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トリムタブ Archive
- 2008年5月10日
断食
飢餓によって、身体がエネルギー不足と判断し、
身体組織が破壊されるのは医学的事実だ。
しかし、エネルギーが不足して病気になるよりも、
エネルギーの過剰が病気を作っている場合が多いのも事実だ。
生まれる前からの過去の恐怖心から
断食すると栄養不足になると考えている。
断食によって代謝が変わり、脂肪から脂肪酸をつくり
それをエネルギー源にできる。
断食は、恐怖心からエネルギー摂取を続けさせる
マインドコントロールから絶縁できる
もっとも簡単な自己修復プログラムである。
断食の最大の快楽は、
自己修復された食べない自由にある。
意図的に断食できるのは人間だけだ。
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- 2008年4月25日
ドメイン
子どもは積み木が好きだ。
子どもが好きなのは立方体という形態ではなく
それらの結合の方法である。
自然はもリンゴも卵も星も、そして子どもの頭蓋も
立方体以外にデザインした。
われわれの環境だけが立方体で満たされていることは
偶然ではないだろう。
月や火星計画で立方体の装置がほとんど採用されていないのは、
立方体が効率的になるような法律と社会は
大気圏外では効果的に機能しないからだ。
シナジェティクスに積み木という概念は存在しない。
空間は領域(ドメイン)に分割できる。
最小限のドメインを集積するとほとんどは立方体にはならない。
(つまり、立方体は最小限のドメインではない)
最小単位としてのドメインはすべて有限な種類の4面体モジュールとして
この半世紀間に発見されてきた。
4面体モジュールは子どもにとって、積み木よりもおもしろい現実にちがいない。
シナジェティクス・モジュールに関する唯一の日本語の書物は
『コズモグラフィー』シナジェティクス原論
バックミンスター・フラー著(白揚社 2007)である。
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- 2008年4月24日
責任
巨大プロジェクトに従事させる開発者に
プロジェクトに見合った責任をもたせないのは、
知性が低下するからである。
政治家が兵器の製造や購入の権限を軍部の専門家に委譲したのは、
政治家もまた責任よりも知性を重んじたからである。
あらゆる兵器はこうして開発されている。 Y.K
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- 2008年4月20日
イメージから
「塵も積もれば山となる」
どんな微少な存在も質量をもっていて、やがて
目に見える鉛直荷重的存在となる場合があるので、
小事をおろそかにするなという戒めから
平凡な蓄財経験主義に堕落したモラルになる。
部分的な仕事を繰り返しても、
日々の蓄積に期待する大変化はやってこない。
個々の出来事の相互関係から全体像はつねに描かれない。
ある日突然、全体像の向上が感じられた時が、
分節化の始まりと考えられる。
ここには鉛直荷重だけで集積する単純な山はなく
出来事の相互関係という張力が介在する。
張力は距離にも断面積にも制限されない。
分節化という最初の統合化の兆しは、
イメージを伴う動詞に表れる。
「はじめにイメージありき」
全体は積もった絶対量ではなく、
質量のないイメージから始まるのである。 Y.K
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- 2008年4月18日
色彩エコロジー
寒冷地でも黒色の車種が
エレガントな存在として若者の間で支持されている。
砂漠の日中の熱反射から身を守る色が白色であるように、
寒冷地の極低温から断熱する色は黒色ではない。
太陽がない夜間、黒色には他の色よりも物体を効果的に
冷却する冷凍庫のような機能がある。
車内が夏暑く冬寒いとなれば、
一年中エアコンに余計なガソリンを消費するので
寒冷地の黒色のすべての車種により課税する場合の
もっともらしい理由となる。
少なくとも樹は地表温度を上昇させないために
もっとも効果的な色を葉に採用してきた。
その結果、森のすべての葉の表面積は森の大地よりも大きい。
急激な外界の変化に恐竜の体温調節が間に合わなかったのは
体積に対する表面積比であったように、
都市のすべての車と家の表面積はいまや都市全体よりも大きい。
宇宙物理学的に自分の好みで
家や車の外観色を選ぶ商品は時代遅れである。
色彩エコロジーは、開発済みである。 Y.K
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- 2008年4月16日
酸素
特別な呼吸法を知らないで、5分間空気が遮断されれば、人間は死に至る。
人間は空気に対して選択肢が持てないほどの、
有り余る大気が与えられている。
60億を超えた人口に対してまだ酸素は、不足する事態には至っていない。
(正確には、大気に国境がないので
食料のように不足の状態が作れなかっただけである。)
酸素は、資本主義も共産主義でも最初から社会化されている。
それゆえに課金メータを設置できなかったのである。 Y.K
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- 2008年4月14日
残像
現象の遅延は単に脳のメカニズムの限界によって生じる。
認識するためには残像を待たなければならない。
モデリングからモデル言語の認識まで1年以上待つことも稀ではない。
シナジェティクスは
固体という概念のミステイクの発見まで、25世紀以上も待った。
概念の遅延は主に言語によって生じるからだ。 Y.K
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- 2008年4月11日
ファイアウォール
都市は城壁とともに始まった。
それは、物流の拠点としてだけではなかった。
情報もファイアウォールの構築から始まる。
食料自給も「軍の中継点」の
ファイアウォールの構築として始まる。
世界権力機構が意図的に日本の食料自給率を低下させたのは、
稲作の伝統が光合成の非現金化のためのファイアウォールとして
もっとも怖れられたからだ。
(ベトナムもアフガニスタンも稲作地帯である。
