月別アーカイブ: 2009年1月

価値観

もっとも失敗しない方法は、何もしないことである。
もっとも成功する方法は、失敗を繰り返すことである。
選ぶべき方法は、たいてい
どちらが有益かという価値観で決まる。
ところで、私はどちらも選ばなかった。
デザインサイエンスの、
宇宙の目的論に従った厳密な化学反応に魅せられたから。
宇宙は価値観をもたない。

概念の牢獄

問題は超物質的なエントロピーである。
(政治的解決はつねに物質的なエントロピーをも増大させる。)
先験的に存在する宇宙の諸原理の発見に導かれて問題を解決する、
反エントロピー的な機能として、
人間はこの惑星に存在する。
この惑星では、
太陽光と光合成によって、
問題を解決するための有り余るほどの
エネルギーと食料が与えられている。
これは科学的な事実だ。
もし夢想に思えるのなら、
あなたはまだ概念の牢獄にいる。

生活給付金

所場代をとりすぎている連中が考案するゲームは
もっとも退屈だ。
政治は、いかさまなカードを再配分するだけである。
あるいは、存在する事実を装飾する技法にすぎない。

定年

1975年米国で物理学博士号を取得した科学者は9000人であったが、
そのライセンスで仕事を得た人は、僅か2000人であった。
多くの人は、教育投資をしてきたが
定年前に失業している。
定年とは、歴史的に保険会社が発明した
失業を一般化するための概念である。
そして、人々は車や住宅、それ以上に
自分の生命に保険をかける習慣が生まれた。

純粋な出来事

純粋に科学的な出来事は、
無知と虚構の厚い壁に窓を開けてきた。
唯一の現実、つまり、
ありのままの宇宙の
過去と未来の振る舞いを理解するために。
例えば、ブラックホールとは、
エネルギー経済的に崩壊した星ではなく
他の領域と時空の因果関係を持ち得ない
観察された未知の領域である。
かすかに現れる真実は、
不確かで不完全かもしれないが、
その振る舞いは、
絶対的に抽象的で漸次的に明確化されてきた。
それ以外の「現実的な解決法」とは、
つねに最大の無知に基づいている。
例えば、宇宙に灯油やLPGは存在しないという絶対条件が
包含されないまま、石油会社は、
灯油やLPGで動く非科学的な燃料電池システムを
開発してきた。

金利

冨とは、多数の人間の貯蓄を上手くかき集めて、
金利をつけて貸し出すことである。
つまり、どんなことがあっても社会の誤解と
破綻を必要とする。

安全の起源

お金についてよりも、
人々についてよりも、
出来事についてよりも、
アイディアについて暮らせば、
偉大な社会になる可能性がある。
つまり、人生の目的をお金にしておけば、
もっとも安全に支配できるのである。

実験

生活が質素になれば、
不安はより無知から発生しやすくなる。
この実験を拒むことは、
もっとも困難な時代になった。

思考

シナジェティクスで発見したことを
すっかり忘れてしまった時に、
なお残存するノウハウこそ、思考方法だ。
忘れることは、思考するための
操作主義的な純粋化である。

アイデア

他人のアイデアや考え方に関してイライラすることは
自分を理解することに繋がる。
しかし、人間の思考法ではない原理は、
ついに理解できない。