空気は、世界の至る所にとても豊富にあるので、
料金メーター付きの空気の利用システムは簡単に独占できない。
また森のある山間地には池や湖、川や井戸、湧水はたくさんあるので、
料金メーター付きの給水システムを、独占的ビジネスにすることは不可能だった。
しかし、物理的エネルギーの発生機と、料金メーターで
計量されるエネルギーの流通管理システムを開発・製造・販売すれば、
国家の経済を支配できるという明確な認識は存在していた。
この経営理念に基づいて最初に行動したのは国家ではなく、
J・P・モルガンである。
地球温暖化で世界の淡水資源は激減する一方なので、
これまで不可能であった淡水給水システムの独占販売は
グランチにはますます有利になるだろう。
実際、中東戦争は原油ではなく淡水争奪戦である。
その結果は、エネルギーメーターの種類が増えるだけではない。
現在のガソリンの高騰はこれから起こる悲惨で残酷な
資源争奪戦争の単なる序章にすぎない。
エネルギーメーター
コメントを残す