中国は小麦・大麦地帯である)
一粒万倍は、計算を基礎にした活動(=logistics)、
つまりシナジーのアジア的非武装ファイアウォールの伝統である。
私が18年間玄米を食べてきたのは、健康のためだけではない。
生存方法としてもっとも自由を拡大するからだ。
たとえば物流とリスクの分散化機能としての見えない城壁である
キャッシュカードや生命保険への依存度を低下させる。 Y.K
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- 2008年4月 9日
短縮系
長い名詞や文節、そして電話番号などは短縮登録できる。
人間は宇宙でもっとも複雑な有機体だったので
宇宙の神秘を意識させないように短縮系にデザインされた。
しばしば無意識に宇宙の記憶が断片的に残っている。
飛躍的な原理の発見をもたらすメタフィジクスは、
経験的に証明可能な可能な状態で
宇宙の記憶を呼び戻すのである。 Y.K
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- 2008年4月 5日
2%
歴史を通じて、人類の 99.9 パーセントは、
地球の全表面のわずか10 パーセントのなかに住んでいたにすぎない。
都市は全表面の2%しか占めていないが、
この瞬間にもエネルギー資源の75%を消費している。
この2%による破滅が宇宙に影響を与えている。
この認識は地球人を地球エコロジーから宇宙エコロジーに移行させるだろう。
さもなくば、2%のエントロピーの勝利にすぎない。 Y.K
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- 2008年4月 1日
腹八分
読みたくないことは気取らず読まず、
書きたくない時は惑わず書かず、
頭がいっぱいになったら
欲張らずそこで考えることを止め、
何もしない快感を開放すること。
メタフィジクス的腹八分で暮らしていれば、
どこでも桃源郷だ。 Y.K
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- 2008年3月30日
テキスト節約生活
テキストに依存する知は、読書量に陥りやすい。
読書量を劇的に節約する方法は思考することである。
そうすれば、読んでいる時間がなくなるだろう。
もしそれでも時間ができれば、思考したことを編集すればよい。
ほとんど何も思考していないことに気づけば、
読書よりもましなテキスト節約生活だ。 Y.K
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- 2008年3月29日
宇宙ステーション
日本人宇宙パイロットが「日本の家」から帰還した。
「宇宙船地球号」以外の宇宙ステーションは
誰も欲しがらないだろう。
「宇宙船地球号」はメンテナンスフリーだから。
否、だった。
水も風も雲も、
そしてエネルギーも食料も無料だった。 Y.K
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- 2008年3月26日
読書
読書から知識は増える。
増えることが他者を知ることとは限らない。
知ることは実際に会うことだ。
読書はそれからでも遅くはない。
一方、自分を知るには、
他者に会う前の孤独に耐えなければならない。Y.K
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- 2008年3月25日
偶然
仮定、認識または実行段階の誤りを
頻繁に発見できる才能は誰にもある。
しかし、間違った経験から学ぶには、勇気がいる。
さらに、真実への重要性の意識が自尊心よりも大きければ、
誤りは認められるだろう。
誤りを認めるこれらの過程で、
偶然に真実を発見できる。
知識と真実にはつねに偶然という隔たりがある。 Y.K
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- 2008年3月11日
記憶のシナジー
記憶を想い出す時、
無関係な情報が入ってくることによって
はじめて再構成される。
これを「再固定」という心理学の概念で捉えることはできない。
原子は他の原子と固定化されるのではなく
振動しながら結合しているのである。
思考をほぼ同時的に声に出す場合は
いままで無関係だと思われていた情報が瞬時に編集され
ついに統合される。
私はこれを記憶のシナジーと定義している。
個々の過去の出来事の記憶は次の結合の可能性のために
つねに振動しているのである。
原稿に書かれることで
直線的に固定化されたシナリオは
この振動をけっして捉えることはできないだろう。 Y.K
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- 2008年3月 9日
脳とマインド
ひらめき以外の概念で法則化されたパターンと
原理の発見者としての役割をほとんど説明できないのは、
脳が脳以外のマインドの機能をなかなか認識しないからだ。
人間にはまず脳が与えられ、
次にマインドを利用する自由が与えられたのである。
決定的なことは
脳はマインドの自由が嫌いである。 Y.K
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- 2008年3月 5日
単純なこと
デザイナーは美学を重要視する。
美学的解決はもっとも簡単だ。
たとえば、
生きるために牛を殺す時に、
殴り殺すか、刺し殺すかだけを問題にすることだから。
政治家は政策を重要視する。
政治的解決はもっとも簡単な計画だ。
仔牛を育てる牛から、少しだけミルクを横取りするする技術だから。
科学者は原理の発見を重要視する。
原理的解決はもっとも単純な経済的な方法だ。
原理は、牛やミルクのように、
人間には作れないが
最初から宇宙に存在している既製品だから。(続く) Y.K
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- 2008年3月 4日
ノート型PC
私の母は勉強しろとはほとんど言わなかった。
彼女は自分の経験から勉強はどこでもできるとだけ言っていた。
ワイアレスの軽量のモバイル用ノート型PCが登場して
10年以上が経過するが
自宅から地球の裏側まで、どこにいても効率的に仕事をこなせる
