造とは何か

ジオデシック球は、球を置換した結果ではなく、
球の定義を単純化した。

テンセグリティは、
構造の定義を単純化した結果ではなく、
非鏡像的な相補性を置換したのである。

生命は構造によって守られ、
構造の不完全さによって生命は失われるが、
そもそも構造の定義は、
テンセグリティの発見まで存在しなかったのである。

ジオデシック構造は、テンセグリティ構造の特殊な場合である。
(一本のストラットは、圧縮力も張力も担っている。)

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  • 2009年4月 2日

炭素固定法

炭素固定法は、テンセグリティ・シェルターによって可能である。

あるインタビューから
要旨

超軽量シェルターは戦地や極地以外では効果的ではなかったが、
宇宙が要求するもっとも単純で高度なシェルターの再生デザイン
(=この構造システムは圧縮材も張力材も宇宙でもっとも豊富な炭素から
形成されている)こそは、
21世紀の最大の do more with lessである。

なぜなら、
家を買わなければならないのは、この惑星では人間だけだからだ。 Y.K


http://www.plus81.com/plus/tnf/talk2_1.html

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  • 2009年3月15日

非連続性の概念

テンセグリティは隙間だらけだ。
物質の非連続性は量子物理学によって概念化されたが、
概念モデルを物理学者は発見しなかた。

エネルギーは形態化できない哲学に傾倒してしまった。

テンセグリティの存在は軽くはかなく見えるが、
これほど単純で強靱な美しい有機体はない。

それは人間のデザインではないからだ。

テンセグリティに関するすべての機能は発見されたものだ。
発見された自然はまだ半世紀しか経過していない。

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  • 2009年3月 5日

自然のエンジニアリング

テンセグリティは張力統合体である。
だから張力材をゴムひもで代用できると考えやすい。
しかし、ステンレスワイヤーでさえ釣り糸程度かそれ以上に伸びてしまう。  

幾何学モデルとして、テンセグリティモデルの弾性的性質は自由に決めて良いが、
この張力体をゴム材で構成することは、
自動車のタイヤをヤング率の異なった金属や木で
自由にデザインするようなものだ。

つまり、テンセグリティから自然の構造を学ぶなら、
自由な選択には、最適なエンジニアリングの決定的な欠如が
含まれていることに気づくだろう。
フラーレンもナノチューブ(のヤング率)も、
高抗張力の炭素繊維などのテンション材で構成された
テンセグリティ以外ではモデル化できないだろう。

自然が構造の作りやすさのために、原子間の凝集力を犠牲にすることはあり得ない。
最良のエンジニアリングはつねに発見されてきた。

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  • 2008年12月23日

細胞

テンセグリティはもっとも生命に近い
重さのないシステムに属している。
それゆえに、
われわれの細胞もテンセグリティから構成されている。

  • 2008年11月14日

DO MORE WITH LESS 展 ザ・ノース・フェイス40周年

私は、最近もっとも軽量で柔軟な強度のあるテンセグリティ・シェルターの開発に成功した。
これは、デザインサイエンスを実践してきたことの集大成でもある。

バックミンスター・フラー以後のデザインサイエンスの歴史の中では、もっとも単純で実用的な初のテンセグリティ構造である。
実用的なテンセグリティとは、人類の住居(シェルター)のことである。

このプロトタイプを今月スパイラルで展示する予定である。
http://www.goldwin.co.jp/tnf/40th/

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  • 2008年7月 2日

有限な責任

お金と交換できるほとんどの仕事は
同時に、有限な責任で交換される。

不連続で非統合的な責任はしばしば偽装を生む。
そして、分断された責任は偽装できる。
偽装は効果的にお金と交換できる。

仕事において、
人間の誠実さは二次的に扱われているが、
テンセグリティの張力のように
連続的に統合する機能がある。

部分的な破壊が全体の破壊に繋がらないのは
この連続した張力のお陰だ。

  • 2008年5月17日

危険な固体概念

飛行場に置かれた航空機は
マグニチュード 7.8では破壊されていない。
耐震や免震のテクノロジーは柔らかい構造にある。

原子や分子は、気体、液体、結晶質(教科書では固体と呼ばれる)の順に
より小さく振動している。
だれも振動を止めることはできない。
テンセグリティは、もっとも強度のある柔軟な構造である
なぜなら、原子核構造はテンセグリティ原理が発見される前から
柔軟な構造であったから。

