贈与

金を貯めるためには、金を稼がなければならない。
これは見たところ平均的で、伝統的な方法である。
金を使わないかぎり、金は貯まらないシステムを理解しなければならない。
だから、金は水のように大地を移動しているのである。
平均的な奴隷たちは、湯水のように金を使える人たちをよく噂する。

しかし、よくみれば、お金は大地だけではなく大気のように
国境を越えて移動している。
その間、物理的に蒸発させるもう一つのシステムがある。
これは、「金は天下の回りもの」とは異なっている機能である。
これこそが、もっとも効果的に稼ぐシステムであるが、
経済学が大気流動圏を学生に説明していないだけである。
その代表的な経済学が贈与経済学である。

世界経済の主流はいまや贈与経済である。
有り余るお金を誰に与えるかである。
換金できない国債は贈与そのものである。
70年代以後この経済学の研究が、経済学者たちに
禁じられたことは奴隷たちには知らされていない。
これも金をためる2番目の効果的な方法だ。

そして、お金は、あなたの財布にだけは、凝結しないように
デザインされている。
時間給が1000円を超えられない人たちは、
贈与経済学を学ばなければならない。     Y.K

  

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