この200年間の統計において、
「122年目」が人間の寿命の確実な生物学的終点である。
現代は医療テクノロジーが飛躍的に進歩し
長寿人口も増大した。
これにより、長生きしたい人は増えている。
人々はこのテクノロジーの延長によって
寿命の限界は更新できるものと思わされている。
しかし、極限を追い求めるための医療は幻想に満ちている。
実際、高度な医療テクノロジーをもってしても、
人間の生物学的終点自体は変わっていない。
人間の生物学的終点は
高齢化という平均寿命を拡張するテクノロジーとは無関係なのだ。
月別アーカイブ: 2012年2月
賢者の寿命
放射性物質による15才未満の子どもの短命化の事実は
より長生きできるテクノロジーによって隠蔽されている。
より長生きできるテクノロジーは
グランチの目的のないビジネスの一つである。
より長生きしたい老人と若者から
保険料と税金を収奪する以外何もない国家ほど
短命な国家はない。
統計学
この200年間の産業化によって
生活水準が高まれば高まるほど
出生率は下がってきたが
原子力テクノロジーを
国家が独占管理し
電力会社が利権を独占すればするほど
生活水準と出生率は共に低下する。
森
落葉樹の賢者の根には
ミミズの賢者がいる。
鳥が賢者の実をついばむのは
賢者たちを森の外に運ぶためだ。
森は
半減期よりも早く
賢者のネットワークで
セシウムを分別している。
賢者を自負する人間が行動する前に。
続)生物保育器
原子力テクノロジーの未熟さというよりもむしろ
富める人間たちの不誠実さによって
せっかく人類が獲得した
貧しくとも気楽な人生が
大多数の人々から奪われたことだ。
気楽な人生こそ
地球誕生から46億年間に生じた
生物における大転換だったはずだ。
予測的
前例のない緊急事態の専門家は存在しない。
専門家は過去の
複数の前例から確率を試算する研究者でしかないから。
前例のない緊急事態には
少なくとも専門家に依存しない包括的な思考を
人類に要請する役割がある。
包括的な思考はつねに予測的な行動を生む。
行動こそが確率の不確定性から逃れることができる。
最初の哺乳類
他者から奪ったものを
特定の個人が自分の利益とする合法的な略奪において、
それを成し遂げるための最も単純な方法は
ウラニウムとその同位体元素の精製法にまで適応された。
不正に欺くことが
法的・社会的に認められた慣習によって、
人類は簡単に危機に陥る。
そして
利己的な適応を許す環境のデザインには
エネルギーコストがかかり過ぎることを
ついに自覚できなかった最初の哺乳類に
今まさになりつつある。
脱カバー
本の帯や帯の檄文などは日本だけの習慣である。
書籍カバーに巻かれた薄っぺらい帯で
権力や権威のある者が許可を与えたり保証する
「お墨付き」を好むからだろう。
私は購入した書籍から直ちに「お墨付き」に加担するカバーと帯を
すべて取り払った状態で読む。
本屋のレジではそれらをすべて廃棄することにしている。
脱がされた本は
たいていとてもみすぼらしいが
図書館にいくとたまにこの裸の状態で置かれている。
そのままではこのタイプのカバーは
貸し出しのための耐久性に欠けているから
最近はカバーをパウチしていることが多い。
電子書籍になれば
「お墨付き」が「目次と中身」検索や読者のコメント欄に替わっていけば
リダンダンシーが高いこうしたブックデザインは短命に終わるだろう。
脱物質化によって
やっとなんとか書籍は裸文化に戻れるはずだ。
磁場産業
地球の磁場にとらえられた陽子と電子からなる
ドーナツ状にとりまいた<バンアレン帯>が有している、
「太陽風から地球を防御する」機能が発見されてから
僅か半世紀しか経過していないにもかかわらず、
奇しくも人類は
大量の放射性廃棄物(プルトニウムなどの同位元素)から生じて
ほぼ永久に大気圏内を周回する<放射線帯>を、
地球の磁場の内部に閉じ込めてしまった。
これらはすべて、
税金によって軍事化され、産業化された結果だ。
☆磁場の多層ドーナツ構造によってバイオスフィアは太陽風から防御されている。
☆第2次世界大戦中からバンアレン帯を構成する内部帯の
さらに内部(=大気圏内)を周回する
新たな<放射ベルト>が形成されてきた。
ライフスタイル
ライフスタイルを変えられるのは人間だけだが
生物保育器という類い稀な環境に
未だ適応できていないからだ。