庭に野菜の種を蒔くと、だいたいすぐに実をつける。
収穫するまではとっても早い。
カボチャやトウモロコシ、トマトなど
ほとんどの野菜は1年生植物である。
彼らは、種子で休眠した状態で、
次のより良い機会を待つ方がはるかに有利になるようにデザインされている。
そのためには、良好な環境条件に出会うと短時間で成長し
繁殖するノウハウが必要になる。
良好な環境条件とは、
光と水と温度、
そして、土壌である。
繁殖ノウハウに関しては、種子で休眠できる以上、
人間よりも経済的で長寿である。
ところで、稲は野菜ではないが1年草である。
発掘された縄文土器から、運良く保存された古代米の種子が
見事に発芽できるように、
ごく一部の富裕層は、老衰するまえに、冷凍保存して休眠状態を選択できる。
この不老テクノロジーはまだ経済的な方法ではないが、
明らかに1年生植物への願望がある。
あの世よりも、
次のより良い機会を待つこの世の方が
はるかに有利だという前提がある。
一年生野菜
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