物理的宇宙においてエネルギー自体は増えも減りもしない。
したがって、再生可能エネルギーも枯渇性エネルギーも存在しない。
しかし、再生可能エネルギー源と枯渇性エネルギー源は存在する。
再生可能エネルギー源とは
太陽光、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱、バイオマス等の
自然から反復的に補充され、地球上では<ほぼ無限>のエネルギー資源である。
<ほぼ無限>なのは、太陽の残り寿命が約50億年あるが故に
近視眼的で短命な人類にとっては無限と見なされている。
枯渇性エネルギー源とは
化石燃料としての石油・天然ガス・オイルサンド・メタンハイドレートや
埋蔵資源としてのウランによる原子力発電などから導かれ、
地球上では<有限な>エネルギー資源である。
近視眼的で短命な人類にとっても明らかに有限と見なされてきた。
太陽系におけるエネルギー源の有限性という物理的な絶対条件から
産業が意識的に形成された歴史はまだ存在しない。