湿度変化のパターン

昨晩は、寝る前の湿度計は80%を越えていた。
しかし、早朝から晴れたお陰で、梅雨時期には
珍しく快晴になった。
中央中国山脈の森の中でさえ
梅雨前線が突然消えたと思うほど初夏めいて、
5月を凌ぐ最良の晴天日を思わせた。
ところが、お昼までに、湿度30%まで一気に乾燥してしてしまった。
この間、わずか3時間程度である。
前日の雨で、森の新緑にはかなりの水分があったが、
大気は、短時間に表面の水分をほとんど奪い去った。
その結果、乾燥の度合いは、
秋の乾燥時期を越える記録となった。

拡大している中国大陸の砂漠化の現実が
迫るほどの乾燥の加速度であった。
この加速度は、単に高気圧だけに原因があるのではない。
日本列島の南に迫る梅雨前線という低気圧が、
移動した水分をさらに吸引したのであろう。
雲の移動は、天気予報の衛星のアニメーションでわかるが、
<湿度>変化までは見えない。

地球温暖化による温度変化は、
緩慢に表れるので統計からしか判断できないが、
<湿度>の著しい変化のパターンは、直接感じることができる。

65億人の人体の約60〜70%は、地球表面に分布した水分なので、
森以上に奪われる存在である。
私の水分のように、せいぜい森と共に移動するしかない。  Y.K

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