天気のいい日は、たいてい森の近くの、といっても裏庭の
大きなやまぼうしの木陰で野草茶を飲みながら
玄米おにぎりを食べる。 すると、
「僕はずっとここに来てから あの山脈の頂上に登りたいと思っている。でも明日にしよう」
とまた思ってしまうだろう。
夕方には、仕事は止めて、春ゼミや河鹿が鳴く河川敷の自然温泉で
身も心もせせらぎに調和させようか。
そういう生活が、千年後にもあるとは思えない。
有史以来海岸部にある都市だけで地球人口は増加している。
そういう生活も千年後にもあるとは思えない。
私の裏庭でも、いままで世界と矛盾する出来事は起こらなかったからだ。
ただ、すこし遅れてやってくるだけだ。 Y.K
やまぼうし
コメントを残す