月別アーカイブ: 2006年8月

斥力テンセグリティ

平行な3組のテンセグリティの圧縮材の内、
一組の距離を縮めると張力材の弦はより緊張する。
同じ一組の距離を広げると張力材の弦はより緊張する。

これは2点間距離を縮めると他の2点間距離が拡がるという斥力モデルの別の証明である。

テンセグリティは、構造に対するアンチテーゼである。
テンセグリティ原理の懐胎期間は加速しない。

なぜならこれまでのすべての「構造」を陳腐化するしかないからである。
生物学の細胞理論は細胞テンセグリティ理論で塗り替えられたように。  Y.K

粘菌テンセグリティ

粘菌は、葉緑体がなく、朽木や落葉、あるいは糞、高等植物や淡水・海水中の藻類などで生活している。
「粘菌は不断はバラバラに暮らしているが、その一体に食料が不足してくると、何らかの通信手段で一個所に集まり、アメーバー状の一個体となり、やがて移動しはじめる」。
細胞壁のない変形体の形態形成場こそ、テンセグリティ構造体が関与している。

構成要素は不連続である。
分断された構成要素自体には生命の機能は発見されないが、連続的なネットワークというテンショナルな働きが一個体の生物そのものを形成する。
その場合、細胞膜という表面を必要としない。

構造に表面は関与しないからである。  Y.K

ヒロシマ型トルネード

ヒロシマの核爆発は、地下核実験とは異なる最初の空中爆発であった。

平和記念館に展示されている、キノコ雲の数枚の写真に見られる無数の黒い斑点をこれまで多くの人は、
保存の悪いネガフィルムのせいにしてきたが、
空から螺旋を描いて落下する無数の黒い物体として受け入れなければならない。
よく見れば、中には車ほどの大きな物体がある。

ヒロシマ原爆で吹き飛ばされた人以上に、
核爆発後の陰圧で生じる巨大トルネードで上空まで回転吸引されて死亡した人は無数に存在する。
この人工的に発生させた人類初のトルネードは、
大量の川の水を放射性物質と共に吸引しながら、
高度1万メートルで積乱雲となり、風で西に移動した後に、
雷雨と共に黒い雨を降らせた。
この水は ターゲットとなったT型の橋の架かる元安川から運ばれた。

この事実を科学者はまったく無視している。
今展示されている核爆発のCGを見る限り、
空気という粘性の高い物質の中での拡大と収縮の相互作用のメカニズムを物理学的に再現していない。
地上の建造物の固体的破壊過程だけを未熟なシナリオから構成しているにすぎない。
アメリカの軍事技術者は、これを見て極東支配に自信を感じるだろう。

拡大と収縮に関する動的な相互作用は、物理学よりもシナジェティクスから理解できる。  Y.K

8月6日

明日は友達が沖縄からやってくる。時間と距離を超えた絆(=トポロジー)を確かめよう。
そして母の地獄を共有する長い日がやってくる。
母はこの日は眠らない。

地球に太陽は一つで十分である。  Y.K

遠近法

大気圏がないと距離感が全くなくなってしまう。
月では空気がないために、地平線の向こうの山が近くにみえる。
あるいは背景の山が間近にみえる。

画家は地球で遠近法を発見したが、空気の機能までは発見できなかった。
四角いビルのない月で風景画を描くときに遠近法は矛盾に陥るので、遠近法はユニバーサルではない。
バイオスフィア限定である。  Y.K

昆虫問題

エーテル(空間に充満している物質)が存在しなかったように
人種問題という言葉は、偏見を効果的に生む意図的な疑似科学理論から生まれた。
人種は、人種間での混血は可能なため生物学的にはたった1種である。
言い換えれば、すべての人類が国際結婚すれば
短期間に人類はすべて黒人になるという予測は生物学的である。

人種問題は、昆虫の間に存在している「昆虫問題」のような
生物学的問題は存在しない。
その「昆虫問題」の最大の問題は、人類には問題が何かほとんど理解できないことである。
理解しているのは、せいぜい昆虫の種類を保存し展示する博物館(最大3千万種)の建造は経済的に不可能であることぐらいである。  Y.K

人類採取

昆虫の種類は3百万種から3千万種あるらしい。
人類の分類において、コーカソイド、モンゴロイド、ネグロイド、オーストラロイドといった分類からアジア人、白人、黒人、原住民、少数民族、原始人など人文学的に見る場合、つまり民族は5000〜1万種に分類されるが、人類は、生物学的にはたった1種である。
だから人類採取よりも昆虫採取がおもしろい。

人類が人類や昆虫を撲滅して生き残るシステムよりも昆虫の存在システムの方が原理的である。  Y.K