政府は
外国産の小麦を一括輸入し
その買付価格に
調整金を上乗せした価格で、
製粉会社へ売り渡すシステムを作っている。
このシステムによって、
年間に数百億円以上の特別会計を捻出し、
この金額を国内消費量の1割程度のシェアにすぎない
国内産小麦に対する、
保護政策の補助金として充ててきた。
こうして、
外国産小麦の輸入なしには
国内産小麦の生産が成立しない現実が
用意された。
うどんや蕎麦の原料を
国内生産すればするほど、
そして国民がそれを食べれば食べるほど、
国内の小麦・そば生産農家は
自律することができないようになっている。