エンジニアリングには二種類の異なった対象がある。相互に相補的に動く複数の部品からなる機械装置と動かない部品から成る構造物のデザインである。機械効率は、その機械が達成した消費エネルギー当たりの仕事の効果の割合を示す。構造効率は、必要とする材料の重量単位ごとに達成された機能、強度、耐久性に関係する。
重量と生産コストを軽減しても、強度と機能そして安全性、耐久性を向上させるエンジニアリング・デザイニングは、主に航空機や自動車の機械効率として発展してきたので、人間が居住する環境制御構造物には、エネルギーを浪費するデザインが強く生き残っている。それらのすべてはほとんど修正可能である。住居は住むために動く機械を目ざす時にもっとも経済的にデザインされるだろう。
住居が土地資本主義の道具(担保物件=不動産)である限り、
危険で高価な道具でしかない。 Y.K