自己のテクノロジーの一つである
つまらない仕事はしないという
断職(break work)は、
つまらない食べ物は朝から食べないという
朝食(break fast)の拒否から始まる。
断職(break work)は
失業とは異なるが
リスクとして餓えの恐怖を伴うから
進んで断食(break breakfast)をしなければならないだろう。
月別アーカイブ: 2011年2月
朝食(break fast)
fast breakは速攻の意味であるが、
break‐fastはただ朝の食事ではなく、
断食(=fast)を破るという意味があることを
最近まで知らなかった。
私の両親が
朝食を会話もしないで
出勤前に簡単に済ませていた(fast break )からではなく
英語の授業をまじめに受けなかったからだろう。
朝食が
「今日一日生きる為のエネルギーの源」とされる裏で、
この繰り返される底の浅いエネルギー摂取が
社会的適応性の源になっている可能性がある。
19世紀
工場労働者に効率よく仕事をさせるため、
出勤までに朝食を自宅で済ますようにした、
いわば生きることと働くことを分離させた行為が
朝食という習慣を生んだにちがいない。
世界中の都市部での朝食(break-fast)は
ファーストフード(fast food)という底の浅い食事で賄われているが、
在宅勤務に切り替えれば、
まず最初にこの習慣が自発的に破られるだろう。
読書
本をたくさん読みたいなら、
何よりも大切なのは、速読することである。
理解を深めたいなら、
何よりも大切なのは、ゆっくり読むことである。
真実を知りたいなら、
何よりも大切なのは、自分の経験を除外しないことである。
そして、何よりも驚きなのは、
人が10才までに
その内の一つをすでに無意識で選んでいることである。
無題
ほとんどの政治的行動は
欠乏に対する恐れから生まれている。
表現は
自己への怖れから生まれている。
宇宙は
存在に対する畏れなしには存在しない。
(続)動機
新入正社員が、
入手するには最もリスクを伴うが同時に
最も価値が高いとされる人的資源情報(know who、例えば人脈)にしか
興味を覚えないシステムは、
利益を上げる以外の動機(know why)を排除しなければ
コストがかかる企業体と相補的にデザインされている。
生得的な動機付けの発動が
完全に非同時的なものとしてデザインされているのを発見した、
<20世紀の動物行動学>は
この半世紀間ずっと企業からリストラされたままだ。
格差文化
貧乏人は金持ちの真似をしたがる。
金持ちは貧乏人の真似をしたがらない。
本当の金持ちが貧乏人に寄付するのは
だれの真似をしていいか分からない場合だけだ。
寄付は、貧乏人には絶対真似が出来ないから。
金持ちを恐れて貧乏になった人よりも
貧乏を恐れて金持ちになった人は多い。
動機
富を生産し分配できても
これから生まれる富を評価する能力(know how)は
共有できるとは限らない。
それが重さのない真の富だから。
しかし、教育は動機(know why)を
その富から除外してきた。
それを試験で評価できないのではなく
教えることができない
という理由で。
(続)見えない軍隊
実際のドキュメンタリーなら
字幕スーパーで翻訳表示されるはずだが
群衆の一人になりすました
人物へのTVインタビューの返答は
常に即英語だ。
世界の視覚言語と思考言語は
すっかり占領されている。
その証拠に
平和に暮らす人々は
このチャンネルを有料で見ている。
作られたがった<事実>と引き替えに。
見えない軍隊
群衆という
流体化した乱雑な爆破的運動へと展開することは
CIAという見えない軍隊の得意技である。
否、それは、
冷戦なき時代の、見えない軍隊の存在をかけた
戦略かもしれない。
それゆえに、この展開が、
傀儡政権の抑圧が招いた危機から
民主化に移行させる苦悩を
石油消費国に向けてプロモートするための、
そして、
石油を高騰させるための、
彼らによる血も涙もない計画的混乱であることに
群衆は気づかない。
(続)記号
「大事な人生」や「残された時間」
この記号だけで個人は互いに分断可能だ。
実際、これで他の69億の個人をすっかり
忘れることができる。
こうして、記号のテクノロジーは
芸術や法律、規範などの
個人と個人とを結び付ける
およそ空気のような文化圏として
日々呼吸されるすべての記号に
関与することができる。