月別アーカイブ: 2011年1月

ライフスタイル

人間のあらゆる外部化されたライフスタイルは
時代遅れを作るために作られてきただけではなく
ライフスタイル通りの人間にするためでもある。
第2次世界大戦以後
人類の食欲は空腹からよりも
食べているうちに出てくることが発見された。
動物にライフスタイルがないのは
いつも空腹だからだ。
生きるための最良の方法が内部化されている。

軍事科学者

科学者には3つのタイプがある。
発見の数より論文の数が多いタイプと、
発明の数より発見の数が多いタイプと。
そして、ほとんどは
才能以上に論文の数が多いタイプである。
どのタイプが人類に有用かは明らかであるが
3番目のタイプは軍事ではなく
もっとも教育に関係している。

自然脳

子どもは、社会の仕組みよりも前に
人の気持ちが分かるようになる。
それよりも強い関心を抱くのは
非人格的な宇宙との関係だ。
10才までの学校や家庭では
その自然な順序はまだ実現されていない。
こどもの脳を耕すのは教育ではない。

生得的

教える間は学んでいるシステムは
生得的であるが、
学んでいる時は教えないシステムは
人為的である。
私の子どもの時の経験から
こどもは子どもを教育できる。
学ぶ数は
教える数に等しい。
なんという時間の無駄遣いだろう。

現金製造装置2

人々から奪い取る富と同量の富が
再びバイオスフィアから奪い取られているのは
農業や漁業に化石燃料と補助金を投入しているからだ。
食料生産におけるビジネスは
食料生産に必要な太陽光エネルギー収支を無視して
補助金という現金製造装置に如何に依存するかである。
(農業や漁業への小口の補助金は
農業投資に対する金利を支払わせるための誘導装置である。)
自然農は無肥料・無農薬だからではなく
基本的にアンチ補助金であるからこそ
より拒絶されているのである。

ユーティリティへの道

すべてを理解するよりも
理解しても完成しない場合がある。
そこには理解した原理の有用性への変換が残されている。
しかし、原理の発見は
言語ではもっとも理解しがたい変換であるが
もっとも完成した論理性に到達する
唯一の方法かもしれない。

現金製造装置

外車のハイブリッドカーを最近まで
国内で見たことがないのは
政府が輸入禁止にしていたからだ。
その結果、国民は日本車のハイブリッドカーが
世界でもっとも優れていると思っている。
最初のハイブリッドカーは
ポルシェが1896年に発表している。
そして最新のポルシェのハイブリッドカーは
最高速350キロで燃費は35キロだ。
同時に燃料電池車をすでに市販している。
エコカー減税で多くの人が
燃費のいいガソリンの内燃機関を延長させた新車を購入して
次世代の燃料電池車や電気自動車の開発を
遅らせてしまったのである。
自動車産業の大株主たちは
エコカー減税という補助金の延長で
手っ取り早い配当金を貰ったように、
自動車産業が開発よりも
現金製造装置を選ばせる保護政策こそ
グランチの基本的な戦略である。
つまり
石油の価格は今後確実にもっと高くなるのである。
燃費こそ石油を存続させるために生まれた
19世紀の概念である。
電気自動車では電費であり。
太陽光エネルギーに換算可能である。

非物質化から物質化へ

着陸せずとも火星のことは知っている。
しかし、生命が存在しているかどうかは分からない。
生命現象はまだ科学者の同時的な観察に委ねられている。
テンセグリティが構造として存在可能かどうかは
デスクトップのCGやアニメーションだけからは分からない。
テンセグリティ機能の存在は
包括的なデザインサイエンティストによる
原寸大モデルでの
同時的な観察に委ねられている。
つまり、シナジーの存在をその可能性だけから
物理的現象に変換可能な包括性を
部分からは見抜く段階にはいないのである。
少なくとも
この物質化のための諸原理を調整する
メタフィジックスから
科学が意図的に絶縁しているかぎり。

頭脳的思考

どんな生命にも容認される方法で
基本的な環境の変化に適切に意識的に関与できる
テクノロジーを人間はつねに発見してきた。
**「宇宙はテクノロジーである。」RBF**
この神秘に驚嘆することから科学は始まるだろう。
しかし、それを容認できない超専門家たちを
生み出しているシステム
つまり、テクノロジーこそは
人間の頭脳が創り出した産物だと考えている集団が
イデオロギーに無関係に存在することは
じつに驚異である。
グランチは
頭脳明晰な若者から
神秘からの真の動機付けを破壊する
心理学の超専門家を抱えている。

動機付け(インセンティブ)

牛を10キロ太らせるためには、無料の雑草ではなく、
輸入した10倍の100キロの他の生態系の穀物が必要になり、
畜養マグロの体重を10キロ太らせるためには、
20倍の200キロの他の生態系の魚の餌が必要になる過程が
生まれるには、
表向きは「自主規制」という
大抵は補助金付きの「外部から与える動機付け」が必要であった。
つまり、人間の内部から生まれる動機付けが
最初に封印されなければならなかった。
そして、大多数の人間は自然の恵みではなく
自然を食い物にするビジネスの恩恵からしか
自らを養えないと考えている。
経済学を捏造するグランチは
太陽以外に光を求め
膨大な資金の蓄積を提供する組織や制度を支援する
「外部から与える動機付け」の胴元なのだ。
インセンティブとは
誘因された奨励金であり
俗語でコカインを意味する。