バイオスフィアの人工構造物に潜む固体的概念は、
不適合であるばかりか間違った永遠性を偽装する。

自然は固体をデザインしたことはない。

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  • 2008年5月16日

自然資本主義

既製品を使えとバックミンスター・フラーは言った。

われわれの身体も92の元素という既製品でできている。
レゴと異なるのは、その構成部品が絶えず外部の既製品と
交換されていることだ。

テンセグリティ・シェルターのデザインが
既製品のアセンブルに成功すれば、
すべての構成部品は絶えず外部の既製品と
交換できるだろう。

これはもっとも効果的な自然資本主義である。


  • 2008年5月 1日

反デザイン

圧縮力と張力という純粋な2つの機能に分離するまで、
構造は発見されなかった。

統合は2つの機能をハイブリッドにすることではない。
純粋な2つの機能の分離を解消することではない。

分割し、分離すればするほど、
より統合されるシステムが最初にデザインされている。

これは工学ではない。
まして人間のデザインではない。

純粋な構造はつねにテンセグリティとして発見されてきた。

  • 2008年4月30日

危険な彫刻

スネルソンはついに本質的なテンセグリティを制作しなかった。
テンセグリティは彫刻には最適であるが、
建築の構造体としては危険な構造体であると考えている。
つまり、彼の彫刻は危険なミニチュアの構造だ。

張力が統合する完全無欠な存在は、
美しい錆びない彫刻でも構わないが
美術館の庭から眺めるだけでは退屈だ。

もっとも物質を使わないで
もっとも大きな空間を覆うことができるテンセグリティは
太陽系のような大きすぎて見えない動く彫刻だ。
しかも永遠に浮遊している。
これ以上安全な彫刻があるだろうか。

テンセグリティは、構造の作用力を最適化した、
本質的にリダンダンシーのない集合体である。

  • 2008年4月29日

自然を模倣する

シナジェティクスは自然に学ぶ。
そして、テンセグリティを発見した
しかし、「自然を模倣する」ことからではなかった。

自然の原理が、形態の観察から発見されるなら、
細胞がテンセグリティであることは、
19世紀までの顕微鏡の機能から発見できただろう。

生物学は20世紀の電子顕微鏡でもテンセグリティ構造を観察できなかった。
テンセグリティ原理を学習して
細胞を顕微鏡で見ると、細胞は実際テンセグリティとして観察できる。

生物学の構造の定義は1世紀以上も細胞壁にあった。
(たとえば人体は1兆個の小さな柔らかい壁の集積として定義された。
城壁が国家の閉じた領土を表すように。)

異なった現実は最小限の構造単位に対する概念の違いから発生する。
概念は観察できない。
「自然を模倣できる」のは形態のみである。

自然という一つの現実のほとんどは、未知である。
それゆえに、シナジェティクスは自然に学ぶ。  

  • 2008年4月28日

テンセグリティ

技術的に無知であればあるほど、適用する安全係数は大きくなる。
直径に関わらず、ジオデシック・ドームが経済的にデザインされることは稀である。

2x4材を使った合板ベニヤなどのドームハウスも
安価といわれる竹ドームにもアルミパイプドームにも
過剰な物質が使用されている。

もっと実験が必要だ。
つまりテンセグリティを学ばなければならない。
テンセグリティは理論でもオブジェでもない。
生き延びる道具だ。

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  • 2008年1月15日

半球テンセグリティ構造


全球のテンセグリティがオブジェとして美しいのは自慢にはならない。

テンセグリティ構造を正しく設計すると、
半分切除した半球状のテンセグリティモデルでも、
床に落下させるとボールのように
バンドすることが確認できる。
(構造を扱うと自負する専門家にとっては、
テンセグリティ構造から数本のテンション材が切れた状態以上の
破壊を意味しているので、この実験は彼らの常識の破壊実験に変貌する。)

