小さいなことの積み重ねで予想外のことが起きるのは、
世界が有限な最小限のモジュールで形成可能だからだ。
小さなこととは、例えば、原子核を構成する核子である。
ただし、積み重ねる方法は物質ではない。
すべての核子はこれまで、球状粒子というアナロジーに支えられてきたが、
エネルギーに形態は存在しないという科学的な刷り込みによって、
だれもその形態を見た人はいなかったのである。
シナジェティクス・モジュールは、
バックミンスター・フラーの量子モジュールの発見から
現存するメタフィジックスを樹立してきた。
もはや科学的アナロジーを超えたのである。
類似に基づいて適用する認知過程はリアリティにとっては二次的である。
☆参照文献
「成長する正20面体」梶川泰司 1990
日経サイエンス(サイエンティフィックアメリカン日本版)
『コズモグラフィー(シナジェティクス原論)』
(バックミンスター・フラー著 白揚社 2007)