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世界権力構造(グランチ)とは

3.11以後の極端な陰謀論に人々を偏向させるのも
グランチの心理作戦なので、
2008年10月8日のブログから全文引用します。
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グランチは、
世界規模の大量生産と大量流通のあらゆる投機的企業を創始するために
すべての金融資産を支配してきた。
非共産主義圏の金融クレジット・システムを
意のままに動かすことができる。
グランチ(GR-UN-C-H)とは
全宇宙から真の富を現金化して奪う
見えない超法人格的な泥棒(GRoss UNiverse Cash Heist)〉を意味する。
負債総額、約64兆円のリーマンの破綻でさえその配当金額には及ばない。
1980年代のグランチはすでに一兆USドルを越える配当金を毎年支払ってきた。
そのグランチについて、われわれはあまりにも無知である。
『グランチ』は、1981年に出版された『クリティカル・パス』の直後に書かれた
バックミンスター・フラーの最晩年の著作である。
彼はあらゆる構造の歴史を扱った。
グランチという世界権力構造(Power Structure)も含まれたのである。
1960年代に書かれた
『宇宙船地球号操縦マニュアル』に出てくる海賊のアナロジーは
『グランチ』ではいっさい使われなかった。
それゆえに、
『宇宙船地球号操縦マニュアル』ほど理解されるまでに
半世紀の懐胎期間を必要とした。
同時に、グランチはますますひとびとの驚異になりつつある。

(続)固体的思考

構造的崩壊は
炉心溶解の前に発生した。
あまりにも固体的で静止的な
そして、
機密で包囲された
砦のような設計思想からなる
原子炉の構造的崩壊こそ、
世界権力機構が
エネルギーを独占するための
方法の危機を露わにしている。

固体的思考

原子炉の自重のすべては
大地に流れている。
重すぎる原子炉を支える構造は
自律的ではないから
津波の前に
M9で全体が沈下してしまった。
原子炉の周囲と下部に
閉じた配管ネットワークを
抱きかかえながら。
したがって、原子炉建屋屋上に電源を設置しても
問題は解決しない。
航空機の設計者のように
システムの総重量を知る
原子炉システムの設計者は
存在しない。
☆註
中部電力は4月20日、東京電力福島第1原発事故を受けて、国が求めている原発の緊急安全対策について、浜岡原発1〜5号機(御前崎市佐倉)の原子炉建屋屋上に、災害対策用発電機計9台を設置したことなどを明らかにした。(静岡新聞)

3つの危機

1.
人間が社会経済的に根をおろしていた
土地資本主義の時代に属している国家は、
不可視の世界で発生する諸問題の解決能力の欠如から
陳腐化されてしまった。
2.
今や人間はこの惑星全体に居住している現実に対して
世界中を動的に展開・移動する〈企業の〉能力を
優先的に増強してきたうぬぼれによって、
電力会社なども
その営利行為を原子核の不可視の現実と同期させようと
科学に依存するが、
科学が問題のすべてを熟知していると誤って仮定している。
3.
科学者のほとんどは
上記の1または2の組織に属して生活している。

イマジネーション

すべての有機体生命は
秩序を増加させるように機能している。
すべての放射性物質は
その秩序を崩壊させるように機能している。
この事実を否定する
すべての個人と企業と国家は
太陽系では生存できないだろう。
これは
もっとも単純で
信頼できる
科学的知識に基づいた
国家に対するイマジネーション(imagination=image+nation)である。

会計学

原子核構造が不安定な
ウラニウムやプルトニウムにも
半減期という自然のエネルギー会計学が存在するが、
原子力発電システムには
どんな会計学も存在しなかった。
原子力安全・保安院=経済産業省が
<想定外>という
けっして破綻しない
ジョーカーを発明したから。
最近、このジョーカーは
作業員が放射線にさらされた場所で
法の制約を受けずに作業できる時間にも行使された。

究極のラジエーター(Radiator)

原子炉の下部構造は
都市の地下に埋設された
上下水道のような
醜い迷路に近い
配管ネットワークを抱きかかえている。
核分裂から過剰な熱エネルギーを
排熱し続けている
この巨大な放熱器=ラジエーター(Radiator)は
驚くほど短命だ。
廃炉までの原発の寿命は
世界平均22年である。
量産されるジャンボジェットの
開発ノウハウにくらべれば
原子炉はつねに
受注生産型のプロトタイプ(=試作機)にすぎない。
この試作ラジエーター(Radiator)は、
爆発すると
放射性物質の放射エネルギー(radiation)を放射し続ける
究極のラジエーターに変貌する。

緊急事態

緊急事態とは、
人々がパニックに陥る怖れから
国家が存続をかけて
情報をコントロールすることではない。
大多数の人々が
間違った理由で
生存のための
正しいことを選択することである。
緊急事態とは、
このプロセスに
国家が介在できない状態である。