自律した個人に出会うとなぜか母を思い出して嬉しくなる。
どこにいても効率的に仕事をこなせるアイデアは
最終的に学校や会社を必要としないからだ。
その母はベッドの上で新聞だけ読んで
今日も退屈しているだろう。
IT化された最新の病院でさえ不完全なシェルターだ。
モバイル用ノート型PCの使用を禁じているかぎり。
(1969年からアポロ宇宙船は最初の大気圏外のワイアレスのシェルターであった。) Y.K
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- 2008年3月 3日
コミュニケーション
教育システムを真に理解すれば、
科学と工学、そして教育の欠点が理解でき、
目的論的に形成される
コミュニケーションの発見があるにちがいない。
それは、個人が独自に
宇宙の統合性を発見することだ。 Y.K
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- 2008年3月 2日
投資家
余剰を自然に任せられないほど貪り尽くしたと思い込んでいるので、
投資家は1万円を2万円にする略奪ゲームに夢中になる。
自然は一粒の稲を半年で一万粒にできる。
余剰と元金の関係が反転するバンキングを発明しているのだ。
しかし、彼らが宇宙のテクノロジーに投資したことはない。
無秩序に潜む偶然しか愛せない、
その日暮らしのギャンブラーだから。 Y.K
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- 2008年2月21日
感情
優れた発明はどこか非常識なアイデアを感じさせる。
しかし、発明から常識を取り除くと
優れた発明は存在しない。
しかし、原理を含む稀有で基本的な発明に出会うと、
どこか見覚えがある感情が湧いてくる。
私はこの感情を教育することに
興味を抱く教師についに出会わなかった。
唯一、R.B.Fを除いて。Y.K
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- 2008年2月16日
経験と実験
あらゆる教育は自己教育的である。
経験 (experiences)によってのみ、理解できるにちがいない。
あらゆる科学は自己実験的である。
実験(experiments)によってのみ、理解できるにちがいない。
個人の絶えざる試みがなければ、
教育も科学も存在しない。 Y.K
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- 2008年2月10日
完全性(integrity)
原子核を構成する核子の一部分は
結合エネルギーに変換される。
部分を全体と結合させ続けるには
完全性(integrity)が要求される。
物質が存在するように、
われわれが宇宙で存在するには、
誠実さ(integrity)が要求される。 Y.K
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- 2008年2月 8日
殻の厚み
われわれの住居の平均的な壁の厚みは30センチ程度である。
部屋の幅が6m程度とすると、
その厚みは幅の20分の一となる。
人間の頭蓋骨の平均の厚さは6mm 程度で
直径との比率は40分の一以下である。
鳥の卵の殻の厚みと卵の直径の比率は80分の1以下である。
適切にデザインされたテンセグリティ・ジオデシックドームの
その比率は200分の一以下となる。
われわれの細胞膜のこの比率がさらに小さくなるのは
細胞自体がテンセグリティ構造だからである。
壁は圧縮材ではなく張力材として機能すべきである。 Y.K
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- 2008年2月 1日
メタボリック経路
産業は、生物のように本質的にメタボリックにデザインできる。
それらは常に成長する。
蓄積された太陽エネルギーの入力と出力に
それぞれのタイムラグがあるだけである。
現在の権力構造がメタボリックな経路を
選択する意志がないことが露わになった以上、
間接的に太陽エネルギーに課金する時代は終わるだろう。
エネルギーは増えも減りもしない物理的宇宙に
エネルギー危機は存在しないのだから。 Y.K
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- 2008年1月30日
クロノファイル
読書体験は経験の一部にちがいない。
しかし、この経験から生まれる知識に期待するよりも、
思考することを選ばないことが、
読書の習慣を生んでいる。
自らの思考の履歴を読むことは
読書に優る試行錯誤だ。
それはクロノファイルと呼ばれている情報整理学だ。
クロノファイル型の思考錯誤は、
もっとも効果的な試行錯誤を生む。 Y.K
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- 2008年1月22日
冗長度の経済
構造工学では、ある構造物の支点にどれくらいの余裕があるかを判断するための
冗長性(redundant)を求めてきた。
その結果、冗長性(redundant)は余剰的な豊かさと誤解されている。
つまり、これまで冗長性の獲得は歴史的に
重量の増加なしでは達成できていない。
テンセグリティ構造はこうした概念に対立する。
重量を劇的に軽減しながら、機能の劣化がないばかりか
機能と安全性がむしろ増加する原理を示しているからだ。
1960年代の宇宙工学が最初にテンセグリティ理論の導入に関わったのは、
大気圏外まで必要な効果的な機能だけを
安全にかつ経済的に移動させるためである。
大型ジェット機の全重量を収容乗客数で割ると、
最新の機体ほど劇的な重量の軽減に成功していることが分かるだろう。
燃費が大幅に改善された最新の自動車は、
もはや限界に達したエンジンの燃焼効率の改善ではなく、
車体の剛性を向上させながらも、安全性を劣化することなく
車重を劇的に軽減する方法で燃費が改善されている。
一方、最新の耐震設計に合格した構造物は、例外なくその自重は増加している。
大気圏内の住居テクノロジーが
こうした冗長性(redundant)で利益を確保する時代遅れのテクノロジーである限り、
冗長性を排除するには不向きである。
人々が成功の象徴として重厚な家を指向しているかぎり、
大気圏内の住居テクノロジーに関わるすべての専門家たちは