経済的に自立する半球のテンセグリティ・ジオデシック構造が美しければ、
それは原理の統合性の美しさだ。

ただし、人間がつくり出すどんなデザインも到達できなかった美だ。 Y.K

  • 2007年12月19日

テンセグリティ


テンセグリティを棒と紐から構成された
危険な構造という人がいる。
それは、人間を「血の入った袋」というようなものである。

構造から重さのないシナジーは除外されたままだ。 Y.K

  • 2007年3月 6日

浮力


テンセグリティ球はテンション材の切断よりも風を恐れる。
どこかに飛んでいくからだ。木の葉のように。

直径11mの皮膜のない250キログラムのテンセグリティドームでさえ
5月のそよ風だけで5m移動する。
皮膜を取り付けたテンセグリティドームには、もちろん浮力が発生する。
テンセグリティドームは、風よりも太陽光を恐れる。
大気圏へと浮遊するからだ。

テンセグリティドームの設計者は船体の強度と浮力計算をしなければならない。
外洋航路の軌道をトレースするためのエンジンは、太陽光と風だ。
想像力とテクノロジーは共にワイヤレスである。

1995年、私はこの経験から浮遊都市の現実性を理解した。
21世紀の大気圏は、モバイラーの最後の自由都市だ。
そして、はじめてゆっくりお茶でも飲もう。  Y.K

  • 2006年10月12日

テンセグリティ教育


バックミンスター・フラーのことはわからないけど、テンセグリティのことは自発的に理解しようとする人たちとワークショップを始めた。これはフラーが望んでいたことだ。

あらゆる教育システムに対してアンチテーゼを突きつけた非連続の連続する真の原子核モデルは、半世紀もの懐胎期間を経て、動き出した。
動くものが動くものに作用する動的な宇宙観の理解は、全方位に関連する。  Y.K

  • 2006年10月11日

建築家


今の建築家がテンセグリティ構造をなかなか理解できないのは嬉しいことである。
彼らの脳細胞を含めてすでにテンセグリティ細胞から成り立っているのだから。  Y.K

  • 2006年10月10日

ドームビルダー


テンセグリティのことはわからないけど、バックミンスター・フラーのことはよくわかっていると思っている。  Y.K

  • 2006年9月23日

テンセグリティ


宇宙の構造の本質にどうして無関心でいられようか。
人間のデザインしたあらゆる構造は、テンセグリティによって陳腐化されている。  Y.K

  • 2006年9月22日

テンセグリティ・ジョイント


動くテンセグリティ構造体の更なる軽量化のために
引張部材に損傷を与えることなく
一定の張力が常に調節可能で
圧縮部材との動的な結合関係を維持する機能を備えた
テンセグリティ・ジョイントが必要である。

同時に耐久性があり
経済的に量産化可能なデザインが不可欠である。
これは1995年来の私の課題である。  Y.K

  • 2006年8月13日

エフェメラリゼーション

巨大な飛行船は大地へゆっくりと着陸できる。
直径が数キロメートルのテンセグリティ・ジオデシック球が着陸するときも、
浮遊しているタンポポが着地するようにしか見えないだろう。

大きさに対する経済学とエンジニアリングは未だに自由化されていない。  Y.K

dandelion.jpg

  • 2006年8月12日

形態デザイン


自然を模倣する産業が形態デザインに注目する場合、
自然はつねにローコストすぎるだろう。

自然は、構造を完全にするために張力を導入するからだ。  Y.K

  • 2006年8月11日

斥力テンセグリティ


平行な3組のテンセグリティの圧縮材の内、
一組の距離を縮めると張力材の弦はより緊張する。
同じ一組の距離を広げると張力材の弦はより緊張する。

これは2点間距離を縮めると他の2点間距離が拡がるという斥力モデルの別の証明である。

テンセグリティは、構造に対するアンチテーゼである。
テンセグリティ原理の懐胎期間は加速しない。

なぜならこれまでのすべての「構造」を陳腐化するしかないからである。
生物学の細胞理論は細胞テンセグリティ理論で塗り替えられたように。  Y.K

  • 2006年8月10日

粘菌テンセグリティ


粘菌は、葉緑体がなく、朽木や落葉、あるいは糞、高等植物や淡水・海水中の藻類などで生活している。
「粘菌は不断はバラバラに暮らしているが、その一体に食料が不足してくると、何らかの通信手段で一個所に集まり、アメーバー状の一個体となり、やがて移動しはじめる」。
細胞壁のない変形体の形態形成場こそ、テンセグリティ構造体が関与している。

