原子力エネルギーに依存して
快適なライフスタイルを選択している地球人は
主に北半球の先進産業諸国に属している。
(南半球のブラジルには唯一の原発がある )
地球上の表面を覆う全生物の80%は
人類ではなく、昆虫である。
彼らの地球の最大のエネルギー源は
原子力エネルギーではなく太陽にある。
人類の快適なライフスタイルとは
北半球に属する電力会社の作り出した幻想に近い。
あまりに局所的な
テクノロジーの段階に押しとどめるための
幻想によって
人類の遺伝子情報が破壊される以上の
悲惨さはないだろう。
月別アーカイブ: 2011年4月
鉄腕アトム
1951年、アメリカの国立原子炉研究所で
世界初の原子力発電に成功した。
同年、原子力をエネルギー源として動き、
人間の感情を持った少年ロボット
<鉄腕アトム>が誕生した。
(彼が飛行するために、
冷却装置が不要な小型の核融合炉を備えたのは、
ずっと後である。)
これらは偶然ではない。
この半世紀間、
原子炉の安全性の教育には
多大な資金が使われている。
被曝前線
私のスタジオの周囲の桜は
やっと開花し始めた。
桜前線は
積算温度の等しい等高線からデザインできる。
桜の開花が
積算温度で予測できるように、
発がん率は被曝量の日々の積算で予測できる。
この被爆量の積算から
<積算放射線量>の等しい等高線がデザインできる。
発がん率を科学的に予測した
被爆前線は
視覚化可能である。
生存には
もっとも重要な気象データになるだろう。
太陽からの最小の電力
太陽光から直接得られた電力のみによるパリからイギリスへの飛行には
1979年にドーバー海峡横断飛行に使用された
人間の筋力を動力とした翼長29mの人力飛行機
(炭素繊維アロイの構造とマイラー製の皮膜の総重量は32キログラム)が
最初にデザインされなければならなかった。
自然エネルギーの使用には
doing more with lessによる
機能に対する重量の劇的な軽量化が絶えず要求される。
無限化
安全性を求めた原子力発電所の総重量は
他のどんな発電方法よりも
より増加する傾向があった。
メルトダウンした原子炉を廃止するまでの
物質の総重量は
ほぼ無限化されていることが再び証明された。
機能を達成するための道具の総重量を
計算できいないテクノロジーは
時代遅れのテクノロジーである。
あるいは
土地資本主義の末裔たちのデザインである。
グランチの起源
グランチは、科学者ではない。
グランチは、法律家ではない。
グランチは、政治家ではない。
グランチは、宗教家ではない。
しかし、グランチは
原子物理学、電子工学、化学、
分子レベルでの合金や人工遺伝子の合成、
そして情報処理という不可視の技術に関与する
科学者と技術者を雇用し、
産業界におけるすべての研究開発
およびその製品開発を行ってきた。
グランチは、教育家ではない。
しかし、グランチは
超専門分化のための
うぬぼれと誠実さの欠如を教育する
教育システムを所有している。
人間は間違わないという
幻想に生きる社会システムにこそ
ほとんど何のリスクも負わない資本主義
という新しい巨大なグランチは生き残る。
原発の同時的な複数の爆発は
科学者と技術者の累積されたイニシアティブの欠如が
物質化したのである。
イニシアティブの欠如とは
高度に知的な奴隷たちの
うぬぼれと誠実さの欠如から生まれる。
電磁スペクトル
すべての被曝は
人間のいかなる感覚をもってしても
直接には感知できない領域にある
電磁スペクトルという
<現実>で行われているのである。
宇宙は
この<現実>の99.9%を
原子炉内ではなく
大気圏外に分離したのである。
平均的革命
人類にとって
それゆえに、
すべての生命の
外部と内部を分離できる
環境の境界線を
内部と外部から同時に
短時間に、
そして
永続的に、
破壊できる
人類による意図的な人工物は
球状世界を循環し
平均化しはじめた。
そして
隠れるところを失った
粒子と無知は
互いに激しく
いたるところで結合している。
革命(revolution)とは
再び旋回し、回転し
そして、巻き込むことである。
歴史的に
これ以上の人工物による
平均的革命は存在しない。
日本気象学
放射性物質飛散予報を
隠蔽し、独占してきた
日本の気象学の学者たちは、
ついに
学問の自由と
放射性物質の飛散の自由は
互いに反比例していることを発見した。
目的なき
動機なき
学問が滅びる前に。
富の定義
それを失った場合、
回復するまでの時間・コストと等価である。