もっともらしい冗長性(redundant)がもたらす安全性と経済性において
つねに消費者を欺くことができる。
テンセグリティ原理が形成されて半世紀が経過している。
これは20世紀に発見された科学原理の応用段階に到達するには例外的な懐胎期間である。
懐胎期間の意図的な引き延ばしが容易なのは、
専門分化されたテクノロジーの冗長性への見えない依存度のためであるが、
過剰な重量増加は、つねに二酸化炭素の増加問題である。 Y.K
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- 2008年1月13日
思考を声に出す(thinking out loud)
「思考したことを声に出す」ために
原稿を用意する社会的習慣がある。
しかし、「思考したことを声に出す」ことと、
「思考を声に出す(thinking out loud) RBF」ことは異なっている。
思考と声はほぼ同時的にリンクできる。
この能力を最初に隠蔽しているのは
教師たちである。
両親が教師に替わる場合も珍しくない。
彼らにとって学習とは他人の思考したことである。
そして、ワープロの音声入力を怖れている学生は実に多い。
専門分化はすでに思考と声から始まっている。 Y.K
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- 2008年1月12日
宇宙計画
21世紀の工業先進国は
ひたすら宇宙計画(=space program)の過程にいる。
彼らの物理的宇宙(space)が、
もう一つの宇宙(Universe)と分離されているかぎり、
宇宙それ自体に近づこうとして
取るに足らない資源争奪戦をしているだけかもしれない。 Y.K
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- 2007年12月13日
クリティカル・パス
人間の能力から見れば、
マルチタスクとは同時に仕事を処理することではなく
仮想的な物質を想定することによって
多層化された非同時的なネットワークを形成するように
プログラムを組むことである。
マルチタスクとは
最長経路を最短時間で
達成するクリティカル・パスの別名でもある。 Y.K
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- 2007年10月17日
メタフィジクス
原理はどれも単純だ。
しかも宇宙は原理を大量生産している。
自動車の大量生産と異なるのは、
互いに異なる鋳型から原理が生成され、
さらに、
子どものレゴ(Lego)と異なるのは、同型ではないのに、
互いに組み合わせることができることにある。
この驚くべきメタフィジクスを
教育する学校が存在していないことである。 Y.K
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- 2007年10月15日
流体地理学
都市には
魂を森に置いてきた民と
砂漠に置いてきた民が無数にいるだけだ。
都市に魂を置いてきた旅人はいない。
都市では
人々は互いに樹木のように
寄り添っていながら、
砂のように流動する。
森や砂漠は固体ではない。
森も砂漠も
移動した結果だ。
移動は生命のパターンである。それらは流体的コロニーを形成する。
流体地理学を葬った固体的建築空間は
人々を都市で堰き止めてしまった。
(過疎や過密は宇宙には存在しない)
流体地理学は
森の民も砂漠の民も互いに知らない。
流体地理学は
魂を宇宙に置いている民の
内部と外部(=Twoness)から形成されている。 Y.K
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- 2007年9月13日
原理
エコロジーという言葉は誰でも知っている。
石油系がつくり出した「地球に優しく」といったうぬぼれた行為も
そう長くは続かないだろう。
なぜなら、
エコロジーは、人類にとってもっとも未知で危険な宇宙的原理である。
エコロジーは、
エコロジーに違反すると
核兵器よりも効果的に人類の滅亡を達成する
見えないそして、重さのない再生的な相互システムだ。 Y.K
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- 2007年8月30日
ホットライン
既にカオスポイントを見逃してしまった地球温暖化で
良いことが一つだけ生じるだろう。
純粋な非物質的なコミュニケーションの発見である。
互いに地球の反対側にいる鯨どうしの遠隔コミュニケーションとは違って、
多くの人が個別に神を発見することによって、
ケイタイではなく、マインドに
最初のホットラインが装備されるだろう。 Y.K
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- 2007年8月25日
3日間
人間だけが脱糞に道具を必要とする。
しかし、健全な肛門は水も紙も必要としない。
これは自然回帰型エコロジーではなく、
緊急災害時のサバイバル技術に入るだろう。
この技術習得には3日間で十分だ。
玄米を食べればよいだけだ。
ただし、玄米だけ。 Y.K
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- 2007年7月17日
避難場所
強い地震が発生し被害が甚大な
場合は、大勢の人は小学校の体育館に避難する。
体育館は柱がなくとも天井が高く、そして広い。
体育館はいつも安全である。
半世紀前から屋根や壁面を軽く丈夫に作るテクノロジーは存在する。
柱がより多くある家が倒壊し、柱の少ない構造が安全なら
どうして人々は最初から体育館のような構造を住居にして
空間を仕切って暮らさないのだろうか。
そうすれば避難することも不要だ。 Y.K
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- 2007年7月16日
食料戦争
中国の輸入食品の汚染が繰り返し指摘されている。
詐欺師たちの基本的技術の問題だから汚染は根絶はできない。
しかし、もともと食品に毒を混ぜて食べる習慣は
西側諸国、つまり自由主義陣営の考え出した
金儲けの手段である。
効果的な殺戮兵器の代わりに、
農薬や保存剤などが投下される
個々のメタボリックシステムへの攻撃は
イデオロギーを超えて、
