下町の夜の商店街を歩いていたときのことだ。
自転車の通行を禁止するアナウンスの最後に
インサートされた
「朝までバーボン、朝からバーボン」
という飲み屋の宣伝が気に入った。
田舎暮らしが長い私は
そういうお店が実際にあることに驚きながら、
「バーボン」を戦争という言葉に置き換えてみた。
そして、借金、仕事、男、女、携帯・・・・・
という単純に思いつく言葉を入れ替えるゲームに
しばらく夢中になった。
こんなゲームは森の中では思いつかない。
いま商店街の夜は、ネガティブな言葉が似合う。
森に帰れば私は相変わらず、朝からシナジェティクスだ。