日別アーカイブ: 2007年9月22日

中毒患者

オンラインゲームによるインターネット中毒患者が
急増し、次々と急死している韓国のニュースを見た。

低速インターネットしかない
日本の田舎(農水省では中山間地と定義する平野部ではない傾斜地)では
インターネット中毒患者はあり得ないことだ。

この猛暑と残暑のなかでも、
景観事業と称して抜け目なく配給される補助金のために、
草刈機の2気筒エンジンの排気ガスと共に
発生する騒音と振動の虜になった
草刈り中毒患者のニュースが
海外に配信されるのは時間の問題だ。

稲の原種はアジアやオセアニアに自生していた雑草である。
元は熱帯原産であるから、
雑草の栽培(粘土団子)に稲の野生種を混ぜれば、
地表温度を低下させるもっとも効果的で
経済的な地球温暖化への防御システムとして
採用されるだろう。

砂漠化の科学的な防御方法にかかるコストを思えば、
雑草を繁殖させるコストが不要なのは幸運なことに違いない。
雑草を敵に回した石油系の末路は、減反であるが
雑草こそ増産すべきである。

都市と農村が一様に亜熱帯化して砂漠になろうとしているときに、
日本の里山の原風景が失われるなどどいったセンチメンタルな文化的議論は
小さな話である。
世界の植生からみれば、
雑草は日本列島が誇る希少性の高いバイオマスである。   Y.K

代理人

鮎が群れをなして川底の苔を食べていた。
鱗は絶えず光っていた。
秋の川は一番澄んでいる。
収穫前の稲に農薬は控えられるからだ。
だれでも無駄にお金を使わない。

稲は本来的に水を浄化するが、農業は河川を汚染する。
きっと鮎だけではなく、稲でさえ収穫されるまで
農業と戦っていたに違いない。

自然農米を食べたことがない農民でも稲作ができるように
自己教育の経験がない教師(=代理人)が教育をするから
子どもは学校で直観的にシステムと戦っている。   Y.K