緩やかな他者の死によって、金儲けをする食料戦争だ。
350万年間、人類にとって食べ物とは本来、神聖な繋がりを感じる
もっとも身近な存在であった。
そう感じていない民は絶滅したに違いない。
食べ物が生きるためのエネルギー源以上に感じられないのは
過度の専門化を意味している。
消費者は明らかに、消費の専門家になりつつある。
国家が基準値を満たす政策を待つよりも、
われわれがすべての食品に毒を混ぜて食べる
この半世紀間に身に付けた習慣を
排除することが最優先だ。 Y.K
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- 2007年7月15日
静止宇宙観
地球が太陽を周回していることを
実際に観察するには、太陽から地球を見なければならない。
この簡単な実験を実行できなかったからこそ、
天動説で多数の人々を騙すことができた。
しかし、地球と太陽を同時に観察できる場所から、
周回という円運動は観察できないだろう。
地動説は太陽中心説であり、
これまでも多数の人々を騙している。
太陽系の惑星や恒星の軌道上の回転運動は、
すべて螺旋運動として観察される。
太陽は銀河系で円運動をするなどと言う概念は
今なお温存されているニュートン的静止宇宙観である。 Y.K
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- 2007年7月 7日
実験と経験
実験(experiment)と経験(experience)は
ex(=fully) = 十分に経験するという同じ語源をもっている。
エキスパート(expert)は専門家のことである。
真実の証明には
誰でも再現可能な方法が採用される。
再現可能な方法を考案するには
様々な実験と経験が必要である。
たいていの人は時間がないので、
公理という既製品で間に合わせる習慣がある。
科学者もその例外ではない。
21世紀になって、突然それらの既製品が広範囲でがらくたになってきている。
しかし、真実の証明には
実験(experiment)と経験(experience)の
もう一つの語根であるperil、
つまり、危険と冒険が介在する。
21世紀は、最後の実験と経験の時代になるだろう。 Y.K
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- 2007年6月23日
テクノロジー
テクノロジーは、間違った理由で開発され、
正しい理由で時代遅れになる。
現在、正しい理由で開発されていると
思われているほとんどのテクノロジーは、
すでに時代遅れである。
例えば、ハイブリッドカーやバイオエタノールなど。
燃料電池車に比べれば、すでに近視眼的だ。
テクノロジーは、本当の理由で予測され、
正しい理由で採用されたことはない。 Y.K
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- 2007年5月25日
非相互作用
そば屋のうどんよりは
うどん屋のうどんのほうが
まずかったり、
うどん屋のそばよりは
そば屋のうどんのほうが
好きだという
非対称性は存在する。
しかし、
そば屋がうどんをつくることで
うどん屋のうどんがおいしくなることはない。
さらに、
そば屋がうどんをつくることで
うどん屋のそばがまずくなることもない。 Y.K
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- 2007年5月21日
半減期
放射性物質の放射能のもっとも長い半減期は
ウラニウム238である。
この半減期は、熱や圧力、そして
いかなる化学反応でも変えることができない。
地球上の物質が一度はどこかの恒星の物質であったなら、
われわれの肉体を構成する物質も
いずれ恒星・超新星として光り輝くことになる。
人間生活にもっとも多くの災いをもたらす
世界権力構造の半減期をなぜ計算しないのだろう。
少なくとも、この半減期をいかなる経済理論
でも変えることが不可能だからではない。 Y.K
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- 2007年4月28日
脳教育
学校で脳は、最初にうぬぼれを学ぶ。
人間だけがつねに満足できるように。
その結果脳はテストが大好きになった。
教師の脳もテストなしでは、教育は不可能だと考えている。
地球温暖化は一部の人間が満足した過程だ。
緊急事態なのは、脳教育だ。
RBFは私にテストを一度もしなかった。
理解を紙面で試すこと自体が彼にとって理解ではなかったからだ。 Y.K
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- 2007年4月25日
包括的予測能力
2億戸の住宅の量産(1927年のバックミンスター・フラーの構想)が、
地球温暖化より緊急であると考えられないのは専門家だけである。
とくに建築家である。
彼らは、とりわけ、主に北半球に暮らす裕福なクライアントからの注文やコンペによってのみ、仕事を開始する習慣がある。包括的予測能力など、発展するはずもない。
車や飛行機、船、パソコン、書籍もいちごもネットで買える時代に、
動くシェルターが買えないと考えるのは、時代遅れだ。 Y.K
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- 2007年4月21日
経験エントロピー
「情報」とは、確率によって決まる純粋に数学的な量のことである。
情報エントロピーは存在しても、経験エントロピーは存在しない。
経験は個人にとってどれだけ意味があるかにつねに関係する。
経験は、情報と違って平均化を免れている。 Y.K
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- 2007年4月20日
宇宙への配慮
「環境問題」は、より悪化するにちがいない。
「環境問題」は、ますます個人の環境への配慮の問題とされるようになったからだ。
環境とは何かを厳密に定義しよう。
バックミンスター・フラーにとって、
「環境とは、自分以外のすべて」である。
つまり、環境問題とは、自分以外のすべての問題である。
存在しない「環境問題」から問題は何も解決されない。
われわれが、「環境問題」として扱ってきたのは、
実は、宇宙問題である。
