被曝だけでは核分裂の歴史を変えられないかもしれないが
未来の子どもは「鉄腕アトム」を見ないだろう。
アトムは原子力ではなく
政治力でコントロールされてきたから。
月別アーカイブ: 2012年3月
情報の圧縮
問題解決を考えているときに
急に眠くなる場合がある。
実際、半睡眠状態になることも多い。
そのような時には情報が圧縮され
目覚めるとだいたい問題解決のアイデアは生まれている。
この現象を脳科学では「情報の圧縮」と呼ぶらしい。
原理は情報を極限的に圧縮した場合かもしれない。
しかしそれは明らかに人間が作ったシステムではない。
あたかも情報量が圧縮され
劇的に激減した状態のように見えても
すべての局所的情報が取り除かれている原理は
情報の圧縮とは別の次元である。
リアリティ
システムとはそれがなくては
大多数の人間が生きられないような
リアリティを作り出すことである。
リアリティは幾度も塗り替えられている。
紙幣のように。
思想家の死
「誰からも非難や批判を受けなくてすむ正義」がインストールされ、
一度は切断されたはずの戦前が
また未来と一緒にやってきた。
戦前がすでに復興しているのは、
復興のために
戦前を復興したからだ。
生きるための学習
学習の要は
学習対象の中にあるのではなく、
その99%は
学習方法の生成にある。
しかし
その方法を生成するエネルギーの99%は
環境整備に費やされている。
そして
その環境整備のエネルギーの99%は
「何をどのように成し遂げたいか」
という動機から生まれる。
続)科学者
日本の科学者の99%は
ウラニウムや超ウランの原子炉の外部の核反応に対して
傍観者である。
第2次世界大戦後、
彼らはその行為を客観的と定義した。
科学者
自然の側ではなく
強権的な人間の側に仕えるこの職業の習慣の起源については
けっして研究しない場合に与えられる称号に
満足できるように条件づけられている。
と、言われてもけっして傷つかないほど鈍感であり、
論文の数を人生の目的にできることが
人格の分裂を意味することにも気づかないほど、
超専門分化しているが、
それゆえに人々の尊敬を得ている職業。
続)生きるための学習
その動機の生成には
学校も企業も無関心である。
19世紀的な通勤と通学によって
未だに生きるための学習エネルギーを
奪い続けてきたが、
停電と放射性物質の拡散と循環という間違った理由から
在宅学習と在宅勤務が採用され始めるだろう。
細胞被曝
雑草に対して
除草剤があるように
放射性物質に対して
除染剤が開発されてきた。
この1年間で
最も有効な除染剤は
生命細胞だった。
除染による都市の復興は
科学的に可能だが
太陽系では
生命細胞の復興は
すべて身勝手な作り話である。
退屈
人間に退屈したとき
簡単に変える方法は少なくとも3種類あるだろう。
1番目は、転職する。
2番目は、住む場所を変える。
3番目は、母国語を変える。
人生に退屈したとき
もっとも効果が望めない方法は
『人生の目的を変える』ことだ。