過去のどんな偉大な科学的発見も個人によってなされきた。
しかし、宇宙の諸原理を個人が発見しても
原理の発見者に<原理の発見権>という概念を
与えられないように法律化したのは、
その発見者以外でも原理を応用する知識の獲得競争に自由に参入できれば、
つまり<原理の発見権>を無視して原理の応用に関する<特許権>を
成立させて発明者を国家的に保護すれば、
ほぼ無限に<特許権>を頭脳的に生成できるからである。
権力構造(=グランチ)は、
第1次産業革命時にはすでにこの無限性を熟知していたと思われる。
21世紀でも法律資本主義が成功し続けいてるのは
この独占的な特許制度の威力である。