(続・続)認識

「空を飛べていたらなぁ!!」
I wish I could have flown.
過去の事実と反対のことを言う構文は日本語にない。
仮定法過去完了型思考の始まりは
英語圏かその占領地区で過ごす思春期の英語の授業からである。
大多数が過去の事実と反対のことを言う習慣は
軍事テクノロジーからみれば好都合である。
個人が現在の産業テクノロジーに託す
仮定法過去完了でなされる空想的願望のほとんどすべてを
軍事テクノロジーは
つねに30年以上も先行して実現できるほどの非同時性を誇る。
軍事テクノロジーとは
仮定法過去完了型思考を陳腐化すると同時に
言語の未来形をも不要とする
概念の物質化でもある。
軍事テクノロジーを推進するための
認識システムと表裏一体のこの現金化システム(realization)に
世界の富の過半数が毎年費やされている。