映像産業と音楽産業は、ともに巨大産業になったのは効果的に奪うことができるテクノロジーを確立できたからである。(預貯金の利子と利子率さえもこのテクノロジーで簡単に奪えることは証明されている)
メタフィジクスに接近するには、見る側も編集する側も、もう一つの現実に生きていなければ想像力をかき立てる映像と音声は生まれない。
99%の現実は、編集されたバーチャルである。
だからテレビを見るかぎり、世界は単純に見える。 Y.K
映像産業と音楽産業は、ともに巨大産業になったのは効果的に奪うことができるテクノロジーを確立できたからである。(預貯金の利子と利子率さえもこのテクノロジーで簡単に奪えることは証明されている)
メタフィジクスに接近するには、見る側も編集する側も、もう一つの現実に生きていなければ想像力をかき立てる映像と音声は生まれない。
99%の現実は、編集されたバーチャルである。
だからテレビを見るかぎり、世界は単純に見える。 Y.K
人間の視覚と聴覚の不完全さを唯一補うのは想像力である。
テレビは映像と音声からできている。
視覚と聴覚に依存する生活は基本的にバーチャルである。
何かを所有するために、コマーシャルを見るという現実が生まれる。
こうして、人間が編集する映像と音声によるコミュニケーションは、
メタフィジクスに接近するよりも
フィジクスに接近する近道を提供できる。
子供にとって、映像と音声は、もっとも奪われやすい領域である。
本を読むのは、生まれてからずっと後である。 Y.K
私は秋には外出しない。
裏庭の小枝を集めて焚き火をたいて、三度の食事を作る。
そして、満月の夜は、椎の木の葉の茂みで、明かりを消して酒を酌む。
私の小さな裏庭の紅葉は、境界もなく中国山脈の森に繋がっている。
そろそろ、獣たちもわたしの茶室に近づいてくる。
これ以上のエコロジーを望んではいけない。
何もしないエコロジーを誰もデザインできないのだから。 Y.K
21世紀の農村と都市の交流は、都会人には見えない「ケージ」の中で行われている。
かつてこの「ケージ」は見える広葉樹の森に覆われていたが、第2次世界大戦後は、森との有機的農法が杉の植林とダム建設でゆっくりと破壊されたのである。
見えない「ケージ」とは、補助金である。
この補助金はどんな収益事業でも収入として計上される。
この会計学が、ほとんどの事業の本質的な失敗を回避させている。
見えない「ケージ」は、金融経済の隠れ箕である。
贈与経済の研究は自由経済圏では禁止されている。
一切の研究費は認められていない理由である。
補助金は工業社会の生み出す膨大な余剰利益の変形であるが、日本の農村だけではなくアメリカが主導する世界経済の特徴でもある。 Y.K
「あなたの臭いをハリネズミに覚えさせる方法は、古いTシャツを二日以上着た後にケージに入れる。彼らには選択肢がないのでその下に潜り込んで巣として使うだろう。やがて、あなたの臭いはハリネズミを驚かすことなく、彼らに好かれるようになるだろう。これが彼らを慣らす最短の方法である」
「それよりも、効果的な方法は、ハリネズミを飼い慣らすより、飼い主が慣れるべきだ」
私のこの4年間の農村での経験から、
たとえば、ハリネズミとは農村への移住者である。
飼い主とは限界集落という国家が用意した看板を掲げた村落共同体である、と提言できる。 Y.K
自動車と家電、パソコン以外のファッションやエコロジー的ロハスにも使用されている、製品開発に不可欠なテクノロジーがある。それは、計画的陳腐化というテクノロジーである。つまり、新製品は時代遅れを作るためにデザインされている。
第1次世界大戦以後の兵器に最初に適用され、後に民生化された主導的なテクノロジーである。(バウハウスが日本の家電デザインに吸収された最大の理由でもある。)
このテクノロジーが地球温暖化のリストには含まれていないのは、人類の近視眼的経済を維持するにはまだ十分に有効だからである。
自然界では未だに発見されていないテクノロジーでかつ産業技術史から意図的に除外されている主導的なテクノロジーである。 Y.K
過疎、高齢化などすべては大企業が補助金を誘導するために必要なプロセスと化した。
限界集落は、いまや原子力発電所や産廃処分場の有力候補地である。 Y.K
水田土壌中で生成されたメタンは、一部は大気中に放出され、
その他は、土壌中に一時滞留し、一部は土壌中で分解する。
水田において土壌有機物から生成されるメタンの総量は
年間約9.6万トン見積られている。(化学肥料を使用すると
大気中に放出される割合は10%以上増加する。)
光合成により有機物へと同化された二酸化炭素が再びメタンとなって、
大気に放出されるまでにわずか1.5時間しか要しない。
一方、浸透水中のメタンは心土を通過中に分解する。
水稲自体がメタンの起源として重要なシナジーに関与している。 Y.K
(栽培操作の対象となる上層の根張りの大部分を耕土といい、つづく下層を心土(しんど)という。)
軍隊などの厳格な規律が重視される組織や閉鎖性の強い組織においては、欲求不満が蓄積される。学校がいじめの温床になっているのは学校が軍隊と同質だからである。教育が軍事に接近しているからだ。
失敗を排除する組織が期待する効果的な選択肢は厳格な管理と閉鎖性である。
民主主義を教育する人間たちが失敗を排除する選択肢を好む理由はそれがもっとも簡単だからである。 Y.K
そして各限界集落は、それらを貫通するスーパー林道という平坦線(ロジスティクス)の地上輸送ルートの中継地になるだろう。スーパー林道は特定森林開発林道開設事業によって日本海側と太平洋側を連絡する隠れた軍事道路である。
スーパー林道が一般にアスファルト舗装された2車線であるのは、戦車の移動や大型トラックよる物資の輸送のためである。
森林開発公団は平成11年緑資源公団に改称された。
森林開発公団はかつて日本国内の広葉樹を絶滅に追いやった杉の植林を推進したばかりか、エコロジーを装った緑資源公団は、ロジスティクスを植林や森林再生予算に加工する軍備組織である。 Y.K