地震などの地殻変異によって人類のインフラは簡単に途絶える。
宇宙空間に生存するすべての生命は静止状態を基準にはできない。
固定や静止は死を意味する。
しかし、陸地では通学・出勤と住宅ローンの返済のために
定住させる化石燃料依存型の収奪システムが、
人類の漸進的変化を停滞させてきた。
今月からアジア地域でサービスが開始された
衛星インターネットの受信システムでさえ、
ユーザが移動しないことを前提にデザインされている。
もちろん現在の航空機は、
高速移動に対応した衛星インターネットを装備しているが、
地上では、アンテナを固定するタイプの通信テクノロジーから
計画的陳腐化が始まる。