構成要素は不連続である。
分断された構成要素自体には生命の機能は発見されないが、連続的なネットワークというテンショナルな働きが一個体の生物そのものを形成する。
その場合、細胞膜という表面を必要としない。

構造に表面は関与しないからである。  Y.K

  • 2006年8月 1日

圧縮としての含水率


<すべての構造体は、張力と圧縮力が拮抗した相互作用からなっている。RBF>

昆虫の平均的な身体の構造と組織は、体積も重量も五〇%以上が水分である。
人間の構造体は、六〇%以上が水分である。
血管や内蔵を完全に満たしている液体は、圧縮することができない。
この水は圧縮することはできないが柔軟で、自らの荷重を張力によって三重結合の容器システムの表面全体に均等に分散させている。

特殊な訓練を経たフリー・ダイビングで150m以上も潜れるのは、肋骨の強度ではなく細胞を含む容器システム全体の圧縮力である。人間の構造体の含水率に関係する。
地球人は、含水率からみれば、昆虫よりも水力学的にデザインされたテクノロジーなのである。カブトムシが150m潜水すると完全に潰れてしまうだろう。  Y.K

  • 2006年6月16日

さらにトポロジーデザインの終焉


「+チームガイスト」でさえ、ぎっしり詰め込まれた空気の塊、つまり
気体が表皮を中心から外側の全方向に向かって押している固体状の球面を想定している。
連続的な表皮でできた閉じた球面は、外部に出ていくことができない気体の圧力で丸い形状を保持できると捉えている。
これは悪しき固体物理学である。
サッカーボールは人間が血の詰まったただの袋ではないように空気の入った堅い袋ではないのだ。

情報に関してネットワークが存在するようにサッカーボールも動的なエネルギー・ネットワークが存在する。
選手から強烈なシュートの打撃を受けても内部の気体分子が外部に逃れられないほど空気の分子よりも微細な穴のあるネットワークが空気の分子と相互作用した結果がほぼ球体に見えるのである。

選手がシュートする前から「固体」ではない。
見えないネットワークはつねに振動しているのである。

サッカーボールは、ゴールのネットのように穴だらけであるばかりでなく、完全に不連続である。
連続的な「固体」が存在しないように連続的な「皮膜」も存在しない。

このことを理解したらならば、サッカーボールの「皮膜」デザインの流行は終わり、穴だらけのテンセグリティ球としての構造デザインに移行するにちがいない。
テンセグリティのように内部の空洞が見えるサッカーボールが究極のサッカーボールだ。
そのとき、再び5回対称性は復活するだろう。これは外力分散システムの問題だ。  Y.K

  • 2006年5月24日

見えないTRIMTAB


テンセグリティモデルにおいて2点間距離を縮小させると球の直径は拡大されるという原理からテンセグリティ構造では全体の張力を高めたい場合は一カ所の張力を高めるだけで十分である。
これはわれわれの常識に反する現象の一つである。
私は1995年に発見したこの原理から各張力材の張力調節に
複数のターンバックルを使用しないデザインを構造デザインに応用している。 

バックミンスター・フラーの初期のテンセグリティ構造を注意深く見ると、
複数のターンバックルが使用されていることがわかるだろう。
ターンバックルを使用するデザインはかなりの重量増加になる。
スネルソンのテンセグリティ彫刻が肉厚のある太いステンレスパイプを使用している理由は、
屋外での耐久性と彼の美的な嗜好からであるが、
ターンバックルを各ステンレスパイプの内部に収納するデザインを工学的に
かつ美的に解決するためである。
結果的に各パイプの端部はすべて閉じられたデザインとなる。
テンセグリティ構造の理解とそれに付随するデザインは、
こうしたジョイントの設計を見れば十分である。
つまりテンセグリティデザインとは軽量化そのものである。
ステンレスワイヤーの伸び率は炭素繊維をはるかに超えているにもかかわらず
彼は重量増加を気にしない。
ステンレスワイヤーはフラーの初期のテンセグリティでは先端的な素材であったが、
素材革命と連動する構造デザインから見れば、
スネルソンは少なくとも芸術のために軽量化を放棄している。

しかし、テンセグリティは彫刻ではない。
テンセグリティ構造全体が本質的で効果的な
ターンバックル機能を持っている。
テンセグリティは本質的にジョイントレスである。
これは見えないTRIMTABである。  Y.K 

