月別アーカイブ: 2008年7月

プライムデザイン

全体システムから始めると、
もはや無限という概念に触れることはないはずだ。
全体システムから始めると
水も空気も、エネルギーも食料も
不足したことはない。
なぜなら、有限だからである。
これは証明可能な宇宙のプライム・デザインだ。

天然資源

汚染物質とは、
収穫に失敗した天然資源である。
耕作地に蓄積された最大の天然資源は、
農薬である。

生命維持

生命維持に必要な資源の総量は1960年代から計算可能だった。
アポロ宇宙船では、1人あたり毎日約25リットルと想定されていた。
乗員の飲料水は燃料電池で作られる水により賄われる。
さらに呼吸用の一日分の酸素約840グラムを
人間の排泄物に含まれる水の循環系から供給することは簡単だった。
総量=(水空気の循環装置の質量+1日に消費する食料×滞在日数)×宇宙船乗員数
宇宙船は太陽エネルギーで運行され、
水・酸素に関しては閉じた循環システムを利用した方が経済的に有利であった。
つまり、宇宙船を巨大化すればバイオスフィアになるだろう。
もっとも異なるのは大きくすればするほど
メンテナンスフリーになるテクノロジーだ。
人口増加の危機はフィジクスの不足ではなく
メタフィジクスの不足に過ぎない。

贈与

自然にマネーサプライに依存した経済成長率のような
相対比は存在しない。
すべての地球生命は太陽からの放射エネルギーの絶対量に依存している。
そして植物における利子率は、銀行預金の利子率と比較すれば
ほぼ無限化する傾向にある。
「一粒万倍」はシナジーの正しい訳語である。
すべての経済学がシナジーを
意図的に除外している理由は理論ではない。
経済学は「取るか取られるか」以上に説明できないだろう。
にもかかわらず、自然は人間に圧倒的にシナジーを贈与している。
社会システムは自然からの贈与の怖れから、
エネルギーと食料の危機を生成している。
現在の社会システムとは、法律家資本主義である。

太陽系議定書

京都議定書はいったい誰が作成したのだろうか。
二酸化炭素の売り買いを、
安全で確実な方法の一つにした後のシナリオが、
二酸化炭素を排出しない原子力発電(核融合を含む装置化)の
全面的肯定論だったことからも推論できる。
宇宙で輝いている恒星のエネルギーは核融合によって
すでに十分に供給されている。
光と重力で生存できるようにデザインされた地球生命に
小さな太陽は不要だ。
唯一の放射エネルギー権は、
太陽系には太陽以外に与えられていない。
これはバイオスフィアの提案する揺るぎない太陽系議定書だ。
安全で確実な独自な方法に達するのに46億年も必要としたのだから。

反教師

異なるメタフィジクスを始めたり、
一定の原理を信じるように説き伏せることは望んでいない。
シナジェティクスは原理の存在を人々に啓蒙する立場を必要としない。
瞑想が教師を必要としないように、
光と重力、そして大気圏があれば、どこでも神秘に遭遇できる。

安全で確実な方法

21世紀に大海賊はいない。
法律家が海賊の機能をすべて代行している。
現在の多国籍化した法人会社組織は
もっとも効果的に最大のお金を所有するもっとも安全で確実な方法である。
G8サミットの各国の首脳たちが、
グランチの富の収奪方法を変更できないのは当然である。
政治家(=犬のしっぽに犬の散歩は頼めない)に失望する時間に
グランチの歴史を学ぶべきだ。
見えない海賊による伝統的な法律家資本主義の歴史は、
学校では教えない。
地方の議会の承認によって首長が任命した教育委員会が
教師を雇用しているかぎり、
教師の権限はしっぽのまたしっぽだ。
最大のお金を安全で確実に収奪する方法のネットワークは周密だ。

アップル

ドット.Macがもう3日間も使えない。
登録できないだけで、
路上運転できない新車のように、
iphoneは、まったく機能しない。
初日は予告なくサーバーのメンテナンスが
始まったと誤解していたが、
これはアップル社の歴史に残る最大の危機だ。
もし1週間も続けば、サーバのメンテナンスではなく
原子力発電所の炉心溶解に匹敵する
システムの破壊工作にちがいないが、
本当の理由は公開されないだろう。

覇権vs.派遣

宇宙の外部には出れない。
われわれはつねに宇宙の内部に存続している。
しかし、システムからは逸脱できる。
覇権システムは今や危機的である。
地球人は派遣されたDNAである。