なぜなら、「宇宙とは自分を含むすべて」であるから。
しかし、「宇宙問題」は、「自分」がなければ何も存在しない。
宇宙への配慮を、まだ偶像崇拝のように考えているかぎり、
あるいは自己への配慮をエゴイズムの延長としているかぎり、
「環境問題」は、より悪化していくにちがいない。
存在しない「環境問題」によって、軍事費の増大は、
二酸化炭素増加問題よりもはるかに小さくなるのだ。 Y.K
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- 2007年4月18日
step out
教師はこの理解の度合いを測ってきた。
しかし、考え方を教えるとたいていの学生は発明をするだろう。
新しい生き生きとした観念は、小さなグループの対話から生まれる。
たいていの教師はこの可能性を教育する機会を奪われている。
「教育もまた、教育を必要とする」(マルクス)以上に、
考えることを考える行為は、学習から除外されているからだ。
ところが、現在多くのパソコンユーザたちは、
パソコンを自動診断するアプリケーションから
システム自体の問題を診断できない場合、
同一のアプリケーションとシステムがインストールされた外部のハードディスク
から簡単に内部のシステムを診断し短期間に改善できることを知っている。
自分の間違いを効果的に発見するには、<step out>という操作が不可欠である。
創造的な自己学習は、システムの内部と外部との絶え間ない観察者の移動を伴う。
Y.K
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- 2007年4月16日
実験的なブックデザイン
注釈を書いて本文を書く人はいない。
ところが注釈から読んで、本文を読まない読者はありふれている。
一方、バックミンスター・フラーの真の偉大さの理解は、
つねに後回しにされる傾向があった。
この2つの傾向が、注釈と本文のテキスト量をほぼ等価にした、
『宇宙エコロジー』美術出版社 (2004/07)の実験的なブックデザインであった。 Y.K
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- 2007年3月24日
『寝太郎』
稲作による真の富を表す「三年寝たろう」(=シントロピーの利用によって、3年に一度の豊穣な稲作によって生存できる地域が存在する)は、高度消費資本主義社会の市民農園から決定的に遠ざかる。
『寝太郎』が稲作の平均的な姿であることは決定的に疑われたままである。 Y.K
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- 2007年2月20日
最優先課題
京都議定書のエネルギーに対する規制よりも、京都議定書にはない有限な化石燃料への課税のほうがより効果的ならば、二酸化炭素の増加に対する規制よりも有限な酸素への課税のほうがさらに効果的である。新たな元素消費税(科学的には酸化税、酸化還元反応はかならず対になって生起する)の概念でもある。そしてその課税対象には、人間、家畜、そして自動車も含まれる。人間の燃費も考えなければならない。そもそも燃費がよくても無駄に動きすぎる人は車以上に多いのだ。
そして課税という政策から、この問題は遂に解決しないことがわかるだろう。なぜなら最優先課題ではないからだ。
デザインサイエンス的戦略では、京都議定書を実行する半分の費用で、清潔な飲料水、下水設備、基本的な医療、そして教育が、残りの半分の費用で移動住宅と在宅勤務を、地球規模の地球人に供給することができる。 Y.K
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- 2007年2月12日
電磁誘導
どの本に読む価値があるかを見分けることができない段階で本を読むべきではない。では、どうすれば、学習できるのかというジレンマを想定するが、教育によって、本を読む前に誰に教わるかが忘れられている。教育は、学ぶ動機がある場合、誰かからなのかがもっとも重要な問題だ。本の数よりも教える人は常に少ないのだから。
1970年代にはすでに、多くの知識人と優れた教育情報環境にいた学生(特にデザインや建築学の学生)たちは、バックミンスター・フラーのことを私以上に知っていた。しかし、彼に個人的に会ってシナジェティクスの個人教授を受けようとした日本人はいなかった。結果的に私は彼から共同研究する機会を与えられた。
この行動の動機はいまでも、シナジェティクスの開発には重要だ。直観的だからである。直観とは想像力による電磁誘導なのである。この直観は、内的なデフォルト知性の成せる業とも言える。21世紀はこのデフォルト知性にしたがって、個人が世界の優れた教師に出会うことができる社会を形成しつつある一方、古い教師たちは、直観を蔑む教育を維持するだろう。 Y.K
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- 2007年2月 2日
自然には過疎はない
過疎化する農村や都市はあっても、自然には過疎はない。
結合と解離しかないのである。
われわれは、結合と解離が無意識で運用されているシステム、
つまり生命の合成にはまだ成功していない。
それどころか運転手付きの自動車に替わるシステムもできていないのである。
過疎化する失敗した農業から、つまり農薬によって長期にわたって汚染され、耕作機械によって不注意にも破壊された表土からなる農業地帯をバイオスフィア自らが再生する過程から、自然が、短時間にもっとも経済的に修復する方法を学ぶことができる。
真の科学的なコスト計算とは、その全作用を人間の作り出すテクノロジーが代行した場合のことである。しかし、修復にかかるすべてのコストを計算できる科学者はいないということは、重要な科学的事実である。 Y.K.
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- 2007年1月31日
「平均的」革命
科学者バックミンスター・フラーは
若くて一番頭のいい時期に幾何学をはじめ、
お金がなくなり自殺未遂の直後からデザインサイエンスを決意し、
多くの人にとって一番頭の衰えた時期に再び数学をやった。
そして、哲学と歴史を常に学んでいたので、
どの学会にも属すことなく、
銅像と記念館は、もちろん建てないようにと遺言を残した。
なんという常識と平均との著しい宇宙的差異!!
