都市の菜園は土地所有者の趣味である。
柵や煉瓦で囲われていない菜園はない。
菜園は千もあるが、農は境界線のない無償のバイオスフィアのシステムである。
Y.K
月別アーカイブ: 2006年4月
分け前
この世でエコロジー以上の何かを求める人は、
エコロジーの分け前にあずからなくとも不満を言ってはならない。
空や海に向かって、太陽や星に向かって、
草や樹木に向かって、動物に向かって、
そして重力に向かって不満を言ってはならない。 Y.K
古き良き時代
過疎の高齢化に意味のあることがただ一つある。
なぜ過疎になったか老人が自分で説明できる現実だ。
教えられるままに町に息子たちを行かせたのだから。 Y.K
時は富なり
時間のない人が貧乏なのではない。忙しくしたがる人が貧乏なのだ。 Y.K
暇VS金
実に恐ろしいものは、噂をリンクしていく暗黙的な努力である。
多くの噂は、噂以上に暇な人間がいる証拠である。
冬の山暮らしは暇かね? それともネット社会は暇、金? Y.K
一年草
稲はイネ科の一年草なのに、
そのサイクルは稲刈りまで以外誰も知らない。
稲は、一万年間にわたって、人間に与えてばかりだ。
このことが遺伝子に影響しないわけがない。 Y.K
免責
人間はどんな生命保険に入ろうと死亡率を低下できない。
しかし、貧乏人は短命である。
条件のいい生命保険に加入できる人は、生存率がもともと高い。
これ以上の免責はあるだろうか。
法律上の自己責任は、大英帝国の最初の保険会社(=東インド会社)
が考案した。 Y.K
非線形的
真実は重力のように、すべての人に関わっている。
非線形的に。
ゆえに、真実は一筋ではないのである。
(しかし、社会的通念のほとんどは未だ直線的である。) Y.K
補助金
都会人には魚釣りの方法を
田舎人には魚自体を与える。
両者は一生を通して食える。
しかし、上流で放流しないかぎり魚は一匹もいない。
このゲーム自体が贈与経済であり、世界経済の膨大な上澄み部分を構成する。
淀んだこの上澄みの中では、自由競争の原理は除外されている。 Y.K
スローライフ2
より多く持つことよりも、
より少なくを望む生活を選んだ人が、
立派な希望を持つとは限らない。 Y.K