月別アーカイブ: 2012年6月

邪悪さについて

宇宙では原子エネルギーはありふれている。
電子が陽子よりも、中性子が電子よりも、陽子が中性子よりも
重要な構造とパターンをけっして形成しない原子核システムを
人類が発見してまだ1世紀も経過していない間に
地球上の原子力産業と原子力社会は
そのエネルギーを邪悪な権威に変換してきた。
原子核構造を発見した科学的思考力を
容易に邪悪さに修正させるあらゆる権威は
人々の自由を拡大する科学的革命とは無関係である。

無限について

最初に
数学的概念としての無限大と無限小を学び
後に
有限な人生から
愚かさの無限大を学ぶ。
法律家資本主義社会は
それらの統合に成功した現実である。
個人は
ほぼ無限小に収束している。

送電ロス

送電する過程で送電距離に比例して
総発電量の約5%程度が失われている。
年間の送電ロスはフル稼働した原発10基分の総発電量に近い。
さらに国境毎の局所的な送電ネットワークは
近視眼的である。
宇宙で成功したテクノロジーは
すべて<ワイヤレス>で<遠隔的>である。
たとえば、重力
あるいは
電子と陽子のような
<電磁気学的>な相互作用の変換に成功してきた。
たとえば、雲と森
すべての送電線は時代遅れである。

続2)もう一つの生活保護制度

日本の生活保護制度は隠れた贈与である。
金銭の贈与によって
人々は短期間に驚くほど従順になる。
その目的こそが生活保護制度における
生存権の保障以外の存在理由であり、
贈与の本質的機能なのだ。

見えない武器

CIAが<見えない軍隊>なら
金銭の贈与こそ支配のための
流血のない<見えない兵器>である。
それゆえに、贈与経済とは
陳腐化しない
もっともグローバルな経済的な支配である。
あらゆる形で贈与経済は増大している。

続)もう一つの生活保護制度

人類の最初の生活保護制度は軍事的優位を基本理念とし
第2次世界大戦後の生活保護は生存権を基本理念としている。
実際、かつての冷戦構造を支えたアメリカとソビエト連邦では
飢えた人には誰にでも食糧を無条件で支給してきた。
しかし、現金はけっして貰えない制度にしている。
日本は例外的だ。

もう一つの生活保護制度

アインシュタインが発見したエネルギーと物質の等価原理を
物質的に変換できるテクノロジーの開発は
彼でさえ100年以上先だと考えていたにもかかわらず、
第2次世界大戦中にアメリカ合衆国は自国内の
職業的、非職業的を問わずありとあらゆる発明家を動員して、
核兵器を僅か数年間で研究開発し同時に実用化した背景には
核プロジェクトに関わった15万人以上のほとんど無名の発明家の
無数のアイデアの見返りに
彼らに生活費を支給する制度があった。
そのプロジェクトを実行するための最初のアイデアは
<アイデアは人間の最低限度の生活を保護したときにより純化される>ことであった。
アメリカ合衆国は核開発プロジェクトによって
最新兵器の開発と製造方法を獲得できただけではなく
アイデアを金銭に換える特許制度とその社会的理念を
もっとも少ない軍事費で一般化(=教育)できたのである。

幼年期

3.11に生まれたセシウム137(=死の灰)は
半減期から見ればまだ幼年期だ。
人間で言えば3才。
半減期に覚えた三つ子の魂は
日本列島全域で確実に生き延びる。
人間は人間以外も教育できる。
(The cesium-child is father of the man. )

ドメイン(domain)

太陽は裸眼では見えない。
おそらくどんな野生の目でさえ。
あらゆるものが無条件で存在し
どんな秘密も存在していない
新たな領域(=ドメイン)を探し出すのは
裸眼ではなく
知識ではなく
瞑想である。

格助詞の違い

世に出るためのノウハウはつねに陳腐化されてきた。
資本主義が計画的に。
世を出るためのノウハウはつねに隠蔽されてきた。
すべてのイデオロギーと宗教によって。
なぜなら人類はバイオスフィアの外側に生まれて
すでに成功してきたから。
(半径6300kmに対して僅か1km以内の大気圏内で)
世に出るか
世を出るか
それは脳内で生成されるどんな条件反射よりも
格助詞の違いでしかない。