3つの栽培法の区別

先日、野菜の栽培法の表示に関する、
冷蔵庫を利用した簡単な見分け方を教えてもらったので、
実験方法を公開する。
比較する野菜は以下の3種類である。
1. 農薬と化学肥料で栽培された野菜
2. 有機農法で栽培された野菜
3. 自然農で栽培した野菜
たとえばキュウリの場合、
一ヶ月間程度冷蔵庫のなかで保存させると、
3種のキュウリはそれぞれどう変化するのだろう。
その結果は、3つの段階に区別された。
1は、溶解して液体になる。
2は、形は保っているが腐敗する。
3は、野菜のミイラになる。
1と2はもちろん強力な悪臭がする。
3にはまだ野菜独自の香りが残っている。
農薬は腐敗菌の繁殖を増殖させる役目があるのである。
農民たちは農薬の使用目的を消毒というが、
農薬自体の毒性は消えないだけではなく、保存期間中に腐敗作用に変換されている。
生化学反応は、部分からはけっして推測できないので、
栽培には包括的な知識が必要だ。