  • 2006年5月22日

ジョイントレス


テンセグリティモデルにおいて2点間距離を縮小させると
球の直径は拡大されるという原理から
テンセグリティ構造では、全体の張力を高めたい場合は、
一カ所の張力を高めるだけで十分である。
これはわれわれの常識に反する操作の一つである。
私は1995年に気づいたこの原理から
各張力材の張力調節に
ターンバックルを使用しないデザインを構造デザインに応用している。

ターンバックルは張力のジョイントである。
しかし、テンセグリティでは各張力材がターンバックルの機能を担っている。
それは張力材が、連続して統合されているからである。

テンセグリティは、ジョイントレスで成立できる唯一の構造物である。  Y.K

  • 2006年5月21日

斥力モデル


重力は常に引力であり、斥力としての重力は存在しないが
電磁力(磁力や静電力)には引力と斥力の両方が存在する。
適切にテンションが調節され構成されたテンセグリティモデルにおいて、
互いに隣接する不連続の圧縮材の2カ所をそれぞれの手で保持して、
ゆっくりと確実にその両端を隔てる距離を接近させると、
球系テンセグリティ全体の直径がある範囲内で縮小されるのではなく
拡張されることを観察できるだろう。
この発見は『シナジェティクス』には記載されていないが、
これは一種の斥力であり、最初の電磁気学的モデルでもある。

この原理によって
テンセグリティモデルの張力が正しく機能しているかが検証できる。
もちろんゴム材を使用した疑似テンセグリティモデルなどでは
この原理は検証不能である。  Y.K

斥力モデル=動的なテンセグリティ構造
model3.jpg
  • 2006年5月20日

引力モデル


シナジェティクスを
ゴムひものような弾性のある素材で構成しているテンセグリティモデルで学ぶ
学生たちにあえて助言するとするならば、
宇宙に浮かぶ惑星地球の物理学に接近しなければ、真のモデルとは言い難い。
さらにモデルとは現在の建築学で扱う縮小モデルとも異なっている。
モデルは3Dバーチャルに扱うべきでもない。
モデルは大きさに制限された形態ではないからである。
モデルはメタフィジクスを媒介する思考の言語である。  Y.K

  • 2006年5月19日

ephemeralization


合金や高抗張力繊維の素材革命によって引っ張強度をますます高めるにつれて、
テンション材をますます長く細くし、
とてつもない長さでありながら同時に断面積がない状態に接近できる。
ただし、テンセグリティを構成するテンション材だけが、
その長さと断面積の比率に限界がなくなるのである。
究極のテンション材は引力である。
宇宙は理想的に構成されている。  Y.K

  • 2006年5月16日

地球上の建築


テンセグリティモデルの発見によって、
この宇宙での構造に関する同一の法則が
マクロレベルとミクロレベルで作用していることが連鎖的に発見されている。
この〈地球〉的建築とは、ミクロ構造からマクロ構造を造ること、
あるいは見えない構造から見える構造を構築するデザイン・プロセスである。

純粋なテンセグリティ建築に関して、建築基準法は現在適用されない。
運動会用のテントが基礎を持たないように
カテゴリーとしての建築物ではないからだ。
これは、構造と国家の記号体系との見事なズレだ。  Y.K

  • 2006年5月14日

テンセグリティ


構造はエントロピックであり、エネルギーを放出するのである。したがって、
耐震強度をクリアーしたとしても構造と呼ばれるモノには、固有の寿命がある。

1949年、
構造を通過するエネルギーは構造をシントロピックに変換する場合が発見された。
真の構造はシナジーであり、発散性の圧縮力と収束性の張力との間で起こる
相互作用の結果としてのみ存在する。
構造とは常に動的であり、決して静的ではないということが明白になった。
資源とエネルギーを浪費させない構造は、シナジーを除外してはならない。

冗長度(リダンダンシー)は構造破壊につながるリスクを低減させ、
また、一部が破損したり機能を停止した状態でも、
その機能をある程度保持するために設けられる。
したがって、エントロピックな構造は、冗長度(リダンダンシー)を求めて
よりエントロピックになるが、テンセグリティ構造では、
冗長度(リダンダンシー)を設計から完全に除外しても
安全性をより向上させることができるのは、
決定的な破壊を回避する重要な機能が自己形成されているからである。

