月別アーカイブ: 2011年6月

(続)分割思考

分割思考の特徴は
間違いを犯さないことである。
理解する過程で
間違いを絶滅させようとしている
カルト集団を容易に組織することができる。
こうした破壊的な機能は
内破までの究極の共同性を確立できる。
例えば、文部科学省とか
原子力安全保安院とかだ。
事実、彼らは決して謝罪しない。
彼らでさえ、グランチから見れば
<分割して征服する>ための下部構造だから。
彼らを投獄し排除できるのは
税金で雇用されているという現実である。
しかし、
その法律は第2次世界大戦後には
すでに法律家資本主義(ピッギーたち)の管理下に置かれている。

分割思考

原発の核爆発は
<Think global, Act local.>によって
分割して支配された結果である。
東電にも国家にも
管理技術は存在していなかった。
製造管理技術は
すべてグランチが所有している。
統治に必要な分割思考は
義務教育によって推進されている。

欲望

無尽蔵の原子力エネルギーは
自然に従った後に、
自然を征服するテクノロジーが
もたらすはずだった。
しかし、
自然を征服できない時は
自然に従うこともできない
テクノロジーだった。
アインシュタインの発見以後
権力構造が
エネルギー独占という見えない欲望の変換を
名誉と助成金の見返りを果せる科学者たちに
委託しただけだったから。
自然のテクノロジーは
つねに欲望からは
構造化できないように
デザインされている。

(続)Half-life

半減期が
全体の半分が変化を受け入れるために
要する時間ならば、
衰え始める直前までの時間こそ
相補的な半減期(Complementary Half-life)である。
母乳から内部被曝した赤ん坊は
この相補的な半減期がもっとも短い。

宇宙エコロジー

人類に対する
外部被曝も内部被爆も、
バイオスフィアにとっては
すべ内部被爆である。
核物理学や放射線医学の概念には
観察者の宇宙エコロジー的階層(レイアー)が
不在である。
フィジックスが
メタフィジックスを無視した
地球エコロジーの段階から
太陽系を含む宇宙エコロジーへと
移行しなけければならない。
☆参照
『宇宙エコロジー』バックミンスター・フラー+梶川泰司 著(美術出版社 2004)

doing more with less

99%の科学者は
半世紀以上も
政府と電力会社が推進した
「効率の良い発電システム」である原発が
「もっとも効率の良い」発電システムではないことを
批判できなかった。
物理的な効率は
グランチによって
「もっとも効率の良い」政治的な便宜に
変換されただけだった。
みんな空飛ぶ「鉄腕アトム」(1951生まれ)と
「ウランちゃん」
に洗脳されたのだ。

被曝を低減する方法

被曝を低減する5つの方法のなかで
最初の3つの方法は
時間・距離・遮蔽である。
放射性チリを集めて移動させることによって
この3つを効果的に実現できる。
そして
これ以上稀少なウラニウム資源を採掘しないことである。
さらに
核分裂核種を原子炉内外で決して生成しないことである。
それらを格納するテクノロジーが
大気圏外宇宙を除いてまだ存在しない以上。
つまり
人類のみが被曝を低減する方法を知っている。

Half-life

半減期とはHalf-lifeである。
全体の半分が変化を受け入れるために
要する時間である。
プルトニウムの半減期は長い。
より安定するために
悠々自適な残された時間(=Half-life)を生きる。
核を連鎖的に破壊した人間にとって
残された人生が長ければ長いほど
不安定な思考と病気が増大する。

タダ

生きるためには
食料とエネルギーとシェルターが必要だ。
それらをすべてお金で買う
システムこそが
放射性物質を無料で拡散させている。
資本主義の
タダほど怖いシステムはない。

対話

最後の想像力(=image+nation)を
夢見ている遺伝子は
破壊され始めた。
最初に
対話のない民族から
ゆっくりと確実に。