日別アーカイブ: 2009年7月16日

リダンダンシーの排除

あらゆる冗長(リダンダンシー)な構造物は、
それと対照的な冗長でないテンセグリティの潜在的な寿命に比べ、
構造自体を破壊しているのである。
構造の部分的な破壊が、より全体に加速的に作用しないようにするために、
テンセグリティの圧縮材は相互に非接触である。
そして、張力のネットワークは連続している。
付加的なリダンダンシーの排除は、
安全で軽量な構造には最優先すべきデザイン行為だ。
付加的な免震装置や耐震装置は、航空機や自動車には存在しない。
自身を破壊する振動を無視した最後の構造物は、
不動産として分類されつづけた建築物であった。