仕事

縁側にこたつを置いて
窓を開け、
木々の、風で葉の擦れる音や
鳥のさえずりを聞きながら、
春うららかな香りの中
そして
眠りそうな中で考える仕事をしている。
そんな風景しか思い出せないように、
今の仕事を生きる。
こんなことは
頭で理解できることではないが、
頭の中の出来事なのだ。
きっとこれは、
国家( image+nation=imagination)よりも
確かに意味のある幻想だ。