情報修羅道2

価値観は情報量が形成する、という情報修羅道は、
未知(unknown)なる存在に対する恐怖心が引き起こしている。
知らないということが、発明や開発にどれだけ影響を与えているかという科学的な探査が決定的に不足している。
たとえばこどもは言語を習得する時期に学校には行っていないという学習原理は、人類の生存に不可欠である。
この時期に学校に行かせる全コストを教育費から削除してきた理由を考えれば、
10代前半までのネット経験におおきな格差が生まれるのはほとんど無視できる。
少なくともこの格差が常識を増大させることはあっても、人類に影響を与えるテクノロジーを生んでいるとは言えない。
PCやブラウザ自体が大学の外で開発された事実に注目しなければならない。
読書量がインテリジェントを向上させるとは限らないように、ネット経験量は動機づけを生まない。

価値観は情報量が形成するという情報修羅道の蔓延は21世紀の教育の危機である。  Y.K

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