現在、日本の在来種の雑草の原種をすべて収集し定期的に栽培しているのはアメリカの農林省である。
<無用の用>の重大性を認識しているのは、伝統的なグローバリズムである。
農民が、種を現金で買うようになって久しいが、その間接的現金収奪法は、グローバリズムによる原種のコレクションに端を発している。
最初に世界中の動植物と資源目録を作成し、博物館のためのコレクションを担当したのは科学者ダーウィンである。
グローバルに物事を考えたがる人たちの隠された欲望には、たいていこの間接的収奪法に対するノウハウの獲得がある。
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