しかし、このことが半世紀以上にわたって専門家に理解できないほど、
テンセグリティは常識的ではない。
シナジーはハイブリッドでもないし、波及効果でもない。
シナジーは宇宙の原型なのだ。  Y.K

  • 2006年5月13日

リンク


リンクにはきりがない。
自然は究極のハイパーリンクの階層構造だ。
インターネットと異なるのは、
人間にも、
30万台あると言われる Google検索ロボットにも、
自然のリンクは永遠に不可視である。  Y.K

  • 2006年5月10日

異郷


人はそれぞれ異郷に生まれてくる。
そしてそれぞれ故郷を求める。

すべての人は宇宙に生まれて来るにもかかわらず、
すべての異郷を知ることはできない。 

この隔たりが言語を形成した。
そして、言葉によって、
すべての異郷に生きることができる。

宇宙は永遠に異郷であり故郷なのである。
宇宙によって引き裂かれそして抱擁される。  Y.K

  • 2006年4月24日

作業仮説VS秩序


科学者は、「混沌から秩序をもぎ取る」と言われてきた。
科学者の物理的な実験によってこれまでわかったことは、
自然の先験的な秩序または
科学者の自身の作業仮説を発見させた優雅さで常に作用している宇宙に比べると
彼らのもぎ取った秩序は常に粗雑に見えるということである。  Y.K

  • 2006年3月28日

もう一つの現実


もう一つの現実がやってくる瞬間は、自分でそれと分からない。

ニュートンにとってのリンゴのように、
すでに見ていた風景とちっとも変わらない。  Y.K

  • 2006年2月14日

トポロジー

風はどこにでもありふれているが、
今、風が吹いているとき、
吹いていない場所が地球上で少なくとも2カ所存在する。
オーロラはどこにでも現れないが、
北極でオーロラが見えるとき、同時に南極でも見えることが発見された。
風とオーロラにはトポロジーの極性原理が支配している。  Y.K

  • 2006年1月16日

デザイン・プロセス


惑星地球の基本アーキテクチャは、マクロ構造をミクロ構造から造るデザイン・プロセスである。見えない構造から見える建造物へ変換するプロセスである。
太陽系アーキテクチャのプロセスにも、重力という見えない非物質的な張力によって、テンセグリティ構造が介在する。  Y.K

  • 2006年1月15日

エフェメラリゼーション


エフェメラリゼーションは、物質とエネルギーに深く介在している超物質的な
アンチ・リダンダンシーである。  Y.K

  • 2006年1月14日

リダンダンシー

テンセグリティ構造は原子核構造モデルから銀河系モデルを通底する普遍性を備えている。振動しない構造システムは銀河系では存続できないので、テンセグリティ構造は外力を振動によって、システム内で分散し、限界を超えた分散に対しては、部分的な破壊で衝撃を吸収してシステムの補償作用でバックアップする。テンセグリティ構造においては、リダンダンシー、すなわち想定される最低限の負荷と要求される最低限の性能に対し、それより多め、大きめに設計されたこれまでの「余裕」や「余地」は、反転する。
より大きくデザインする場合、テンセグリティ構造の構成要素はより細く、軽くデザインされる。原子核構造にリダンダンシーが極小化される理由に、より接近する。
テンセグリティ構造では、リダンダンシーはついに非物質化されようとしている。  Y.K

  • 2006年1月13日

〈免震構造〉と〈耐震構造〉を超えて

〈免震構造〉とは建物の基礎部分に特殊なゴム層などを入れて地盤と絶縁し、地震の震動が地盤から建物に伝わるのを防ぐ仕組みであり、建物を丈夫にする耐震構造とは発想が異なる。〈免震構造〉は非固体的なメカニズムであるが、〈耐震構造〉はより固体的なメカニズムである。
大陸は、時計の長針のように目に見えない速度で常に移動している以上、非固体的なメカニズムでさえ大地と絶縁することは不可能である。
大地からの自律度という概念が、〈免震構造〉にも〈耐震構造〉にも欠けている。

