物理現象とは異なる
重さがなくエネルギーも介在しない
メタフィジックスな出来事は経験可能である。
メタフィジカルな現象を引き起こす資源は
つねに増大している。
シナジェティクスは
もっとも効果的な資源を生む
メタフィジックスを体系化している。
月別アーカイブ: 2012年10月
最高の教育課程
明晰で確実な答えが得られることを
書物や人間からではなく
自然に対して望むなら
より普遍的で利己的でない考え方によって
あらゆる疑問に立ち向かって行く傾向に目覚めるだろう。
これ以上の教育課程はデザインできないが
21世紀においてもこの教育課程を妨害しつづけているのは
両親と学校である。
単純化について
物事をより単純にするには
繰り返し再現できるように
物事を取り巻く環境をデザインすることが含まれる。
この<図>と<地>の相補的で動的な相互作用を
無視した場合の単純化が
部分的で一時的な合理化を経由しながら
全体をより複雑化していくのは、
<図>と<地>の境界線に進入する無意味で複雑な空隙を
形成するからだろう。
外部について
鏡の中の自分を見ることはできるが
自分自身を外部から見ることはできない。
自分の外部とは
脳の中で見ている記憶の産物である。
知るとは
その記憶をも外部から観る行為である。
消費税と付加価値について
消費税は外部から調達した原材料やサービスのコストを差し引いた
<付加価値>に着目して課税する間接税として概念化され
第2次世界大戦後の工業先進諸国(フランスが最初)から導入されてきた。
税収奪のためのもっとも効果的な対象は
工学(21世紀からは遺伝子工学)における
加速度的に増大している<付加価値>である。
それはアップルがIT革命において
ソフトウエアだけではなくハードウエアの工学的開発を
つねに怠らなかった理由でもある。
続)拡散型の放射性セシウム
権力構造の放射型思考システムこそ
拡散型の放射性セシウムの開発と
まったく相性がいいのである。
生存上の諸問題を包括的に解決しない方法こそ
グランチの内部のみで計画的に
互いに売ったり買ったりできるからだ。
税収奪の隠れたノウハウとして。
拡散型の放射性セシウムの開発
溶融飛灰からの放射性セシウムの分離除去技術や
ゼオライトに放射性セシウムを吸着させた後に
高温加熱処理によってガラス化して閉じこめる技術などの開発は
科学的に見える。
それらの処理の確立によって
セシウムの保管場所を減らせる開発目的から
国家はより広域に拡散させる計画に移行するための
科学的根拠に仕立てられたのである。
しかし、この計画は内部被爆の非国際基準を利用した
非科学的で反社会的な犯罪行為である。
環境省が主導するこうした企業による技術開発は
放射性物質による危険な汚染地域からの住民の避難を
最優先したのではなく
拡散型の除染産業の助成を最優先させた結果なのである。
続)独創性について
すべての<干渉>を忌み嫌っているシステムこそ
権力構造である。
環境との相互作用を意図的に拒むこのシステムは
包括性よりも圧倒的な放射性を好む。
たとえば、破壊や分裂のためのエネルギーとそのハードウェア。
独創性について
1960年代のサイバネティクスにおいて
独創的な問いが
人間だけではなくコンピュータからも
つねに予期しない<干渉>によって
生み出されることが発見された。
<干渉>こそ、社会全体が日常的に排除してきた
無数の解読できない<出来事>であり
予期しない新しい<構造と意味>が潜んでいるのである。
格差について
奪う側にいる人のように
奪われる側にいる人は
格差を選択できないという問題は
社会問題ではない。
ーーーーー誰かの富は、他の誰かの借金のお陰 (Y.K)
If you don’t have any debts, I am not in the fortune.
つまり、資本主義の経済原理が引き起こす物理現象だ。