「平均的」個人による「平均的」革命は漸進的に遂行された。これは一つの明快な詩人の認識論ではないだろうか。 Y.K
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- 2007年1月30日
プログラム共通化
教育のカスタマイズをもっとも妨げているのは、
学校という建物と終身雇用の教師と
平均的にみせかけた喜びのない教科書である。
異なった車やパソコンの世界的な規模での部品共通化が
カスタマイズやオンデマンドを加速したように、
これまでに発見された科学原理群の存在は、
世界的な規模でのプログラム共通化の対象になる。 Y.K
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- 2006年12月26日
天球儀と地球儀
天球儀は、地球からみた外部ではなく、閉じた球面に映る相互関係として描かれている。
地球から観察されるパターンを回復するには、つねに天球儀全体の鏡像反転という操作を必要とする。神の目から描かれた歴史が先行している。神は球体宇宙の外部に位置することができる。
一方、15世紀のイタリアの地理学者パオロ・トスカネリ地球球体説から作成された最初の地球儀は、天球儀のように鏡像として描かれていない。地神の目は、球内部から見た外部、つまり地上よりも下方には存在できない。
クリストファー・コロンブスが 1492年、大西洋をインドを目指してパロス港を出航した。この時の地球議は外部からみた地球儀であった。実用的な航海情報を描いたのではなく、いわば神の目から描かれた歴史が依然支配しているたと考えるべきだ。
なぜなら、その約1世紀後の1603年に出版された測天図で、星座のパターンを見える通りの星の配置、つまり地球から外部を見る観察者の視点が最初に描かれたからである。
ティコ・ブラーエの観測資料はヨハン・ケプラーによって整理され,ケプラーの法則発見の重要なクロノファイルとなった背景には、地球から外部を見る観察者の視点が天文学にもたらされたのである。 Y.K
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- 2006年12月22日
プライムデザイナー
発明を評価できる人は、特許の審査官ではない。
真の発明家は特許の審査官よりは少ないのである。
そして発見家は、発明家よりも少ないのである。
ビジョンなくして発見には遭遇できないが、
発明は依頼することができる。
しかし、優れた発明家はクライアントなくして、
発見と発明に同時に関わっている。
バックミンスター・フラーは、そのような個人をプライムデザイナーと呼んでいた。 Y.K
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- 2006年12月21日
発見家と発明家
ほとんどの人は、発見や発明と無縁な人生であると思っている。
しかし一つの発見や発明もないということはあり得ない。
だれでも異なった経験をしているかぎり。
発見や発明であると評価する人に出会っていないだけである。
決定的なことは、評価を依頼する関係からは発見も発明も生まれないのだ。 Y.K
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- 2006年11月27日
ノウハウ (know how)からノウホワイ(know why)へ
Cosmic Integrityを科学的にも証明できるとするのが
シナジェティクスであるが、私は、シナジェティクスを学ぶ前に
数学が深く関与するはずだと考えられたのが一番リアリティがあったから、
バックミンスター・フラーと研究する場を共有できた。
しかし、そのリアリティをさらに具体的な形にするには当時の私には
数学的知識があまりにも不足していた。
だれでも現実を肯定して、考えることを考え始めざるを得ないと考えている。
与えられたすべてのデフォルトを受容する態度は
royal(王権)のデフォルトを排除する機会を失ってしまうだろう。
リアリティ(reality)は、 royal(王権)の名残りに今なお閉じられているからだ。
分断された異なった自己が統合されるには、
局所的な個人のそれぞれの挑戦と失敗が必要だ。
ノウワット(know what=目的意識)ばかりでは、ノウハウも発見も生まれない。
目的意識は簡単に捏造できる。
ノウハウ( know how=技術知識)ばかりでは、何も発見されない。
技術知識は独占されやすい。
ノウホワイ(know why=理由・動機を知っていること)には、国家や大企業、教育組織は無関心である。
個人は、ノウホワイを生得的デフォルトから自ら発見できる。
同時に、ノウホワイからノウハウとノウワットを分断する境界線を消去できる重要なオペレーションが生まれるはずである。
know whyは教育不可能であるという理由から、教育課程では完全に除外されているが、私は、バックミンスター・フラーからknow whyについてもっとも対話できた。
バックミンスター・フラーは、知識よりも概念を優先していたからである。
概念デザイン( prime design)は共有することができた。
偉大な師は、know whyをデザインサイエンスとシナジェティクスにリンクしたまま、去ったのだ。
(友人のシナジェティクス研究者ロバート・グレイ(Robert Grey)が立ち上げたサイトで、バックミンスター・フラーのシナジェティクスの原書のテキストと図版からいつでも自由に学ぶことができる。)
http://www.rwgrayprojects.com/synergetics/synergetics.html
このリンクを理解するには学校(建物)と教師は不要だ。
100ドルパソコンと辞書でモバイルするときが来たのである。 Y.K
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- 2006年11月24日
『クリティカル・パス』
少年少女は自殺する。
死が正義になるのは彼らだけという現実を知る前に。
あるいは、その現実を知って、兵士になる若者もいる。
正義にも現実にも計画的陳腐化のシナリオがある。
死に急ぐのであれば、もしくは生き残ってなお人生の節約をして
学校で静かな絶望的な生活を送っているならば、
『クリティカル・パス』バックミンスター・フラー著を読んでほしい。
シナリオどうりに死んだ歴史を学ぶものも意味あることだ。 Y.K
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- 2006年10月29日
プロトタイプのシミュレーション
実物大のプロトタイプを製作し、
機能テストをする必要のない量産型の工業製品は現在2つある。
1つは自動車。
すべての部品のはコンピュータ上でアセンブルされテスト走行まで可能である。
他の一つは核兵器である。
