静かな絶望の生活を送っている人々に
月並みな悲劇への同情は不要だ。
「今が最悪の状態」言いながら
この不幸を人類の踏み台にする
ゲームがあるかぎり。
月別アーカイブ: 2011年5月
原発リダンダンシー
原発について学べば学ぶほど、
自分が何も知らなかった事に気づくが、
気づけば気づくほど
核分裂そのものに比べて
エネルギーの受容方法は
巨大な湯沸かし器からの
過剰なエネルギーロスを伴った
蒸気機関時代の技術にすぎないことが分かる。
自然エネルギーを受容するために
植物はそんな破滅的な方法を採用していない。
彼らは人間よりも長く惑星地球に生息している
科学的生命体だから
バイオスフィアの常温、常圧で十分だ。
無意識
人間は放射性の危険を回避して移動できる
唯一の動物である。
被曝した学校に通学させることは
もはや教育ではないばかりか、
種族維持を無意識に願う種の本能に反している。
この無意識を支配するプログラムは
プルトニウムのようには変えられない。
利己的な正義
人間の被曝を肯定する
すべての権力構造が
あからさまに単純な利己的メカニズムに
没頭している間に、
ウランやプルトニウムでさえ
半減期によって
宇宙的規模の再生的存在を目指している。
あらゆる窓
種の切迫した緊急事態のなかで、
大多数の個人は
政治権力機構の主目的と戦略だけではなく
教育制度の限界を理解すると同時に、
科学と工学そして教育システムの重大な欠点を
発見することができる。
種の切迫した緊急事態に立ち向かうために、
われわれにはどのような選択肢があるのかという
目的意識をあきらかに除外してきた故に、
それらは絶えがたいほど
利己的で分裂的にしか機能しない。
世界を見るための信頼すべき窓は
すべて塞がれていたのだ。
はやかれおそかれ大多数の人々は、
新しいイデオロギーや宗教ではなく、
そして
代理的なあらゆる窓ではなく、
個別に神を発見するだろう。
内部被曝(Internal Exposure)
われわれの未来の細胞さえも
被曝させている法律を
だれも信用しない。
法律は緊急事態を解決するテクノロジーではない。
非同時的民主主義
有機的な存在を目指すが
無生物である企業は、
人間の感受性や思考を感じることも
表現することもできない。
それは
何のリスクも負わない資本主義が
株主のために発明した
もっとも裕福な帰結だ。
魂も心もないその現実に憤りを感じるように
議会制民主主義を
発明したのも彼らだ。
しかし、議会制民主主義には
致命的な非同時性(=タイムラグ)がある。
これが国民に致命的な危険を
同時的に知らせなかった
メカニズムである。
探究者
今こそ個人は、
再生エネルギーの変換という
航海の途上の探究者になり得る。
この過酷な外洋のサバイバルを通して
自分以外の存在(植物や岩石など含む)のために生きる
新たな知恵を学んでいる。
再生的宇宙
人類が使用すればするほど
元素自体が劣化したり、
汚染される元素は存在しない。
ウランやプルトニウムでさえ再生的だ。
宇宙に<放射性物質を含む廃棄物>という
身勝手な概念は存在しない。
科学を装った概念の牢獄化は
言語そのものにある。
ライフスタイル
大気に国境は
デザインされなかった。
それこそが
バイオスフィアの
戦略だった。
ライフスタイル好きの
しかし、大地に根を下ろした人類には
ついに理解できないだろう。