人類はエネルギーを貨幣のように生成できない。
人類による持続可能な再生とは、
局所的なエネルギー・パターンを保存することである。
都市だけではなく農村でも、
このエネルギー・パターンが破壊されて淀んでいるのは、
住宅や工場、レストラン、農地や自動車などが
私的で非再生的なエネルギー・パターンを生成しているからだ。
(もちろん、冷蔵庫や空調、テレビを買い換えても再生的なエネルギー・パターンを
保存できない。)
個人が、再生的なエネルギー・パターンを生成する
発電装置(非石油系)のユーザになるほど効果的なことはない。
月別アーカイブ: 2009年2月
根なし草(rootless)
日常化する派遣切りによって
<根なし草>という言葉は、
正社員をも脅かすようになってきた。
<根なし草(rootless)>という言葉は、
税収奪のための発明された世界共通の言葉だ。
だから、物事から逃走するという本能を喚起させない。
人間は根を生やすために生まれたのではない。
嫌なことから逃げ出すために足が生えているのである。
日雇い派遣は、家を持たない<根なし草>ではない。
移動を嫌悪する<足なし奴隷(footless)>が急増し、
都市から人間の居場所(庭)が急速に小さくなってきたのである。