「他との完璧なコミュニケーションは、
遅かれ早かれ、他者の、そして自分の創造の独創性を殺す」と
レヴィ=ストロースは言う。
これを他の事象で演繹することに無関心ではいられないだろう。
つまり、テンセグリティのプリセッショナルな外力分散が
構成要素間の完璧な相互作用(=ミュニケーション)から生じている以上、
遅かれ早かれテンセグリティの閉じたネットワークが
自らの構造の自律的な独創性を殺すことになる。
という奇妙な結論に達するだろう。
人間に創造の独創性があるとする世界観、
または人間性自体の観察から自然を(つまりシナジーを)、
学ぶことはできない。 Y.K