欲望

無尽蔵の原子力エネルギーは
自然に従った後に、
自然を征服するテクノロジーが
もたらすはずだった。
しかし、
自然を征服できない時は
自然に従うこともできない
テクノロジーだった。
アインシュタインの発見以後
権力構造が
エネルギー独占という見えない欲望の変換を
名誉と助成金の見返りを果せる科学者たちに
委託しただけだったから。
自然のテクノロジーは
つねに欲望からは
構造化できないように
デザインされている。