派遣社員を派遣する会社でさえ、
歴史的には、
大英帝国が経営する東インド会社から「派遣」されてきた。
(経済学者マルサスや科学者ダーウィンは、
この最初の有限会社に雇用された。)
たとえば、
アメリカ合衆国は、最大の派遣会社である。
実際、社旗と国旗は、
同じロゴマーク(13本の赤と白の横縞のデザインで、
後の合衆国の星条旗)で統一されていた。
初代支店長は、ジョージ・ワシントンである。
他国の新しい経済のただなかへ入り込んでいくための
もっとも効果的な手法として、
「派遣」が確立された。
「派遣」には、将来の開戦の正当性や大義を
強欲に主張できる法律家資本主義に変貌させるための、
「覇権」のシナリオがある。