重力は常に引力であり、斥力としての重力は存在しないが
電磁力(磁力や静電力)には引力と斥力の両方が存在する。
適切にテンションが調節され構成されたテンセグリティモデルにおいて、
互いに隣接する不連続の圧縮材の2カ所をそれぞれの手で保持して、
ゆっくりと確実にその両端を隔てる距離を接近させると、
球系テンセグリティ全体の直径がある範囲内で縮小されるのではなく
拡張されることを観察できるだろう。
この発見は『シナジェティクス』には記載されていないが、
これは一種の斥力であり、最初の電磁気学的モデルでもある。
この原理によって
テンセグリティモデルの張力が正しく機能しているかが検証できる。
もちろんゴム材を使用した疑似テンセグリティモデルなどでは
この原理は検証不能である。 Y.K
斥力モデル=動的なテンセグリティ構造