大地からの自律度がもっとも高く安定した構造システムは、テンセグリティ構造である。  Y.K

  • 2006年1月12日

構造システム

人間が物質と確認するものは、すべて構造システムである。
すべての構造は原子から成る。
その原子は、モノでない。
純粋な原理で発生するエネルギー事象である。
したがって、すべての構造は常にダイナミックで決して静的でない。
言い換えれば、すべての構造は、特例な場合の複合体による密接なシナジェティックな相互作用の結果である。

デザインとは、すべての構成要素が思慮深く秩序づけられるように構成する行為を意味する。すべての構造システムはデザインされたエネルギー事象のパターンを備えている。  Y.K

  • 2005年12月25日

放射と重力

宇宙の放射(圧縮力)の総エネルギー量と宇宙の重力(張力)の総エネルギー量は、それぞれ等しいが、重力と放射は異なる作用をする。それらのパターンは異なっている。このパターンを視覚化できることが発見された。

テンセグリティ構造では、放射としての物質は不連続なストラット(圧縮材)によって、そして重力は、構造を統一する連続的な引張材のネットワークによってモデル化される。これら2つの異なった要素をひとつの統一場へと調和させ、相補性的に調和する物理的モデルは他に存在しない。

アインシュタインは、1953年にプリンストン大学構内でこのモデルを見て感激した。物理学者として最初に自然の相互作用を内在させた純粋な原子核モデルとして理解した瞬間である。  Y.K

  • 2005年12月24日

重力と張力

重力を悪く思っている宇宙パイロットは多い。
張力を頼りなく思っている建築家は多い。
重力と張力は閉じたシステムであることを知らない科学者はもっと多い。

テンセグリティ構造が発見されて半世紀が経過した現在、
放射と重力を調和させるあらゆる実験が待ち遠しい。  Y.K

  • 2005年12月17日

水力学

エチゼンクラゲは重さ約200キロ、傘の部分の直径は約1.5〜2メートルにもなる。このクラゲの95%以上は水分であるが、結晶形で最高度に固定できる凝縮力を発揮する三重結合によって与えられていないので、擬似無重力の水中では自らの荷重を容器システムの表面全体に均等に分散させられるが、水面から出すと自重で破壊されていしまうほどに、非圧縮的である。水中以外では張力機能が不足している。クジラも陸に打ち上げられると容器システムはひどく損傷する。

Y.K

  • 2005年12月16日

動的なテンセグリティ構造

tensegrity2005_s.jpg

枯れてしまった樹木の枝が、少ない積雪荷重で簡単に折れるのは、導管に水分が満たされていないからである。生きた樹木における導管とその内部の水分は、自らの荷重を張力によって三重結合の樹木システムの表面全体に均等に分散させている。

同様に生きた人間の血管と血液は、テンセグリティ構造を担っている。デザインされた容器を完全に満たしている液体は、圧縮することができないからである。血管は長さは約10万Km、酸素と栄養を運ぶ動脈、二酸化炭素と老廃物を運ぶ静脈、毛細血管の3つに分けられ、1分以内で全身を一巡する。心臓は1日に10トンもの大量の血液を送り出す。血液循環の原動力は心臓ポンプであり、これに動脈では動脈自体の拡張・収縮、また静脈では筋肉の拡張・収縮のポンプ作用が補助している。

人間の骨格と筋肉、そして細胞だけがテンセグリティ構造ではない。
血管と血液は、動的で水力学的なテンセグリティ構造である。 
参照

Y.K

  • 2005年12月15日

住居のデザイン

 エンジニアリングには二種類の異なった対象がある。相互に相補的に動く複数の部品からなる機械装置と動かない部品から成る構造物のデザインである。機械効率は、その機械が達成した消費エネルギー当たりの仕事の効果の割合を示す。構造効率は、必要とする材料の重量単位ごとに達成された機能、強度、耐久性に関係する。
 重量と生産コストを軽減しても、強度と機能そして安全性、耐久性を向上させるエンジニアリング・デザイニングは、主に航空機や自動車の機械効率として発展してきたので、人間が居住する環境制御構造物には、エネルギーを浪費するデザインが強く生き残っている。それらのすべてはほとんど修正可能である。住居は住むために動く機械を目ざす時にもっとも経済的にデザインされるだろう。

住居が土地資本主義の道具(担保物件=不動産)である限り、
危険で高価な道具でしかない。   Y.K

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