児童手当を支給すれば、
子どもを作ろうとする人が増えるという。
「子どもを作る」と表現する人が増えたことと
少子化は比例している。
「子どもは授かる」と表現した時代の子どもの
総人口に対する人口比率と子どもの死亡率は比例していた。
「子どもを授かる」と言う表現は理にかなっているが、
「子どもを作る」と言う表現は、
単に非科学的だけではなく、傲慢で無知だ。
人間はまだ自動車を作るように
運転手付きの自動車は作れない。
食料とエネルギーが十分にあれば少子化になる。
出生率の低下と高齢化は産業社会の目的だったのだ。
少子化と高齢化で困るのは、税収に飢えた国家と
産業社会の富を根こそぎ収奪するグランチだ。