静止した画像であっても、
1秒間に60コマあれば、連続性を感じる。
この場合、静止した画像の視点が
移動しても静止していても構わない。
脳の残像機能があまりにも強力なので、
無意識的に見るという行為に対して、
絶対的な偏りを生じさせてしまう。
脳の連続性を生成する残像機能は、
非同時性を感じさせないように作用する。
実際、光の絶対的速度が測定されるまで、
光も他の現象も同時的だと思われていた。
世界同時不況の概念も
脳の残像機能を利用している。
だれも静止画像を取り出せないのだ。