エコロジー的消費、そんな概念は非科学的だ。
無知と不安から、ひたすら所有したいだけの
「賢い消費者」はつくられる。
物質もエネルギーも消費できないことが
発見されて1世紀以上も経過した。
1963年にバックミンスター・フラーは
エコロジーという言葉を一度も使わないで
『宇宙船地球号操縦マニュアル』を書いたのは、
エコロジーで自然を記述するには、
局所的なシントロピーしか扱えなかったからである。
森と砂漠と極地の資源を搾取する以外に
存続できないという人為的なデフォルトを固定したままの
資本主義は後に局所的エコロジーを容認し賛美したが、
このマニュアルは資本主義が扱わなかった
「全体の富」の変換操作方法を示した。
無視すればするほど、
共有されることでしか存続できない叡智は、
無数の地雷のように埋もれている。
至る所を散策するだけでいいのだ。
その最新の変換操作方法は、
つまり、叡智の爆破方法は、
『クリティカル・パス』(宇宙船地球号のデザインサイエンス革命 )白揚社
にその詳細が記載されている。 Y.K