月別アーカイブ: 2011年7月

局所的思考

外部被曝も内部被爆も
人間の独自な主観的で
局所的視点から生まれている。
生命のすべての被曝は
大気圏内被曝しか存在しない。
もしも
太陽系という外部から
地球を観察できるなら。

復興計画とは

被災した農地を
野菜と畜産の「団地」に集約し、
塩害で不可能になった
稲作からの短期転換を口実に
農地や漁業権を徹底的に奪い
穀物輸入国になることである。
新たな構造協議が最優先で始動している。

非常事態

最古の津波と地震は
明らかに人類の起源よりも先行しているが
非常事態は自然科学の対象ではなかった。
さらに、
非常事態の定義と判断は
議会でも決まらなかった。

逃亡するために

人間の絆が崩壊しているのは
放射エネルギーが原因ではない。
生き残るために
被爆地から避難するエネルギーよりも
お金のために自由から逃亡するエネルギーが
より優位に置かれていたからだ。

被災ユートピア

国家はいまや被災ユートピアをでっち上げた。
生活支援のために
被曝商品の国内流通を拡大し、
さらにその輸出国になれるように。
どんな資本主義も
これ以上の腐敗を物質化できなかっただろう。

絶縁体

エコロジーの闘いは
可視的な緑の段階で始終してきた。
たとえ、やがてすべての原発の廃炉が雑草で覆われたとしても
エコロジーから絶縁した
不可視の権力構造があるかぎり
エコロジーはけっして乗り越えられない。

インスタレーション( installation)

原発は
世界権力構造の最大規模の
軍事的な装置の
組み込み(=インスタレーション)であった。
どんな犠牲を払っても大地に備え付けられてきた。
そのために
彼らは民主主義的に
政治的リーダも任命(=インストール)する。
グランチとは
虚偽と腐敗のインストーラーである。

シナジェティクス

科学的・数学的な発見や発明は
人間以外とのコミュニケーションから
生まれてきた。
シナジェティクスにおける発明・発見の才も
非人格的な領域との同時的・非同時的なチューニングによって
拡大し増幅する。
現在の教育システムは
尊敬のない人格との同時的なコミュニケーションに
依存し過ぎている。

計画過剰生産

稼働率はより低く管理され
電気エネルギーも
食糧のように過剰生産されている。
原発爆発で失われた発電量は
東電の全発電量のわずか3%であった。
つねに欠乏の正体は虚偽である。