大企業は天然資源の情報( know where)を独占し、
専門家たちは特許にも公開しないほどの
技術情報(know how)を独占している。
頭のいい学生たちがその企業や専門家に憧れるとき、
情報を独占したいという強い動機づけがあるわけではない。
家族とよい暮らしができるという見返りで、
目的意識(know why)の芽生えた若い優れた頭脳を
素早く分断していくために、
人間の利己主義と人生の保証につけ込む
ノウハウがある。
そのノウハウには社会のモラルを効果的に支配する方法を含むが
グランチはそれ以上の発明はしてこなかった。
彼らが地球の稀少元素を独占しているかもしれないが
それらを自発的興味から発見したことは一度もない。
その結果、家庭でさえも、
目的意識がなくとも富の蓄積を優先する考えが
模倣される場所となった。
こうして興味がなくとも
お金持ちになるための職業に憧れる条件反射が形成され
利己主義を発展させる近視眼的な子どもたちが
両親によって教育されている。
競争によって
より奪われていくノウハウの餌食である。