過去の無数の地下核実験のデータの蓄積から新たな核実験はすべてシミュレーションで実行できる。
モデル化によるシミュレーションは、現象についてどの程度正確に再現できるかによって計算要素とその量を制御できるので、現象についての完全な知識は不要である。
言い換えるならば、システムのモデル化は、完全な模倣からは始まらない。
システムの発見から始まるのである。 Y.K
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- 2006年10月28日
テンセグリティ構造とパターン
知的爆発は、教育投資に比例するという前提で、通常の教育組織は運営されている。
彼らのビジネスは、常に「自然」が生成する内的プログラムを隠蔽することである。
しかし、学校が存在しなくても知的爆発時期は存在するのである。
たとえば、この知的爆発時期の子供は、テンセグリティ構造とパターンの完全性を予備知識なく瞬時に理解できる。これは神秘ではないだろうか。ーーーー貧感からの脱出には早期教育ほど効果的なものはない。 Y.K
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- 2006年10月25日
エッシャーのメタフィジクス
等価の原理に関する考察をアニメーションで製作した。
エッシャー作品の場合、静止画でもモチーフの動きを感じさせるので、アニメーション化しても質的な変化はないことがわかる。
メタモルフォーゼには対立する図と地、そしてそれらの相互変換のすべてがある。 Y.K
http://synergetics.jp/tensegrityblog/
http://synergetics.jp/gallery/
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- 2006年10月24日
YOU TUBE
ニュートンの静止宇宙の終焉は、インターネットにおける動画が最も重要なメディアになることで決定的となるだろう。
宇宙は互いに動いている。動画でなければ描けないシステムばかりである。太陽系は、ケプラーによって、互いに動く天体間の相互作用が調和した状態として発見された。その関係を捉えるメディアがもっとも自然である。宇宙は絶えず変容している。時にはデフォルトさえも。
ケプラーなら最初の楕円軌道の発見をYOU TUBEに投稿したはずである。動画だから非視覚的な数式を除外しても伝達可能である。 Y.K
http://www.youtube.com/
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- 2006年9月20日
反対称性
ドストエフスキーの描く
囚人に対するもっとも残酷な極刑は、残忍な肉体的拷問ではなく、
深い穴を掘らせ、掘らせた後にまた埋めさせるような
無限の繰り返しによって、短期間に囚人から存在意義を奪う方法である。
囚人にとって遂に自殺こそが、自由意志が残る唯一の選択となる。
一方、発明、発見は、宇宙に無数に存在するという論証不可能な前提こそが、
科学者が失敗を覚悟で自然を探求する時の、目的存在理由を与えているのである。
これらの概念には明白な反対称性がある。 Y.K
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- 2006年9月 7日
情報
水が高いところから低いところに流れるのは位置エネルギーがあるからだ。
情報も高いところから低いところに流れる。
新聞の家庭欄に記載された科学情報で研究成果は得られない。
では情報の位置エネルギーとは何か。
情報が「ある位置」にあることで情報に蓄積されるエネルギーのこと。
位置エネルギーが高い情報ほど、不安定で、動き出そうとする性質を秘めている。
未知こそ最高度の位置エネルギーを潜めている。
ただし未知は、「位置」情報すら特定できない場合なのである。 Y.K
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- 2006年8月31日
一般化
A
天文学者と航海士は、任意の時刻に地球上の任意の地点から観測した場合に不変的な天体の相互配置パターンを収集して蓄積するノウハウを共同で確立していた。
B
才能ある直観的な船乗りは豊富な経験から、肉眼で見える任意の星はいずれも、任意の日にクロノメーターで記録した任意の時刻に、コンパスが示す任意の方向で観測者から見える地平線上の高さを角度で測定した後、球面三角法で計算すると同時に、地球上の観測者の位置をも正確に計算できることが発見された。
AとBの間には科学史的には数千年間の隔たりがある。
にもかかわらず、
われわれはAとBを除外して、いきなり三角関数を学習する社会を受け入れている。
これは、数学に限ったことではない。 Y.K
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- 2006年8月29日
世界時( World Time)2
世界の誰かと話をするには世界時が必要である。
人間には睡眠があるからである。これは常識かもしれない。
しかし、世界時とは時計を意味しない。時計は世界時に準拠しているから。
世界のどこかに孤独に移動する場合も、世界時が必要である。
地球が太陽系を回転しているからだ。 Y.K
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- 2006年8月28日
世界時( World Time)1
科学史では、900年頃すでに、ギリシア北部マグネシア(Magnesia )で磁石が知られていた。
1100年頃、中国で羅針盤が使用されていた。つまりすでに方位磁石が実用化されていた。
しかし、磁石が示す北極と南極は、地理上の北極、南極程度離れていて、しかも地磁気の北極、南極は小円を描いて常に位置を変えていることが人工衛星からの観測で分かった。地球の回転慣性とプリセッションから磁石が示す北極と南極は不動ではない。
つまり、磁気コンパスだけのナビゲーションだけでは、誤差が大きすぎて安全な航海を保証できない。
紀元前から航海術に天測が利用され、ジャイロスコープ*や磁気コンパスがなくても外洋航路を自由に行き来していたというテクノロジーは、地球を外部から見るという天球儀を発明した古代の神官たちの蓄積したノウハウに依存していることを現代人は理解したのである。
天測とは正確な世界時と三角関数の体系化である。正確な世界時とは太陽による隔時観測法であるが、時計のない時代の隔時観測法は北極星を中心としたの星座の回転角度から時間を割り出した。マストという鉛直線があれば十分である。 Y.K
*航空機や宇ロケットのナビはジャイロスコープ (gyroscope) を搭載する。物体に働く角速度を検出する計測器。
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