現実がいい加減なのは、
想像力よりも、
たいてい噂のほうがよくできているからだ。
月別アーカイブ: 2009年8月
料理
科学的原理を発見しても
不幸になる科学者はいるが、
新しい料理の発見は、
他人を同時に幸福にする。
富
金がないから何もできないのではなく、
ないのはお金だけと言い切れるかで定義される。
環境被爆
外部被爆は、人体の外部から飛んできた放射線を人体が吸収する場合である。
内部被爆は、アルファ線やガンマ線などの放射線が
細胞中のDNA分子と化学反応を起こし、遺伝情報を損傷する場合である。
内部と外部は、人体の表面を境界にした分類方法である。
内部被爆は、ウラン、プルトニウム、トリウムのような放射能をもつ物質が、
水や食料として取り込まれた場合を含む以上、
内部と外部は人体を基準に分割できない。
遺伝子の損傷からみれば、外部被爆も内部被爆も、
すべて遺伝子よりも外側の環境被爆が原因である。
人間の遺伝子情報だけの損傷だけではなく、
植物や動物を含む環境のすべての遺伝子の損傷については、
被爆の概念はまだ人体中心なのである。
(植物だって、ヒロシマの土壌に残留したセシウムによって内部被爆している。
人体内でカリウムと置き換わるので、半減期の概念では見逃されてきた。)
オバマジョリティ
今世紀でもっとも滑稽な造語の一つになるだろう。
アメリカの大統領が世界を平和にした歴史は存在しない。
宇宙のマジョリティは、
ウラニウムではなく、水素原子だ。
(ヒロシマ平和公園のベンチにて、市長の平和宣言を聞きながら)
元素存在比
人間が原爆を発明したことよりも、
自然がデザインしたプルトニウムの地球上での存在比と分布を
変化させたことの方が重大である。
核爆発の後、人間の気道を経由して骨と肝臓に沈着した
超ウラン元素プルトニウムの生物学的半減期が
半世紀間もあるからではなく、
46億年間のすべての生命体活動にとって、
プルトニウム は全く不必要な元素だったからである。
適応性
魅力的なモノを身につけて、
魅力的になる場合は、
相手にも魅力がない場合だ。
適応性は、消費することで買える。
FRB(米連邦準備制度理事会)
必要なモノを売らないで、
欲しいモノを買わせたいなら、
必要でないモノこそ価値がある。
必要でないモノの最高傑作は、
いつでも幻想と交換できる
紙幣である。
水と食料は汚染され、
資源とエネルギーは独占され、
住居の半分は金利でパッケージされている。
人類に必要なモノは、21世紀でも売られていない。
ガイア・テンセグリティ
テンセグリティは、棒とひもだけから成り立っているだろうか。
だれが張力を与えたのかという意志は、物質でない。
温暖化も寒冷化もそれぞれのデータからは正しくみえる。
事実にこだわる科学者を信じてはいけない。
二酸化炭素をお金と交換するシステムに、意志を託してはいけない。
真実は事実を統合したものではないから。
3つの栽培法の区別
先日、野菜の栽培法の表示に関する、
冷蔵庫を利用した簡単な見分け方を教えてもらったので、
実験方法を公開する。
比較する野菜は以下の3種類である。
1. 農薬と化学肥料で栽培された野菜
2. 有機農法で栽培された野菜
3. 自然農で栽培した野菜
たとえばキュウリの場合、
一ヶ月間程度冷蔵庫のなかで保存させると、
3種のキュウリはそれぞれどう変化するのだろう。
その結果は、3つの段階に区別された。
1は、溶解して液体になる。
2は、形は保っているが腐敗する。
3は、野菜のミイラになる。
1と2はもちろん強力な悪臭がする。
3にはまだ野菜独自の香りが残っている。
農薬は腐敗菌の繁殖を増殖させる役目があるのである。
農民たちは農薬の使用目的を消毒というが、
農薬自体の毒性は消えないだけではなく、保存期間中に腐敗作用に変換されている。
生化学反応は、部分からはけっして推測できないので、
栽培には包括的な知識が必要だ。