八月六日のために(4)ーーゴミと想像力

ごみ 【塵/芥】とは、物のくず、不要になったもの、役に立たないものなどの総称とされている。ゴミ出しという行為によって、誰でも意識的に、無意識的に日常的にゴミを合成できるわけではない。化学的存在であるゴミという物質の解離と結合には、自然法則が介在する。廃棄物質は「ケミカルアブストラクト」には登録されない92種の元素の組み合わせの総称である。ゴミは、人類の想像力の欠如から、抽象性(アブストラクト)とエントロピーの無限性の融合した状態である。

エコロジー運動に関わる多くの人が、この概念を「ゴミ問題」というように日常的に再現するかぎり、「平和運動を戦っている」場合のような概念の撞着がある。

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