除染などという幻想で
事実を歪曲する行為や、
放射能汚染がないという
現実の否定で結びつく人々は、
とてつもない孤独感から
逃亡したいからにちがいない。
その逃亡者のすべての細胞を構成する
無数の原子核でさえ
原子核内部の異なる相互作用を包括するシステムで
形成されているにもかかわらず。
月別アーカイブ: 2011年11月
内戦
復興劇によって
市民に放射能教育をしながら
同時に被曝させることから始まった市民戦争は
より拡大している。
概念
「weed(雑草)」という概念が
植物学者には作れないように、
「内部被爆」という概念が物理学の領域であり、
病名の概念でない限り、
医学者はそれを治療しない。
まして予防もしない。
つまり、医学上において
患者はまだ存在すらしていないのだから。
黄昏
放射性物質を除染しても、
セシウムやプルトニウムの半減期は
誰にも変えられない。
国家は
自分の力ではどうにもならないことの処置を、
まして市民に対して
決して望んではいけない。
抑圧と攻撃
専門家と政治家によって繰り返される
「ただちに健康に影響はない」という言質には
放射線被曝によって
5年以内に癌で死ぬ可能性を含んでいるばかりか
言語による市民への
絶え間ない<抑圧と攻撃>の役割がある。
いったい何のためか?
米ソ間の冷戦構造がなくなり
「外部」を失った権力構造にとって
「内部」に対する<抑圧と攻撃>は
いまや軍事的な主目的となったのである。
(続)プレゼンテーション
プレゼント(present)は
語源的には熟考中の心に浮かんだ表象であり、
概念を表象する行為である。
心に浮かんだ表象が
<Think out loud>によって
ほぼ同時的に言葉に変換される
瞬間の連続が
プレゼンテーションである。
現代の<プレゼント>という言葉は
形骸化した贈与の行為である。
プルトニウム
人間の未来を
独占された物質の稀少性が制限しても
真実は
少数派から生まれ
普遍的な原理は
ついに個人が発見する。
想像力
なぜ人々は除染する前に
移動しないのだろうか。
核爆発で拡散した
放射性物質は
最初に半径300キロ内の想像力を
被曝させたのだろう。
想像力がなければ、
怖いものはないから。
TPP
遺伝子組み換えと
農薬付けの穀物の摂取で短命になれば、
それだけ放射性物質を
一生涯で食べる量は少なくなるだろう。
ついに素食も困難な時代になった。
用途開発者(Utility Player)
もっともありふれた既製品から
新たな用途を開発するデザイナーに、
クライアントは不要だ。
続きは
2011年11月11日
用途開発者(Utility Player)
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